アイスプラントは塩分が多いって本当?特徴や栄養素・塩分濃度を解説

皆さんはアイスプラントという野菜をご存知ですか?アイスプラントは表面に水滴状のキラキラとした細胞を持つとても面白い野菜で、その細胞が弾けるプチプチとした食感がとても美味しい食材です。

そんなアイスプラントですが「塩分が高いから注意」と言われる野菜でもあります。これはいったい本当なのでしょうか?

今回の記事ではアイスプラントとはどのような野菜なのか、アイスプラントの塩分量、含まれる栄養・効果効能について解説していきたいと思います。

スポンサードリンク

アイスプラントってどんな野菜?

アイスプラントは、葉や茎の表面に水滴状の液体を付けた植物です。凍っているような見た目から「アイスプラント」と名付けられ、「クリスタルリーフ」や「ソルトリーフ」といった別名もあります。

アイスプラントは水耕栽培で育てられるため農薬を使わず、通年収穫することが可能です。家庭菜園としても通年栽培でき、種から育てる場合は6〜7月に収穫することができます。

アイスプラントの味ってどんな味?

実はアイスプラントにはほとんど味がありません。強いていうならば少々塩気がある程度です。野菜によくある苦味はなく、クセもないので食べやすいものとなっています。

そのため野菜が苦手な方でもアイスプラントは食べられるという方が多いようです。食感も面白いのでぜひ一度食べていただきたいところです。

スポンサードリンク

アイスプラントのプチプチはなに?

アイスプラントといえば表面の水滴のようなぷちぷちが特徴的です。食べてみるとそんなぷちぷちが破裂してみずみずしさが広がるというような食感です。

アイスプラントがお好きな方はこのプチプチが好きという方も多いのです。このプチプチの正体は、塩を隔離するための細胞となっています。水中や土の中から塩分を吸い上げて、細胞に蓄積させています。その結果、表面に水滴がついているような見た目となります。

スポンサードリンク

アイスプラントは塩分が高いって本当?

アイスプラントは塩分を吸い上げて細胞に蓄積させるため、若干塩分量が他の野菜に比べて高めな野菜です。

ですが100g当たりの塩分量は0.67gですので、食べると塩分過多になる心配が必要かといわれるとそれほどの塩分ではありません。

スポンサードリンク

アイスプラントの栄養・効果効能

アイスプラントには、栄養価が豊富に含まれています。

一見シンプルに見える葉物野菜ですが、アイスプラントには、イノシトールという動脈硬化など生活習慣病予防に効果のある成分が豊富に含まれている他、美肌作りに必要なβカロテンも含まれています。また、カリウムやマグネシウムといったミネラル類も豊富で、冷え性改善やむくみ改善などに効果的です。

  • イノシトール:イノシトールはブドウ糖から作られる糖アルコールの一種です。人間の体内で細胞膜に多く存在し、血管におけるコレステロールの流れを良くする効果があります。肝臓での脂肪肝の抑制や動脈硬化の予防効果が高く、脳の神経細胞の働きを正常にする働きがあります。
  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分
  • マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。

アイスプラントの効果

様々な栄養素が含まれているアイスプラントは、以下のような生活習慣病を予防することができると言われています。

  • 肝機能障害
  • 脳出血・脳梗塞などの脳血管障害

アイスプラントは特に血液をきれいにしてくれる効果が高いので、肝臓や脳の中などの細い血管がたくさん通る場所の病気を予防してくれるんですね。脳血管障害などは高齢者の中でもかなりメジャーな病気で、早いうちから予防しておいた方が良いものなので、是非アイスプラントを食べて脳血管障害を予防していきましょう!

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • アイスプラントは、葉や茎の表面に水滴状の液体を付けた植物
  • プチプチの正体は塩を隔離するための細胞
  • 塩分が含まれるが、食べると塩分過多になるレベルの量ではない
  • 健康効果の高いイノシトールを豊富に含む

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク