じゅんさいという食材をご存じでしょうか?なかなか、スーパーでもお目にかかることはないですが栄養もあり健康にもいいので
- じゅんさいの特徴
- じゅんさいは生で食べられる?
- じゅんさいの美味しい食べ方・使い道
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目次
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じゅんさいの特徴
じゅんさいとは?
じゅんさいは、スイレン目ハゴロモモ科 に属する多年生の水草の1種である。収穫期は5月上旬〜8月下旬。その頃のじゅんさい沼は、鮮やかな緑の葉で一面を覆われます。現在は準絶滅危惧種に指定されている大変貴重な食材と言われています。
味の特徴
じゅんさいの特徴といえばなんといっても表面のぬめりです。収穫は4月頃~9月上旬に行われていて、出始めの早いものは4月~6月の中旬に収穫された1番芽がゼリー状の部分が多く品質が最も高く、じゅんさいの一番おいしい時期だと言われています。
栄養素・健康効果
- カロリー 5kcal
- 脂質 0 g
- ナトリウム 2 mg
- カリウム 2 mg
- 炭水化物 1 g
- 水溶性食物繊維 0.4 g
- 不溶性食物繊維 0.6 g
- タンパク質 0.4 g
- ビタミンC 0 mg
- カルシウム 4 mg
- 鉄 0 mg
- ビタミンB6 0 mg
- マグネシウム 2 mg
じゅんさいの成分は98%が水分でできており、ゼリー状のぬめりはガラクトースなどの多糖類で構成されています。健康や美肌にいい効果もあるのでじゅんさいの効果を紹介いたします。
じゅんさいには緑茶と同じくらいのポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは活性酸素を除去する抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に効果があります。じゅんさいには、カテキン、アントシアニン、クルクミンなどのポリフェノールが含まれます。
・便秘の改善
じゅんさいには腸内環境を整え便秘の改善を促す水溶性食物繊維が豊富です。糖質の吸収を緩やかにしてインシュリンの発生を抑える働きもあるのでダイエットをしたい方におすすめです。
・骨と歯の生成をサポート
カルシウムには丈夫な骨や歯の生成をサポートするほか、神経の興奮を鎮める効果があります。
・むくみの軽減
じゅんさいに含まれるカリウムは体内の塩分(ナトリウム)を、尿とともに排出してくれる作用があるとされています。そのため、塩分のとりすぎが原因のひとつでもある高血圧の予防に役立つとされています。むくみやだるさを軽減する効果も期待できます。
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じゅんさいは生で食べられる?
生でも美味しく食べられる
じゅんさいは水煮や酢漬けにされたものよりも新鮮な生の状態のほうがおいしいです。先ほどご説明した一番芽より少し遅くなりますが6月~9月に収穫される二番芽も新鮮なうちに食べれれば十分おいしいです。
この時期が収穫が最も多くなるのでスーパーに並ぶ機会が多いかと思うので、気になる方は是非水煮と比べてみてはいかがでしょうか?。
下ごしらえ
- 洗う…ぬめりがとれないように優しく洗う
- 茹でる…熱湯に湯を沸かし、1分ほど茹でる。生の状態だと蕾や茎の部分に赤茶色の部分がありますが、茹でると緑色に変わります
- 冷水にとる…鮮やかな緑色になったらザルにあげ、すぐに冷水にとり冷ます
- 保存する…水を切って、煮沸した瓶に詰めておく。もしくは水をはったボウルにいれておく
冷蔵庫に保存する際は乾燥を防ぐために少量の水を加えると長持ちしやすくなります。
ポン酢やわさび醤油で
下処理をしたじゅんさいはシンプルにポン酢やわさび醤油がおすすめです!ポン酢はゆず、すだち、橙などを合わせれば意外と簡単にできるのでよかったらご家庭でお試しください。もし、近所でとれた無農薬の柑橘がありましたら、大根おろしなどで皮を擦ってあげるとより一層香りが引き立ちます。
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じゅんさいの美味しい食べ方・使い道
水煮・酢漬けの方法
- だし汁 … 大さじ2
- 酢 … 大さじ1
- 薄口醤油 … 小さじ1
- みりん … 小さじ1
下ごしらえをしたじゅんさいを上記の合わせ酢と和えて冷蔵庫で保存すればじゅんさいの酢漬けの完成です。水煮のじゅんさいは長持ちさせるためにpH調整剤を入れて酸味を加えています。そのまま食べれますが酢の味をお好みに変えたい方は、じゅんさいと水を1:9くらいで一晩漬けておくと酢が抜けるので、再度味付けを変えてみてください。
おすすめの使い道
じゅんさいはつるっとした食感も一緒に楽しんでほしいので、さっぱりとした酢の物や和え物がおすすめです。お吸い物やスープなどの浮き身としても使えます、夏が旬の食材ですが鍋で食べるとおいしいので見つけた際はよかったらお試しください。
瓶詰め(加工品)の食べ方
じゅんさいをおいしく食べるには、わさび醤油、酢醤油、酢味噌、ポン酢などをおすすめします。お好みで生姜やキュウリ、わかめ、山芋などとも相性がいいので色々アレンジしてみてくださいね。
まとめ
この記事をまとめると
- じゅんさいは4月~6月に収穫される一番芽が一番高級品とされ、ぬめりが多くおいしいとされている
- 下処理をする際はぬめりを取りすぎないこと
- 生のじゅんさいはシンプルにわさび醤油かポン酢がおすすめです!
いかがでしたでしょうか?なかなか、生で新鮮なじゅんさいにはお目にかからないので秋田県に訪れた際は本場のじゅんさいを一口食べてみてはいかがでしょうか?一つ一つ丁寧に手作業で収穫されたじゅんさいは一味違うかもしれませんね。
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