三杯酢と二杯酢・黒酢の違い|特徴は?作り方/分量や、使い方も紹介!

普段お料理をする方であれば、二杯酢や三杯酢という言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれません。酢の物のレシピなどをチェックしてみると、材料欄にこのようなワードが使われることもしばしばあります。

今回は、二杯酢と三杯酢の違いに加えて、黒酢についても少し紹介していきます。今回のテーマは、

  • 二杯酢とは?
  • 三杯酢とは?
  • 黒酢とは?
  • それぞれの酢の使い道

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてみてくださいね。

スポンサードリンク

二杯酢とは?

魚介類を使った酢の物でよく使われる二杯酢ですが、二杯酢とはどのように作るのでしょうか?詳しく紹介していきます。

作り方・分量

二杯酢の作り方の基本は、「酢:しょうゆ=1:1」この分量が基本と言われています。好みによって、醤油と塩、だし汁などを合わせて作る場合もあります。

味の特徴

味の特徴は、甘味がないということでしょう。塩味と酸味を基本とし、好みで風味付けもするといったことから、シンプルに素材のうまみを引き立てるのには最適です。

原料のアレンジ

基本は酢と醤油を配合しますが、使用する料理によってだし汁やレモン汁などを混ぜてもよいでしょう。シンプルなドレッシングや、つけダレとしても使うことができるでしょう。

スポンサードリンク

三杯酢とは?

酢の物全般でよく使われる三杯酢ですが、三杯酢とはどのように作るのでしょうか?詳しく解説していきます。

作り方・分量

基本の三杯酢の作り方は、「酢:しょうゆ:みりん=1:1:1」です。みりんは一度加熱して煮切ることで、風味が格段にアップします。みりんの代わりに砂糖を加えるご家庭も多いですよね。その場合は、甘さが強くなり過ぎないように注意しましょう。

味の特徴

味の特徴は、甘さが入ることでしょう。甘味が入ることによって、シンプルな酢の物にコクがプラスされます。様々な野菜の酢の物や、魚介類の酢の物など、酢の物全般で使われる黄金比の調味料です。

原料のアレンジ

みりんの代わりに砂糖を使うことは一般的ですが、はちみつなどを入れてもコクが出ておいしいですよ。甘みと酸味を両方兼ね備える、柑橘系のフルーツなどと醤油を合わせるのも有りです。

フルーティーな味わいになり、ドレッシングなどに最適です。

スポンサードリンク

黒酢とは?

中華料理などでよく使われる黒酢ですが、そもそも黒酢とはどのようなお酢なのでしょうか?普通のお酢と黒酢の違いなどについて詳しく解説していきます。

黒酢と普通の酢の違い

黒酢と通常の穀物酢などとの大きな違いは、製造までにかかる発酵期間が大きく違います。黒酢は甕などに原料の穀物を仕込み、少なくとも半年~1年以上をかけて熟成・発酵させていきます

そのため通常のお酢に比べてアミノ酸などの含有量が多く、旨みやコクを強く感じるお酢となります。成分の含有量に規定があり、規定以上の成分が含まれていなければ黒酢として販売することはできません。

健康効果

黒酢には古来より高い健康効果があると言われています。理由は、体内で生成できない9種類の必須アミノ酸のうち、8種類を摂取することができるからです。

必須アミノ酸の健康効果は様々あり、すでに多くの研究結果が出ています。具体的な健康効果は、

  • 脂肪燃焼効果
  • 疲労回復効果
  • 血液サラサラ効果
  • 老化防止
  • 腸内環境改善

この他にも多くの健康効果が期待できます。お酢の効果は古くから言い伝えがあり、確かな効果が実証されています。可能であれば積極的に摂取したいものです。

スポンサードリンク

それぞれの酢の使い道

ここまでそれぞれのお酢について詳しく紹介していきましたが、ここからはそれぞれのお酢の使い方について解説していきます。適切に使用することで、料理の味をワンランクアップさせてくれますよ。

二杯酢の使い道

二杯酢を使った代表的なレシピといえば、タコや貝類を使用した酢の物でしょう。エビなどもよいかもしれませんね。

二杯酢の良さは、素材のうまみを引き立てる点です。魚介類にはもともと素材自体に旨みや風味が備わっていますから、余計な甘みなどを添加するとこれらを害する可能性があります

シンプルな二杯酢で、旨みと風味豊かな酢の物を味わいましょう。

三杯酢の使い道

三杯酢を使った代表的なレシピは、野菜の酢の物でしょう。きゅうりとわかめの酢の物などに使用すると、コクや旨みがプラスされて良いです。

野菜の成分の多くは水分のため、二杯酢ではなんとなく物足りなさを感じる方もいるでしょう。そのため、砂糖やみりんなどの甘味をプラスすることで、これらの酢の物にコクや旨みをプラスすることができます

黒酢の使い道

黒酢を使った代表的なレシピは酢豚でしょう。中華料理屋さんなどで、黒酢豚のメニューを目にすることもありますよね。黒酢を使った酢豚は、通常の酢豚に比べてコクや旨みが大きく違います

また、黒酢は10倍程度に希釈してそのまま飲むことも可能です。お湯で薄めてもよいですし、牛乳やはちみつなどと混ぜ合わせて飲んでもとてもおいしいですよ。

スポンサードリンク

まとめ

今回は、に杯酢と三杯酢、黒酢の違いやおススメの使用方法について詳しく解説して行きました。

この記事をまとめると

  • 二杯酢は醤油とお酢の合わせ調味料
  • 三杯酢は醤油とお酢、みりんの合わせ調味料
  • 黒酢は長期熟成・発酵させた旨み豊富なお酢

いかがでしたか?お酢の健康効果は様々で、毎日の食生活に積極的に登場させたい調味料です。ぜひ普段のお料理にプラスしてみてくださいね。

スポンサードリンク