ジャスミン茶を寝る前に飲むと安眠に効果がある?カフェインや利尿作用は?

お湯を注ぐとふわっと立ちのぼる甘い花の香り。最近はペットボトルのものも販売され、すっかり定番人気のお茶となったジャスミン茶。あの香りとともにお茶を飲むと、なんだかほっと落ち着きますよね。実際にジャスミン茶にはリラックス効果もあるのだとか。そこで今回は、

  • ジャスミン茶ってどんなお茶?
  • ジャスミン茶に安眠効果が?
  • ジャスミン茶をもっと身近に

についてご紹介させていただきます。

スポンサードリンク

ジャスミン茶ってどんなお茶?


独特の香りと淡い水色が特徴のジャスミン茶。ジャスミンの花を抽出したお茶だと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はジャスミン茶、緑茶の1つだったんです。

ジャスミン茶とは


ジャスミン茶とは、茶葉とジャスミンの花を何層にも重ねて香りを移したお茶のこと一般的には緑茶で作られますが、ウーロン茶やプーアル茶、白茶を使って作られることもあります。一時期はウーロン茶よりも多く輸入されていたこともあるほど、日本でも人気の高いお茶です。

ジャスミン茶の歴史


元々は品質の落ちた茶葉をおいしく飲むために、花の香りを移して飲んだのが始まりと言われています。特に福建省で古くから多く生産され、茉莉花(ジャスミン)の花は福建省の省花にも制定されています。

スポンサードリンク

ジャスミン茶を寝る前に飲むと安眠効果が?


ジャスミン茶に安眠効果と聞くと、ジャスミン茶に眠り誘われる名曲が浮かぶのは筆者だけでしょうか?年齢によりますか・・・そうですよね、共感してくださる方絶賛募集中です。あの甘い香り、実際にリラックスさせてくれる作用もあるのだとか。詳しくみていきましょう。

ジャスミン茶のリラックス作用は安眠にも効果的

ジャスミン茶の母国、中国では、茉莉花の花は「気を落ち着かせて鬱を緩和する」効果があるとされています。

その花の香りを移したジャスミン茶にも、副交感神経系の働きを優位にして、緊張感を和らげ心拍数を下げるといったリラックス作用があることが報告されています。しかもこの作用、ジャスミン茶の香りを好む、好まざるに関係なく働いてくれるとか。

なかなか寝付けない、朝すっきり起きられないといった症状にお悩みの方は、1度試してみられてはいかがでしょうか。

健康にうれしいジャスミン茶、美容や脂肪燃焼にも効果が!

緑茶に香りを移して作られるジャスミン茶、リラックス作用の他にもうれしい効果があるんです。

ホルモンバランスを整えてくれる


ジャスミン茶の香りには、リラックス作用だけでなく、女性ホルモンのバランスを整えてくれる効果があることがわかっています。寝付けないときだけでなく、PMSや更年期障害にお悩みの女性にもおすすめです。

美肌にも効果的

ジャスミン茶のベースとなる緑茶には、ビタミンCや抗酸化作用の高いポリフェノールも豊富。緑茶のビタミンは熱に強く、かつ抽出したお湯ごといただけるジャスミン茶は、美肌効果を余すことなく摂り入れることができます。

また、女性ホルモンの乱れや睡眠不足もお肌には大敵!安眠効果があり、さらにはリラックスしてホルモンバランスも整えてくれるジャスミン茶は、まさに美容にもってこいのドリンクです。

脂肪燃焼効果も!

緑茶に含まれるカフェインには、血行を良くして脂肪の燃焼を高める作用があることもわかっています。加えてタンニンには脂肪の吸収しにくくしてくれる効果が、カテキンには血糖値の上昇を抑えて、コレステロールの排出を促してくれる効果が期待できます。リラックスタイムだけでなく、ダイエット中の食事のお供にもぴったりですね。

ジャスミン茶とカフェイン

脂肪燃焼効果のところで書いたように、ジャスミン茶には少量のカフェインも含まれています。ですが、香りそのものや、緑茶に含まれるテアニンというアミノ酸にも高いリラックス効果があるため、カフェインの覚醒作用を相殺してくれます。

旨味成分でもあるテアニンは、上質な茶葉に特に豊富。安眠効果を期待してジャスミン茶を飲むのなら、ちょっとだけ良い茶葉にこだわって、急須で丁寧に入れてみるのもいいかもしれませんね。

利尿作用もあるため摂取量にも注意

ジャスミン茶に含まれるカフェイン、実は利尿作用が高く、むくみを改善してくれる効果があります。せっかくリラックスして入眠できても、トイレに行きたくて途中で目が覚めてしまっては元も子もありません。寝る前に飲むときは、温かいジャスミン茶をコップ半分程度、ゆっくり飲むのがおすすめです。

スポンサードリンク

健康に良いジャスミン茶をより身近に


リラックス作用だけでなく、女性にうれしい効果も詰まっているジャスミン茶。ジャスミンの花にはいくつか種類があるのですが、中でもハゴロモジャスミンは香りも良く、白い花もかわいいので、日本でも栽培用に人気のある品種です。実際にお庭や畑で育てておられる方もいらっしゃるかもしれません。せっかくのジャスミンの花、1度手作りのジャスミン茶に挑戦してみてはいかがでしょうか。

ジャスミン茶の製法

ジャスミン茶は、緑茶やウーロン茶などの茶葉とジャスミンの花を、大体3対1の割合で何層にも重ね、香りをつけて作られます。

この時、花の呼吸熱によってだんだんと層の中の温度が上がっていくので、45度くらいにまで上がったら層を崩し、広げて冷まします。それを再度集めて、香りを均一にし、最終的に香りを出し切ってしぼんだ花を除いたらできあがりです。

手作りジャスミン茶の作り方

市販のジャスミン茶は、流通させる間にカビたり、香りが飛んでしまったり、ということを避けなければなりませんので、製法も複雑。ですが、おうちで楽しむ分にはもうちょっと簡単に香りを移していきましょう。

手作りジャスミン茶
  1. 用意するのはジャスミンの花と好みの茶葉、花に対して茶葉を大体3倍程度に。花が潰れないようにざっくりあわせる。
  2. 1をクッキングペーパーに包んで瓶やタッパーなどに入れ、香りが移るのを待つ。温度や湿度が高い時期は冷蔵庫に入れておくほうが安心。
  3. カビを防ぐために、日に1度は軽くかき混ぜてあげることを忘れずに。茶葉を匂って、甘い香りが移っていれば出来上がり。

生花を使っているため、長期の保存には向きませんが、フレッシュならではのさわやかで深い香りが楽しめますよ。

 

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • ジャスミン茶、実は茶葉に花の香りを移したもの、ベースとなるお茶も、緑茶やウーロン茶と様々
  • カフェインが含まれるものの、香りと成分によるダブルのリラックス効果で安眠や爽快な目覚めにも効果的
  • ダイエットや美容にもうれしい効果が盛りだくさんなジャスミン茶、フレッシュな花が手に入ったら、自家製のジャスミン茶にも挑戦してみよう!

寝る前に自家製の温かいジャスミン茶でほっと一息、想像しただけでステキな時間ですね。もし苦手でなければ、ブランデーや白ワインなどのお酒をほんの少し加えても。お腹から温まるホットカクテルが、きっとよりリラックスさせてくれますよ。

スポンサードリンク