エリスリトールは体に悪い?糖アルコールは太る?害やデメリット･危険性はある? |

カロリーゼロ、糖類ゼロ、ゼロシュガーなど様々な糖質オフの商品が出ていますよね。昨今は糖質オフブームと言われてもおかしくないほど糖質を気にされる方が増えているようです。その中で一際目立っているのが人工甘味料のエリスリトール。このエリスリトールは砂糖の7割ほどの甘さを持ちながら、カロリーがゼロと言われているとんでもない素材なのです。これが本当だったら素晴らしいことですよね！？

今回は謎の多いエリスリトールについて紹介していきたいと思います！

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1 エリスリトールとは
2 健康被害の報告
3 適切に使えば最高の健康アイテム
4 まとめ

エリスリトールとは

糖アルコールってなんぞや？

エリスリトールとは天然由来の甘味料の一つであり、ソルビトールやキシリトールなどの糖アルコールと呼ばれる種類のひとつです。 ちょっと待って？そもそも糖アルコールって何？という方が多いと思いますので、まずは糖アルコールについての説明をします。糖アルコールは砂糖や水飴と同じ糖質の仲間ですが①熱や酸アルカリに強い、②微生物の栄養源になりにくい、③消化吸収されにくいと言った砂糖や水飴とは異なる特徴を持っています。

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糖アルコールの凄さ

糖アルコールは甘いだけでなく食品加工面で優れた特徴を持ちます。体内で消化吸収されにくいので低カロリー素材として幅広く使用されています。また水分を保ってくれるので、食品の日持ちを良くしたり着色しにくい食品の品質保持改良に利用されているほど、使い勝手が良く便利なものなのです。

エリスリトールができるまで

人工甘味料と言うと何か化学薬品のような強さを感じますが、エリスリトールはすべて天然由来の素材で作られています。エリスリトールの原料はブドウ糖です。ブドウ糖に発酵酵母を与えることで酵母が糖を発酵させます。それを乾燥させて結晶化したものがエリスリトールです。エリスリトールで使われるブドウ糖の原料は、ぶどうや梨などの果物、海藻類、きのこ類、野菜由来の糖を使用しています。

イメージとだいぶ違ったんじゃないでしょうか？実は全て天然由来のものを酵母を使って、身体が吸収しにくい糖アルコールのみを抽出したものとなっています。

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健康被害の報告

今のところはない

エリスリトールはその便利さから国内外で様々な研究が行われています。

体に害があるのではないか？という疑問から研究が行われましたが、今のところエリスリトール害があると言った報告はありません。世界保健機関であるWHOや食料支援機関のFAOは、エリスリトールは『人が生涯に渡り摂取し続けても影響が出ないと考えられる1日の摂取量を特に制定する必要はない』と言っています。

じゃあなぜ悪い口コミが多いの？

ではなぜ、エリスリトールなどの人工甘味料が体に悪いと言った話を聞くことがあるのでしょうか？

実はエリスリトールを摂取すること自体に問題はありませんが、『甘さに慣れてしまった甘いもの好きの人たちが、エリスリトールの甘味に満足することができず、結果的に更に多くの砂糖の入った食品をとってしまい肥満になる人がいる』といった事例があり、エリスリトールは太ると言われるようになったのです。

満腹感に繋がらない

エリスリトールの利点には血糖値を上げないというものがあります。これだけ聞くととても体にいいように感じますが、血糖値を上げないということは脳が満腹感を得にくいということでもあります。そのためエリスリトールを入った甘いものを食べても、なかなか満腹感を感じられずに他にいろいろな食品に手をつけてしまうといったこともあるようです。

せっかく血糖値を上げない食品を食べても、他にカロリーの高い食品を食べているのであれば意味ないですよね。「エリスリトールとはこういった特性がある」という知識がないと結果的に過食に繋がってしまうため注意が必要なのです。

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適切に使えば最高の健康アイテム

虫歯を防ぐ

エリスリトールは実はむしろ体にいい報告の方が多いです。 糖アルコールの特徴でも書きましたが、エリスリトールは酸を作りません。なので口内に残ったとしても虫歯の原因になりにくいといった素晴らしい効果を持ちます。

糖尿病の人の食品

糖尿病の人は糖質の摂取を制限されます。しかし今まで甘いものを食べてきた人にとってそれを制限されるのはとても苦しいこと。このような時に非常に助けてくれるのが糖アルコールであるエリスリトールです。糖アルコールは血糖値を上げないで甘いものを口にすることができるということなので、糖尿病の人にとっては非常にありがたい存在ですよね。