自然薯(じねんじょ)は長いもの仲間で、長いものようにすりおろして食べることが一般的です。長いもよりも粘り気が強いことや、栽培の難しさなどから、通常の長いもの数倍の値段で取引されることもある野菜です。
今回は、自然薯とはどのような食べ物なのか、自然薯の美味しい食べ方や保存方法などについて紹介していきます。今回紹介していくテーマは、
- 自然薯とはどんな野菜?
- 自然薯の美味しい食べ方とは?生で食べられる?
- 自然薯のすり下ろし方
- 自然薯の保存方法
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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自然薯とはどんな野菜?
自然薯とはどのような野菜なのでしょうか。特徴や値段、主な産地などについて紹介していきます。
特徴は?
自然薯は山芋と同様つる性の宿根性草木で、山に自生していることから「自然薯」と名付けられたという話があります。山芋は長いもや自然薯などの総称を言い、中でも一番有名な長いもは、中国が原産の芋です。
それに比べて自然薯は日本原産の山芋を指します。天然の自然薯は細長く、ひょろひょろと曲がったような見た目をしていますが、最近では天然の自然薯はほとんど見られなくなり、流通している自然薯は真っ直ぐ伸びた商品がほとんどです。
値段は?
自然薯は流通量が非常に少なく、尚且つ栽培も難しいということから、長いもに比べて価格は非常に高い傾向にあります。一般的な長いもの6倍~8倍程度で取引されていることも多く、今ではお歳暮やお正月などの用途で使われる方がほとんどです。
年明けには「三日とろろ」という行事があり、その際に食べられることから今でも需要があります。しかし近年では価格も高いため、安価な長いもや大和芋で代用されるご家庭がほとんどです。
生産地は?
2017年の自然薯の主要な産地は、1位が北海道、2位が青森県、3位が長野県、4位が千葉県、5位が群馬県と、関東東北が主要産地となっています。とは言え鳥取県や岡山県などでも収穫されており、比較的日本全国で栽培されているようです。
自然薯の美味しい食べ方とは?生で食べられる?
自然薯の美味しい食べ方や定番の食べ方はあるのでしょうか。おススメの食べ方について紹介していきます。
短冊切りにする
一つ目の食べ方は短冊状に切って召し上がる方法です。山芋の定番の食べ方でもありますよね。好みの大きさにカットし、酢醤油などをつけて召し上がりましょう。シャキシャキ食感を楽しむことができます。
サラダにする
2つ目の食べ方はサラダのトッピングにして召し上がる方法です。自然薯は和風のサラダとの相性が良く、キュウリや刻みネギ、オクラなどと和え、海苔を振りかけて食べると美味しいのだとか。ごま油としょうゆベースのさっぱりとした手作りドレッシングがおススメです。
とろろ卵に
3つ目はとろろご飯に卵を割り入れて召し上がる方法です。山芋の定番の食べ方で、通常の長いもは皮をむいてすりおろしますが、自然薯は皮ごとすりおろすと風味が増して美味しいのだとか。
めんつゆや白だしと
4つ目はすりおろしてとろろで召し上がる方法です。自然薯はめんつゆや白だしなどの和風テイストの調味料と合わせて食べると非常に美味しいです。
皮ごと食べられることがポイントですが、灰汁が強いためすりおろす際はキッチン用の手袋などをつけて擦りましょう。素手のまま擦ると手がかなり痒くなるとのことです。痒くなった場合は酢水で手を洗うと痒みが治まるそうです。
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自然薯のすり下ろし方
先ほどから少し紹介していますが、自然薯のすりおろし方について改めてまとめていきましょう。
皮ごと食べられる?
自然薯には皮の部分に独特の「泥臭さ」のような風味があり、この風味も楽しめるように皮ごと食べるのがポイントとのことです。もちろん気になる方は皮をむいても大丈夫ですが、初めて食べる際は皮付きのまま食べてみると良いかもしれませんね。
サラダなどで食べる際も皮付きのままスライスして召し上がります。薄くスライスすると皮が気にならなくて美味しいようです。
正しいすり下ろし方
自然薯のすり下ろす際は、すり鉢ですりおろすと滑らかな口当たりになって美味しいのだとか。ヒゲがかなり生えているので、初めにヒゲをバーナーやコンロなどで軽く炙ってからすり下ろすと食感が良くなります。
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自然薯の保存方法
自然薯の保存方法について紹介していきます。今回は冷蔵保存と冷凍保存の方法について見ていきます。
冷蔵保存
自然薯の旬は11月~1月ですから冬の野菜です。適温は3℃~5℃なので、保存場所は冷蔵庫が基本です。根っこの食べ物なので光にあたらないよう、新聞紙などに包んで保管しましょう。冬場でも常温保存は避けた方がよいでしょう。
冷凍保存
自然薯は冷凍保存することも可能です。冷凍保存すると灰汁成分(シュウ酸カルシウム)が氷の中に閉じ込められるため、すりおろす際に痒みを感じにくくなるようです。長さがあるので、小分けにして冷凍庫へしまいましょう。
まとめ
今回は、自然薯の保存方法やおススメの食べ方などについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 自然薯は日本原産の山芋で、長いもなどに比べて粘り気が強いことや風味が強いことが特徴。
- 自然薯は栽培が難しく流通量が少ないため、長いもの6倍~8倍程度で取引される。
- 自然薯は皮の部分に強い風味があるため、皮ごと食べることが一般的。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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