上品な甘みが美味しく栄養抜群な冬野菜の代表「かぶ」。旬の食材を積極的に取り入れて、食卓にも季節感を添えたいですよね。今回は、フォルムもチャーミングなかぶを使ったおススメレシピを10つご紹介します。ぜひ、今日の晩御飯に作ってみてくださいね。
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目次
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かぶのおすすめレシピ10選
かぶのレシピと言えば和食が多いのかな?と思うのはきっと私だけでないはず…。ここからは、自宅でもできる「かぶのお漬物」や「お味噌汁」などの簡単なのに本格的和食はもちろん、和洋中にアレンジ可能な「サラダ」や、体の内側から温まる「シチュー」や「パスタ」などご紹介します。
かぶら蒸し
かぶら蒸しは、かぶのすりおろしたものを白身魚に乗せて蒸したものに出汁あんかけをかけた料理で、会席料理などで食べたことのある方も多いと思います。そんな本格的な和食「かぶら蒸し」は、電子レンジを使えば意外と簡単にお家でも作れます。
- お好みの白身をひとくち大に切り、塩・酒少々を振っておきます。
- しめじ・さやいんげんを下茹でし、食べやすい大きさに切ります。
- かぶは皮剥きしすりおろし、卵白を合わせて鰹昆布だしと醤油で味付けします。
- 耐熱性の器に、白身魚・しめじ・さやいんげんの順に入れて、上から3で作ったかぶを流し入れます。
- 電子レンジで約6~7分加熱し出来上がったら、かぶの葉の小口切りを散らし、お好みのポン酢をかけて頂きます。
白身魚には鯛やタラ・えびなどが使われる事が多いですが、お好みで鶏肉に変えたりとアレンジも可能です。具材もギンナンやかまぼこを入れたりとアレンジ可能なので、お好みのかぶら蒸しにしてくださいね。
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漬物
かぶの漬物では根の部分を思い浮かべる方が多いと思いますが、ぜひ根だけでなく栄養豊富な葉と一緒に食べてくださいね。即席漬けなだけでなく、葉の苦味を感じにくくしたレシピになっているので必見です。
- 根も葉も漬けやすいため、子かぶを用意します。子かぶを水洗いできれいにし、根は皮ごと3~5mm幅に葉は3~4mm幅に切ります。
- ボウルに切ったかぶの根と葉の全て入れ、全体の重さに対しての3%程度の塩を混ぜ合わせます。
- ここから漬け込みます。昆布・輪切り唐辛子・酢・砂糖を入れてしっかり混ぜ合わせ、漬物容器や保存袋に入れて重しをし、冷蔵庫に入れ半日以上置いておきます。汁気を軽く絞って頂きます。
味付けの昆布・輪切り唐辛子・酢・砂糖はお好みの分量で作ってくださいね。およそ5日程度持ちますが、数回に分けて食べる時は重しをして水に漬かった状態にしておくと良いですよ。
サラダ
皮むきも必要なく葉まで全部食べられるサラダは、基本は切って和えるだけなのでとっても簡単です。アレンジも無限にできるので、是非お好みのサラダを作ってくださいね。
- かぶをきれいに水洗いし、根は皮ごと薄切りに葉は粗く刻みます。
- 水気が気になる時は、塩もみし水気をきります。お好みで具材を合わせます。
- お好みのドレッシングで和えて完成です。
ドレッシングの味付けだけでなく、かぶにプラスしてにんじんやりんご、ちりめんじゃこやツナなどを入れてなどのアレンジができます。かぶの切り方も薄切りの他に、角切り・千切りとアレンジ可能です。かぶは根も葉も栄養満点なので余すことなく頂いてくださいね。
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味噌汁
かぶをまるごと食べられるお手軽なお味噌汁は、かぶの甘みを最大限に美味しくいただけるので、ぜひ試してくださいね。葉の栄養分を逃がすことなく、しっかり摂れますよ。
- 水洗い後に根は皮剥きをして、縦半分に切って更に厚さ5mmに切ります。葉は幅2cmくらいに切ります。
- 鍋に出汁じるとかぶを入れて火にかけます。煮立ったら、蓋をしてかぶが透き通るまで更に煮ます。
- かぶが透き通ったら、葉を入れ軽く煮立て、最後に味噌を溶かし入れ完成です。
かぶのシンプルなお味噌汁から、お好みの具材を入れてアレンジも可能です。葉の部分の苦味も感じにくくなり美味しく食べられるので、捨てずに使ってくださいね。
煮物
かぶの甘みが際立つ煮物は、親しみのある一品になること間違いなしです。ぜひ、かぶの葉も使って我が家の味を作ってみてくださいね。かぶは胃腸にも優しい成分が入っているので、お疲れ気味の時にも良いですよ。
- 根と葉を切り離して葉のあった方を上にし、上から下へと皮剥きをします。根は4~6等分のくし形に切り、葉は3cm幅にざく切りします。
- お好みで具材も準備します。今回は油あげを入れるので、油あげを1cmに短冊切りします。
- 鍋にごま油を入れて熱し、かぶを入れて炒めます。表面が透き通ってきたら、油あげと出汁じる・醤油・みりん・砂糖・塩を入れて落としぶたをし、5分ほど煮て味をなじませます。最後に葉を加えて軽く煮て、完成です。
お好みで鶏肉や厚揚げ、にんじんなどを入れて、あっさりめやこってりめなどアレンジもできます。葉も最後にさっと煮ることで、食べやすくなるので一緒に調理してくださいね。
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かぶらずし
引用:四十萬谷本舗
金沢の郷土料理の1つであるかぶらずしは冬の保存食としても知られており、お正月に食べたことがある方もいるのではないでしょうか。塩漬けしたかぶで塩漬けした寒ブリを包み、麹(甘酒など)に漬けています。少し手間のかかる料理ですが発酵食なので、かぶの旨みが増して美味しいだけでなく体にも良いので試す価値ありですよ。
- かぶは皮を厚めに剥き、銀杏切りか半月切りします。更に、寒ブリを挟めるように切込みを入れておきます。葉は2cm程度の長さに切ります。にんじんとだし昆布は細千切りにしておきます。
- 切ったかぶと葉、にんじんに粗塩をふり、保存容器に入れて一晩冷蔵庫に入れておきます。お刺身用の寒ブリにも粗塩をふって、冷蔵庫へ入れておきます。
- かぶから出た水分をよく切ります。寒ブリはキッチンペーパーなどで水気をふき取ります。
切っておいただし昆布と甘酒を混ぜ合わせておきます。 - 先ほどの甘酒に1度寒ブリをくぐらせてから、かぶの切り込みに挟んでいきます。挟み込んだものは保存用容器に並べていき、最後ににんじんと葉も入れて残った甘酒を入れます。密閉して更に冷蔵庫で密閉して2〜3日ほど寝かします。保存の間も水分が出るので、必ず毎日水切りをしましょう。
- 完成です。食べる時にお好みで柚子の皮などを添えて頂きます。発酵が進むと酸っぱく感じるようになるので、なるべく早く食べきるようにしましょう。
寒ブリで作るかぶらずしが有名ですが、他にお刺身用のサバやサーモンでも食べられますよ。色々と試してみてくださいね。
あんかけ
かぶをじっくりと煮るので、とても柔らかく仕上がり甘さも引き立ちます。上からそぼろ餡をかけるので子供も食べやすく、刻んだかぶの葉を添えると上品な1品になりますよ。かぶを煮ている間にそぼろ餡を作って、効率よく作りましょう。
- かぶの皮剥きをし、一口大に切っておきます。葉はサッと茹でて冷まし、細かく刻んでおきます。
- 鍋にかぶと出汁じるを入れ、落とし蓋をして煮ます。沸騰したら醤油を加え、落とし蓋をして更に15~20分ほど弱火で煮ます。
- かぶが柔らかくなるまで煮ている間に、そぼろ餡を作ります。小鍋に挽き肉と醤油・砂糖・みりんを入れて、弱火で混ぜ合わせます。挽き肉がポロポロになったら、出汁じるを入れてひと煮立ちさせます。最後に水溶き片栗粉でとろみをつけて餡の完成です。
- 柔らかくかぶが煮えたら、先ほどのそぼろ餡を上からかけます。最後に葉を散らして頂きます。
今回は和風そぼろ餡でしたが、餡の味付けを中華風にアレンジすることや挽き肉の代わりにベーコンを使って洋風餡にすることもできます。御自身でお好みのあんかけ料理を作ってくださいね。
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シチュー
かぶの根も葉も使ったクリームシチューは、根の甘みと栄養価の高い葉も一緒に食べられて、寒い季節に体がポカポカ温まりおすすめです。市販のルーを使えば更に簡単に作れ、お子さんにも喜んで食べてもらえる一品です。
- かぶは皮ごと5~7mm程度の半月切りにします。鶏肉は一口大の大きさに切ります。葉は5cm程度にざく切りしておきます。
- 鍋にバターを熱し鶏肉を入れます。肉の色が変わってきたら、薄力粉をだまにならない様に少しずつ入れます。焦がさないように炒めながら、コンソメと水を入れていきます。
- 沸騰したら弱火で少し煮込み、かぶを入れて更に煮ます。かぶが柔らかくなってきたら牛乳を加えてなじませて、葉を入れます。最後に塩・胡椒で味を整え完成です。
市販のルーを使うと更に工程が減りますので、簡単にできますよ。お好みで、きのこ類やにんじん・玉ねぎなどを入れて具沢山なシチューにもできます。
クリーム煮
シチューだけでなく、クリーム煮にすることもできます。作り方はクリームシチューとほぼ同じですが、コンソメの変わりに出汁を使ったり味噌を足す事で、和風に味付けをすることができます。鶏がらスープの素をベースにすると中華風にもできますよ。どんな味付けでもクリームとかぶの相性は抜群なので美味しく頂けます。是非、シーフードやチキン、かぶと一緒に入れる野菜を変えて様々な味付けのクリーム煮を作ってくださいね。
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パスタ
かぶのパスタ?と不安に思われる方もしれませんが、意外にも和風・クリーム・アーリオオーリオ・トマトソースなど色んな味のパスタと相性が良く美味しく頂けます。ここでは、根も葉も使って簡単に作れる和風パスタをご紹介します。
- かぶは皮のまま1~2cmのくし形に、葉は4~5cmのざく切りにします。ベーコンは短冊切りにしておきます。
- スパゲッティは多めのお湯に塩を入れて、茹で始めます。その間、フライパンにオリーブオイルを入れて温め、ベーコンを炒めます。軽く炒めたら、かぶも加えます。
- かぶに軽く焼き目が付くように炒めていきます。焼き目が付いたら葉を入れて蓋をし、蒸し焼きにします。
- 火が通りかぶが半透明になったら、塩・胡椒・にんにく・白ワインを入れます。少し煮立ったら、更に醤油・バターを加えて味を整えます。
- 茹で上がったスパゲッティと茹で汁を少しフライパンに移し、ソースと和えて完成です。お好みでブラックペッパーを振ります。
かぶは焼いたり煮たりと調理方法が多いので、どんなパスタとも相性が良く作りやすいですよ。是非、葉も一緒に使って貴方のお好み味のお手軽パスタを作ってみてくださいね。
まとめ
かぶを使った簡単なレシピから、ひと手間かけて試してみたいレシピまでご紹介しました。かぶを丸ごと使ったレシピだったので、葉も有効に使えて経済的ですね。
かぶを使ったレシピが沢山ある事を始めて知った方も多いと思います。和食だけでなく、中華風や洋風にと幅広くつかえる万能野菜のカブ。ぜひ栄養豊富な上に甘く、胃腸にも優しいかぶを使った美味しいお家ごはんを色々と作ってみてくださいね。
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