インゲン豆は冷凍保存できる!冷凍の方法と冷凍インゲン豆を使ったレシピ

6月頃から旬を迎えるインゲン豆は、ハッキリとした濃い緑色が特徴で、煮物の彩りを良くする青みや洋食の付け合わせにもよく使われていますね。

新鮮な生のインゲン豆はさっと茹でると、青々としてみずみずしく、シャキッとした食感もあり美味しいのですが、冷凍すると色が悪くなったり水っぽく味や食感も悪くなってしまうこともあるようです。どうしたらインゲン豆をおいしく冷凍保存できるのでしょうか?

そこで今回は、

  • インゲン豆は冷凍するとどうなるの?味は変わる?
  • インゲン豆を冷凍保存する方法と解凍の方法
  • 冷凍インゲン豆のおいしい食べ方

について紹介いたします。

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インゲン豆は冷凍するとどうなるの?味は変わる?

栄養や成分は変わる?

インゲン豆は緑黄色野菜に分類され、免疫力を高めるβカロテンや、糖質や脂質の代謝を助けるビタミンB群、高血圧を予防するカリウム、疲労回復効果のあるアスパラギン酸などが豊富に含まれています。これらは冷凍するとどうなるのでしょうか。

冷凍野菜は生の野菜に比べて栄養価が低いように思われるかもしれませんが、実はインゲン豆に限らず野菜を冷凍するという過程で栄養が損なわれることはあまりありません。

しかし、インゲン豆のように水分を多く含む野菜を冷凍すると、野菜の中の水分が野菜の組織を傷つけてしまいます。そしてこれをこのまま解凍すると、溶けた水分と一緒に栄養が流れ出てしまうのです。このためインゲン豆を冷凍する際は、下処理や解凍方法が重要です。

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味や食感は?

冷凍保存されたインゲン豆は味や食感も変わる事があります。冷凍のインゲン豆を解凍して調理すると、やけに水っぽく感じたり、ふにゃふにゃと食感が悪くなったりしたことはありませんか?

これは先ほど述べたように、野菜を冷凍すると組織が破壊されるためです。また解凍する時に水分と一緒に栄養やうまみが流れ出てしまうと、味も悪くなってしまいます。

これが、冷凍のインゲン豆はおいしくないと思われる原因です。

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インゲン豆を冷凍保存する方法と解凍の方法

では、インゲン豆を栄養やおいしさそのまま冷凍保存するにはどうしたらいいのでしょうか?ここでは、インゲン豆を茹でてから冷凍、生のまま冷凍、そしておいしく解凍する方法などについて紹介します。

インゲン豆を茹でてから冷凍する方法

インゲン豆を茹でてから冷凍すると、加熱により変色や味の劣化に繋がる酵素の働きをとめることができます。また、組織が柔らかくなり冷凍しても破壊されにくくなるので、シャキシャキとした食感を残したい方にもおすすめです。

  • インゲンをきれいに水洗いしてからヘタと筋を取り除く
  • 沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れ、1分~1分半茹でる(固めが良い場合は1分以内)
  • ザルにあげて冷水で冷まし、キッチンペーパーなどで水気をよく拭き取る
  • 小分けにしてラップに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍する

インゲン豆を生のまま冷凍する方法

時間のない方には生のまま冷凍する方法もあります。茹でてから冷凍する方法と同じように水洗いをしてヘタと筋を取り除いたら、水気を拭き取ってラップに包みフリーザーバッグに入れて冷凍するだけです。

茹でてから冷凍する方法に比べて食感はやわらかくなりますので煮物や味噌汁などに入れると良いでしょう。また独特のキュッキュッとした歯触りが苦手な方にはこちらがおすすめです。

おいしく解凍する方法

冷凍保存したインゲン豆は、解凍すると水分と一緒に栄養やうまみが流れ出てしまい、食感も悪くなるため凍ったままで料理に使いましょう。サラダや胡麻和えならさっと茹で、煮物や炒め物ならそのまま入れることが出来ます。

冷凍保存した野菜は柔らかくなりやすいので、出来上がる直前に入れ、あまり長時間加熱しないのがおすすめです。また電子レンジで加熱すると、変色や栄養の流出を抑えられますよ。

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水っぽくならないようにするには?

サラダや和え物にするときは、水分をよく絞ることが大切です。さっと茹でて冷水でひやしたら、手でぎゅっと絞ってから、食べる直前に調味料と和えましょう。また、青みや付け合わせにするなら油で素揚げする方法もおすすめです。

インゲン豆は緑黄色野菜なので、油を使って調理すると、栄養の吸収もよくなりますよ。

どのくらい保存できる?

冷凍保存したインゲン豆は、密封して保存していても少しずつ風味や食感が劣化するため、1か月を目安に、長くても2か月くらいまでに食べきりましょう。

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冷凍インゲン豆のおいしい食べ方

胡麻和え

冷凍インゲン豆をおいしく食べるなら、胡麻和えがおすすめです。胡麻が余計な水分を吸ってくれるため水っぽくなりにくく、お弁当に入れることもできますよ。水気をよく絞り、調味料はなるべく最後に混ぜる事が大切です。

ソテー

ハンバーグなど洋食の付け合わせにするならソテーはいかがでしょうか。インゲン豆は緑黄色野菜なので油との相性がよく、栄養の吸収も良くなります。強火で香ばしく仕上げるのがポイントです。

子どもが食べやすいレシピ

インゲン豆が苦手なお子さんには、肉巻きトンカツはいかがでしょうか。解凍したインゲン豆を薄切りの豚ロースで巻き、パン粉をつけてトンカツの要領で揚げます。油で揚げる事で独特の青臭さがなくなり、豚肉のうまみがインゲン豆に染み込むのでお子さんにも食べやすくなりますよ。

また、断面の緑色が鮮やかなので、運動会やお花見のお弁当にもぴったりの料理です。

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まとめ

インゲン豆をおいしく冷凍保存する方法や、冷凍インゲン豆を使ったレシピについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。この記事をまとめると

この記事をまとめると

  • インゲン豆は冷凍しても栄養は変わらない
  • 解凍するときに味や食感、栄養が変化することがある
  • インゲン豆をおいしさそのままに冷凍するなら茹でてから
  • 冷凍インゲン豆は解凍せずにそのまま料理に使う
  • インゲン豆は油を使った料理との相性がいい

インゲン豆は6月頃から旬を迎える野菜です。おいしそうなインゲン豆がたくさん手に入ったら、ぜひ冷凍保存してみてくださいね。

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