じゃがいもの中で希少価値の高い品種としても有名なインカのめざめ。インカと名前のついたじゃがいもは比較的新しい品種のじゃがいもなのですが、余り見かけない品種なだけにその特徴について詳しく知らない人が多いのが現状のようです。
そこでここでは、
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「インカのめざめとはどんなじゃがいもなのか?」
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「他の一般的なじゃがいもとの比較内容」
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「インカのめざめを使用したおすすめレシピはどんな料理があるのか?」
これらの素朴な疑問について深堀してみました。この記事ではインカのめざめを美味しく食べるために知っておきたい内容をできるだけ分かりやすくレシピなども含め書いています。お店でインカのめざめを見かけて興味があったけど買った事は無かったという方は、是非最後までチェックしてみて下さい。
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目次
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インカのめざめとは
品種 |
南米アンデス地方在来種とアメリカ品種を改良した新種のじゃがいも |
特徴 |
通常のじゃがいもより果肉の黄色が濃く熱を加えても変色しにくい |
味 |
肉質がきめ細やかで粘質があり滑らかでサツマイモや栗の様な味 |
インカのめざめとはじゃがいもの一種ですが、詳しく知らないという方へどんな品種なのか、特徴や味などの情報について紹介しています。名前からも日本原産のものではなさそうですし、どことなくインパクト強めの名前から期待が膨らみます。
アンデスのじゃがいもを品種改良したもの
インカのめざめは南米アンデス地域の在来種とアメリカ品種のじゃがいもを品種改良して出来た新種のじゃがいもです。北海道の一部でのみ栽培されており希少価値の高い品種とも言えます。
中身が黄色いのが特徴
中身が黄色いのが特徴で、皮を剥いても変色しにくく熱を加えても鮮やかな黄色のままで変色も少なく、色みを持たせたい料理には使いやすいじゃがいもです。通常見かける類のじゃがいもとは明らかに黄色が濃く違いが分かるので見分けやすいです。
どんな味?
サツマイモや栗の様な味と言われており味の系統は甘い部類になります。肉質はきめこまやかですこし粘質があり滑らかな舌触りで、でんぷん価が高く、糖度が一般的なじゃがいもの5度程度に対して6~8度と高いのが特徴です。
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他のじゃがいもとの比較
インカのめざめは希少な品種であるため、その特徴や他の一般的なじゃがいもとの比較もデータとしては少ないのですが、ここでは男爵芋やメイクイーン、キタアカリと比較しています。それぞれのじゃがいもの特徴と違いなどについて詳しく見ていくことにしましょう。
男爵芋
男爵芋は見た目がごつごつした形で加熱調理するとホクホクとした触感になるのが特徴のジャガイモです。加熱後は触感が良く粘りなどが少ないためじゃがバターやポテトサラダ、コロッケなどに向いています。ホクホクした食感はインカの目覚めよりも水分少なめな感じです。甘みも控え目でいんかのめざめほどの甘さはありません。
メイクイーン
メイクイーンはインカのめざめとは異なり肉質がきめ細やかでしっとりとしているために崩れがしにくく、肉じゃがやカレーシチューなど煮込み料理に向いています。じゃがいもの形もインカの恵みが丸いのに対しメークインは横に長く丸くありません。
キタアカリ
キタアカリはインカのめざめと形は似ていますが実は大きく、肉質はインカのめざめのように黄色い色をしています。ホクホクとした食感で、味もインカのめざめほど甘みは強くありません。男爵芋の味が若干濃い感じのジャガイモです。
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インカのめざめオススメレシピ
インカのめざめを使ったおすすめレシピとしては、ポテトサラダ、ジャーマンポテト、コロッケ、ほかにもじゃがバターなどがおすすめです。インカのめざの特徴でもあるじゃがいもとしての深い甘みが活きるメニューとして、それぞれの簡単なレシピをご紹介します。
ポテトサラダ
黄金の色合いを活かしたポテトサラダの作り方レシピです。インカのめざめ独特の甘さがお子さまにも食べやすく黄金色のポテトサラダが出来上がります。いつものポテトサラダよりも一つ上のポテトサラダを作りたい場合にお勧めのレシピとなります。
インカのめざめのポテトサラダ(2人前)
材料
- インカのめざめ(じゃがいも)500g
- ベーコン80g
- バター10g
- きゅうり1/2本
- たまねぎ1/2個
- オリーブオイル大さじ1(15ml)
- 白ワインビネガー大さじ1(15ml)
- マヨネーズ大さじ2(24g)
- 塩、こしょう少々
- 砂糖少々(お好みで)
ポイント
一般的なじゃがいもを使ったものと作り方と同じですが、じゃがいもはインカのめざめの特徴を引き出すため、茹でたり、レンジで加熱せず、蒸し器を使って20~30分程度串をさして抵抗を感じない程度に蒸しあげましょう。その方が特徴である甘みが引き立ちます。
ジャーマンポテト
インカのめざめのジャーマンポテトはスパイシーな味と黄色い色があざやかなじゃがいもの甘さが引き立つレシピです。じゃがいもの甘さがスパイシーさとあいまって癖になる味のジャーマンポテトは、お子さんのおやつはもちろんの事、お父さんの晩酌のシーンではおつまみとしても喜ばれる一品です。
インカのめざめのジャーマンポテト(4人前)
材料
- インカのめざめ(じゃがいも)400g
- ベーコン100g
- オリーブオイル大さじ1(15ml)
- にんにく2片
- バター10g
- クレイジーソルト(または塩)小さじ½
- パセリ少々
ポイント
一般的なじゃがいもを使ったものと作り方と同じですが、じゃがいもはインカのめざめの特徴を引き出すため、ひと口大に切ったインカのめざめを軽く電子レンジで加熱する際、串でさして少し硬く生の状態が残る程度の状態にしましょう。フライパンで炒めた際に柔らかくなり過ぎず形が崩れずにすみます。
コロッケ
インカのめざめのコロッケはホクホクとしたじゃがいものうま味と甘味が美味しいレシピです。インカのめざめの特徴でもある栗の様な甘さが一味違った美味しいコロッケはこどもから大人まで、夕飯だけではなくおやつにもよころばれるメニューです。
インカのめざめのコロッケ
材料
- 合いびき肉150g
- たまねぎみじん切り半玉
- 食用油大さじ1
- 塩コショウ適量
- インカのめざめ5個
- 塩少々
- 牛乳大さじ3(45ml)
- 小麦粉適量
- たまご1個
- パン粉適量
- 揚げ油適量
ポイント
一般的なじゃがいもを使ったものと作り方は同じですが、じゃがいもはインカのめざめの特徴を引き出すため牛乳を加えることで甘味にまろやかさを与えます。外はサクッと、中は滑らかな甘味が際立つ通常の男爵芋で作るより甘味とうまみの強いコロッケが出来上がります。
じゃがバター
インカのめざめのじゃがバターはメイン素材のじゃがいもの味が料理の出来栄えを左右すると言ってよいシンプルなメニューです。インカのめざめを使う事でいつもとは違う濃厚で美味しいじゃがバターが楽しめます。
インカのめざめのじゃがバター(一人前)
材料
- インカのめざめ好きなだけ
- バター好きなだけ
ポイント
一般的なじゃがいもを使ったものと作り方と同じですが、じゃがいもはインカのめざめの特徴を引き出すため、バターにもこだわりの無塩タイプの発酵高級バターを使用するとさらに美味しい栗の様な甘さのじゃがバターが出来上がります。
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まとめ
この記事をまとめると
- 「インカのめざめとはアンデスのじゃがいもを品種改良したもの。」
- 「他の一般的なじゃがいも男爵、メイクイーン、キタアカリの良いとこどりのいも。」
- 「インカのめざめ使用のおすすめレシピはポテトサラダ、ジャーマンポテト、コロッケ等」
これらの事がわかりました。
全国的に出回ってはいない希少な品種のじゃがいもですが、通販などで購入する事も出来るようです。いつもあるわけではなく季節限定だったりしますので、こまめにチェックしてゲットしてみるのもいいのではないでしょうか。美味しい物には目がないと言う人は是非お試しください。
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