イタドリの芽や葉っぱが赤い!生で食べる地域がある? すかんぽとの違いは?

皆さんはイタドリという山菜を聞いた事がありますか?まだまだ馴染みの少ないかと思われます。この記事ではイタドリがどんな植物で、赤い理由、豆知識などを紹介します。またすかんぽと言われている理由も解説していきたいと思います。この記事を読むことによってイタドリの魅力がわかると思います。

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イタドリとはどんな植物?赤くなる?

イタドリは本州から奄美大島と広い範囲に分布しています。イタドリは日当たりの良い道端や土手に生えていて、薬用や食用、山菜として広く親しまれています。

4月〜5月に取れる新芽は柔らかく、山菜として煮物や炒め物としても利用されてきました。乾燥させた根はコジョウ、コジョウコンといわれ、膀胱炎や生理不順の治療にも使われます。イタドリの特徴は繁殖力が凄まじく、アスファルトを突き破って芽を出し、爆発的に数を増やします。新芽は赤いのが特徴です。

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いつどこで採れる?

4月〜5月に、日当たりの良い道端や土手で取れます。イタドリは成長をすると2mほどまで立派に大きくなりますが、食べ頃としては新芽が生えてくる春頃が良いとされています。

新芽は下処理をせずに食べる事ができます。イタドリは成長するにつれて茎が硬くなっていてしまうため、早めに収穫するのが良いでしょう。

葉っぱが赤い

葉っぱは食用としてあまり食べられることはありません。若い葉っぱは緑色ではなく赤くなっています。ベニイタドリ(メイゲツソウ)と呼ばれています。

実が赤い

土手や空き地などいたるところに生えるイタドリですが、身が赤いものもあります。イタドリと花色違いでこちらもベニイタドリ(メイゲツソウ)と呼んだりするようです。秋に熟します。

木はどんなの?

草丈が大きい2~3mになるオオイタドリというものがあります。

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イタドリの豆知識

イタドリには様々な豆知識があります。この記事では3つに分けて紹介していきます。

イタドリとすかんぽの違いは?

イタドリとすかんぽは同じ植物ですが、地域によって呼び名が違っています。茎をおっさた際にポンと音がなる事がからすかぽんと名付けられました。すかんぽ意外にもイタンポ、ドングイ、スッポン、ゴンパチ、エッタン、ダンチ、タンジ、スイバ、サイタナなどといった呼び名があります。イタドリと言っても地域によって様々な呼び方がある事が分かります。

イタドリに種類はあるの?見分け方のポイント

イタドリの種類には、オノエイタドリ、オンタデ、メイゲツソウ、ウラジロタデなどがあります。

イタドリの種類をまとめると

  • オノエイタドリ
  • オンタデ
  • メイゲツソウ
  • ウラジロタデ

オノエイタドリは本州の中部地方の高山帯に生えています。高さは30センチから50センチとなっていてイタドリの変種になっています。

オンタデは葉の形は丸くなっていて、高山に生えています。それに対し、イタドリは基部が切形になっていて低地に生えています。

メイゲツソウは実や花が赤くなっています。それに対してイタドリは緑色です。ウラジロタデは高山の砂礫地に生えています。

草丈が低くなっています。このようにイタドリにもいろいろな種類があります。

イタドリの体に嬉しい効能とは

イタドリの由来は痛みを取るからきており、その名の通り色々な効能があります。イタドリ茶を飲む事で、関節痛などの緩和が期待されています。イタドリの新芽に含まれている酸味には、利尿作用もあり、イタドリに含まれるポリゴニンという成分が体内の毒素を排出してくれます。

イタドリを摂取するとスムーズな利尿を助けてくれます。漢方などに利用されてきたイタドリですが、咳を抑える鎮咳作用があります。イタドリは肥満の抑制効果もあります。レスベラトロールという脂肪の蓄積を抑える成分が含まれています。イタドリは便秘や月経不順、膀胱炎などにも効果があります

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イタドリの下処理方法・塩抜き

まず最初に皮を剥ぎます。5〜7センチの大きさに折ります。なおこの際、スジが残っていないか確認するため手で折るようにしましょう。お湯にさっと通して、水にさらします。濃い緑から薄い緑色に変わったらお湯からあげるタイミングです。

煮すぎてしまうと料理に使う際食感がなくなってしまい、美味しくなくなってしまうので注意しましょう。塩抜きの際は何回か水を変えて、一晩水にさらしまししょう。

イタドリを生で食べる

イタドリは生でも食べる事ができます。程よい酸味があり、食感が楽しめます。

イタドリを食べる地域

高知県で山菜としてよく食べられます。全国的にはまだまだ食用としては浸透していないようです。

イタドリのおススメの食べ方

天ぷら

イタドリの新芽は天ぷらとして美味しく食べる事ができるようです。新芽は下処理をせず食べる事ができるため、美味しくお手軽に食べる事ができます。

炒め物

炒め物としても美味しく食べる事ができます。油でサッと炒めても美味しいです。

長期保存も可能な塩漬け

塩漬けをすることによって長期保存ができます。同じように皮を剥ぎます。塩をふり、2〜3日晩放置します。

そうすると水分が出てくるので、水分を捨てましょう。ジップロックに入れ、空気と水分をできるだけ抜きます。そうすることによって1年間はもちます。

イタドリが腐るとどうなる?

腐ってしまったイタドリには、このような状態が現れます。

  • 変色:茶色くなる
  • 臭い:酸っぱい臭いがする
  • 見た目:カビが生えている
  • 感触❶:ふにゃふにゃに柔らかくなり水が出る
  • 感触❷:表面にぬめりがある

イタドリは本来鮮やかな黄緑色ですが、傷み始めると茶色や黒に変色 していきます。そして生の状態では固さのあるイタドリが徐々にふにゃふにゃに柔らかく なります。

また、水気が出てびちゃびちゃになり、酷い場合には中は溶けてしまうこともあります。さらには酸っぱい臭いを発していたらアウトです。腐敗はすすんでいると黒いカビが生えていることもありますので、廃棄するようにしましょう。

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まとめ 

今回はいたどりがどんな植物で、赤い理由や豆知識、効能を紹介していきました。イタドリは4〜5月が収穫時期で、美味しく食べれる事が分かりました。また体にも様々な良い成分があり、是非積極的に取っていきたい山菜ですね。

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