乾燥豆は、消費期限が約2年と長いことから、ついついストックにしまいこんでいて「気づいたら消費期限をだいぶ過ぎていた!」なんてことがしばしば…。
特に、近所の方や親戚の方に大量にもらった時なども保存方法にも迷ってしまいます。家から古い豆が見つかった時、どうしたらいいのでしょうか?
- 古い豆が固い理由
- 古い豆は柔らかくなる?
- 古い豆を柔らかく煮る方法三選
- 大豆、小豆、花豆の煮方
今回はこちらについてご説明いたします。
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目次
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古い豆は固い?柔らかくなる?
キッチンを整理していると、「忘れていたものが出てきた!」という経験、誰しもあるのではないでしょうか。今回は豆が見つかった時のお話をしたいと思います。
古い豆は、柔らかくすることができるのでしょうか。
古い豆が固いのはなぜ?
なぜ、古い豆は固くなってしまうのかというと、もともと水分が抜けている乾燥豆ですが、保管しているうちにさらに水分が抜けていき、品質劣化が進むため、どんどんと固くなってしまうのです。
一般的な乾燥豆の消費期限が2年ほどですが、実際にそれを過ぎても食べられないことはありません。保存方法に問題がなければ、時間はかかっても柔らかく戻すことができます。
固い豆は柔らかくなる?
古く固くなった豆がきちんと柔らかくなるかどうかは、水に戻してふっくらと膨らんでくるかどうかで判断できます。膨らんできても、中身がスカスカな時もあるのでチェックしておきましょう。
煮崩れする?
豆を煮過ぎたり、落し蓋をしないで豆を踊らせてしまった場合に、煮崩れしてしまうことがあります。しかし、最初から固くなってしまった豆は、そんなに煮崩れの心配はありません。
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古い豆を柔らかく煮る方法
では、古い豆を失敗せずに柔らかく煮るにはどのような方法があるのでしょうか。3種類の煮方をご紹介します。
圧力鍋で煮る
簡単で手短に、豆を煮ることができる圧力鍋は、普通の豆でもよく使われています。普通の豆であれば短時間で大丈夫なのですが、古い豆はしっかり水で戻した後、ちょっと時間をかけて煮込むとふっくらとした豆が完成します。
・圧力鍋で30分ほど煮込む
・蓋をしたまま半日ほど置いておく
重曹を使う
重曹は、アルカリ性のため、タンパク質を分解してくれる効果があります。そのため豆を柔らかくし、アクも抜いてくれるのです。ただし、豆に含まれたビタミン1が失われたり、味の風味が落ちてしまいます。
入れすぎに注意をし、煮るときに濃いめの味付けをするといいかと思います。
炊飯器で炊く
炊飯器は、普通の豆を炊く場合、水に浸さなくてもふっくらした豆が出来上がります。さらに、スイッチ一つで火加減を気にしなくていいもの利点です。古い豆も、浸水時間が短くて大丈夫です。
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豆の種類によって煮方が変わる?
最後に、豆の種類別に基本的な煮方をチェックしておきましょう。これが頭に入っていれば、古い豆を煮る時も予想がつきやすいです。
大豆
・水気を切った大豆を鍋に入れ、4〜5倍の水と塩を加えて中火にかける。(アクもしっかり取る)
・落し蓋をして60〜70分煮る。(水分が減ってきたら差し水をする)
・柔らかくなったら、そのままお湯の中で冷ます。
小豆
・中火にかけ、沸騰して2分煮る。ざるにあげ水気をきる。(渋抜きのため)
・再度鍋に戻し、水を入れて中火で沸騰させる。
・沸騰したら弱火で30〜40分煮る。(アクをとる)
・半量の砂糖を加え蓋をして10分。残りの砂糖を加えまた10分。
・最後に塩を加え混ぜながら煮詰める。
花豆
・豆とたっぷりの水を鍋に入れ中火で沸騰させる。
・弱火にして落し蓋をし、40〜50分煮込む(水の量は一定に保つよう水さしする)
・火を止めて30分放置。
・砂糖の半量を入れて弱火で20分。残りの砂糖を入れて20分。(混ぜない)
・最後に塩を加えて混ぜ、冷めるまで待つ。
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まとめ
この記事をまとめると
- 古い豆は乾燥により固くなる
- 消費期限2年を過ぎてもだいたい食べられる
- 2日ほど浸水させて、外皮も中身も膨らめば食べられる証拠
- 通常より時間をかければ、圧力鍋は有効
- 重曹は豆を柔らかくしてくれるが、風味は落ちる
- 炊飯器は時短でスイッチ一つで豆が柔らかくなる
- 大豆、小豆、花豆はそれぞれに煮方が違う
- 基本の煮方を頭に入れると、古い豆を煮る時もスムーズに
いかがでしたか。豆にも今やたくさんの種類がありますが、基本の煮方がわかっていれば、古くなった豆を発見した時も迷うことはありません。
古いからといって捨てずに、まずは浸水させてみてください。
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