かぼちゃは煮物や天ぷら・スープなど料理のアレンジが幅広い野菜ですが、食べ過ぎると下痢や腹痛になる可能性があると知っていますか?その原因には、何が関係しているのでしょうか?今回は、
- かぼちゃで下痢・腹痛になる原因
- 下痢の時はかぼちゃを食べない方がいい?
- バナナが下痢に効果的!その理由とは
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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かぼちゃの食べ過ぎで下痢・腹痛になる?
かぼちゃは緑黄色野菜なのでβカロテンが豊富な体に良い食べ物ですが、食べ過ぎたり体質に合わないと下痢や腹痛となることがあります。その原因や、かぼちゃが含む栄養成分について詳しく紹介していきます。
赤ちゃんも離乳食で下痢することも
赤ちゃんがかぼちゃを食べても良いとされるのは、生後5〜6ヶ月の離乳食初期となっています。かぼちゃをペースト状にして与えるのが一般的ですが、赤ちゃんもかぼちゃが原因で下痢をすることがあります。
特に初めて食べる時には体が適応できず、少量でもお腹を壊してしまうことも。様子を見ながら少しずつ与えたいところですが、下痢をする原因には何が関係しているのでしょうか?
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かぼちゃで下痢・腹痛になる原因
体に良いはずのかぼちゃで下痢や腹痛となる原因には、消化不良や食物繊維が関係しています。
食べ過ぎによる消化不良
かぼちゃの1日の摂取目安量は、約50gとされています。かぼちゃはどっしりとしているので、少量でもお腹にたまりやすいです。
この目安量を超えて食べ過ぎると、胃腸が消化不良を起こし下痢や腹痛となることがあります。特に元々お腹が弱い方や、体調不良の方は要注意です。
食物繊維による刺激
かぼちゃに含まれる栄養素には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類の食物繊維があります。どちらも適量であれば腸内環境を良くする栄養成分ですが、これが刺激となって下痢を起こすことがあります。
食物繊維を摂りすぎると腸内で発酵し、ガスが発生して腹痛となったり便が柔らかくなるので下痢となってしまいます。
- 水溶性食物繊維:水溶性食物繊維は、食物繊維の中で水に溶けやすい分類のもので、主な働きは腸内細菌の餌となり、善玉菌を増やすと同時に酪酸や酢酸と言ったエネルギーの材料になります。腸内環境を整える効果が高く、便秘や下痢と言った不調を改善していきます。免疫力や肌も綺麗にする栄養素です。
- 不溶性食物繊維:不溶性食物繊維は、食物繊維の中でも水に溶けることが出来ないため腸内まで届きます。腸まで消化されないため、便として排出されるのが不要性食物繊維です。腸管を適度に刺激をするため、蠕動運動が活発化し食べ物の吸収や消化を助ける働きがあります。善玉菌の栄養にもなるため腸内環境もよくなることが知られています。
ちなみに、かぼちゃにはこれ以外にビタミンCやビタミンE・βカロテンといった美容と健康に効果的な栄養成分も含まれています。適量であれば下痢や腹痛を起こすことはあまりないので、1日50gまでを目安に食事に取り入れましょう。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
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下痢の時はかぼちゃを食べない方がいい
かぼちゃによる下痢でなくても、下痢をしている時はかぼちゃは食べない方が良いでしょう。かぼちゃなどの芋類には食物繊維が多く含まれているので、胃腸を刺激して症状を悪化させてしまう可能性があります。
ペースト状やスープなど食べやすい状態に加工されていても食物繊維は含まれているので、下痢の時はかぼちゃ料理は控えるようにしましょう。
下痢の時はバナナがオススメ
下痢の時は体内のカリウムが低下するため、それを補うためカリウムが豊富なバナナは効果的です。また、整腸作用があるので下痢の時に食べてよい食材とされています。
詳しくは下記記事で紹介していますので、あわせてチェックしてみましょう!
詳しくはこの記事をチェック!
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まとめ
この記事をまとめると
- かぼちゃが含む食物繊維により下痢・腹痛となることがある!
- 1日の摂取目安量は50gまで!
- 下痢をしている時はかぼちゃは食べない方が◎
かぼちゃは体に良い野菜ですが、体調や食べる量によっては下痢や腹痛を起こすこともあります。適量であれば美容効果も期待できるので、1日の目安量を超えて食べ過ぎないようにしましょう♩
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