春の風物詩、ふきのとう。カラッと揚げて食べると、独特の風味がたまらなく美味しいですよね!いざ自分で作ってみようと思ってレシピを検索してみると、「天ぷらの場合はアク抜きは不要!」「天ぷらでもアク抜きはした方がいい」など、真逆のことが書いてあって、どっちがいいのか迷ってしまうことはありませんか?
- ふきのとうの特徴
- ふきのとうの毒性
- アク抜きがいるのか
- ふきのとうの天ぷらの作り方
などについてご紹介します!この記事を読めば、美味しく安全にふきのとうの天ぷらを楽しめるようになりますよ!
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目次
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ふきのとうとはどんな食材?
まずは、ふきのとうの特徴や栄養素、旬の時期についてご紹介します。旬の食べ物はとても美味しく栄養も豊富なので、ぜひ旬の時期に美味しいふきのとうを食べてみてくださいね!
特徴
ふきのとうは、春になると一斉に芽を出す、季節を感じさせる食材です。ふきの蕾の部分で、成長すると花が咲きます。生育中なので、ふきよりも栄養が豊富!ほんのり苦く、独特な香りがするのが特徴です。
栄養素
ふきのとうは、カリウムを多く含みます。カリウムは身体の外に塩分を出してくれる作用があるので、むくみ解消に効果的です。また、カルシウムや鉄、ビタミン類も豊富です。食物繊維もたっぷりなので、便秘改善の効果も期待できますよ!
旬の時期
ふきのとうは、1月頃〜4月頃までが旬の時期です。ハウスで栽培されているものは、12月頃から出回り始めます。このシーズン限定の食材なので、食べると春を感じることができますね!
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ふきのとうの食べ方
独特な苦味と香りを持つふきのとう。その風味を活かす食べ方についてご紹介します!
ふきのとうの天ぷら
サクッとした食感、独特の苦味と香りが際立つ天ぷらは絶品です!ふきのとうの食べ方としては、とてもメジャーです。
ふき味噌
ご飯のおともにぴったりなふき味噌も、ふきのとうの食べ方の中ではとても人気です。ほんのり甘い味噌味と、ふきのとうの苦味と香りがなんとも言えず、絶品な組み合わせですよ!
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ふきのとうは毒がある?
ふきのとうには天然毒が含まれるということは知っていますか?ふきのとうの毒性と、アク抜き方法についてご紹介します!適切にアク抜きすれば美味しく安全に食べることができますよ!
天然毒をふくむのでアク抜き必須
ふきのとうは、ピロリジジンアルカロイド類という天然毒を含んでいます。天然毒というのは、動物や昆虫から種子や実などを食べられないようにするため、自分で作り出す毒のことをいいます。
ピロリジジンアルカロイド類を摂りすぎると、肝障害の原因となることもあるので、注意が必要です。天然毒と聞くと怖いイメージがありますが、適切なアク抜きをすれば、安全に美味しく食べることができます。
正しいアク抜きのやり方
- 黒くなった葉っぱはむき、きれいに水洗いする
- 重曹(小さじ1)または塩(ひとつまみ)を入れたたっぷりのお湯で3〜4分程度茹でこぼす
- 半日から1日ほど水にさらす
の3ステップで完了です。やってみると、意外と簡単にできますよ!
アク抜きしたふきのとうは、水にさらしたまま冷蔵庫で保存可能です。毎日水を替えれば、5日ほどは冷蔵庫で持ちます!しっかり水を切って、揚げたり和えたり炒めたり、様々な料理に使うことができます。
ふきのとうの天ぷらのレシピを調べてみると、アク抜きせずに調理しているものがたくさん出てきます。農林水産省でも、ふきのとうはアク抜きをして食べることを勧めていますが、もしもアク抜きをしていないふきのとうを食べる場合は、大量に食べることは控えるようにしましょう。
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ふきのとう天ぷらの作り方
ふきのとうの毒性やアク抜きの方法が分かったところで、ふきのとうの天ぷらの作り方をご紹介します!サクッとした食感と香りがクセになる味ですので、ぜひ作ってみてくださいね!
材料
- ふきのとう
- 小麦粉(大さじ6)
- 片栗粉(大さじ2)
- 水(120ml)
- 塩
※ふきのとうの量に合わせて、衣の量は調整してください
つくりかた
- アク抜きしたふきのとうの水気を、キッチンペーパーなどでよく拭き取る
- 葉を1枚ずつ丁寧に開き、蕾がみえるようにする
- 小麦粉と片栗粉を3:1くらいの割合で混ぜ、水を少しずつ加えてかき混ぜながら衣を作る
- ふきのとうに軽く小麦粉(分量外)をまぶす
- ④のふきのとうに衣をつける
- 170度程度の油で揚げる
- 1分〜1分半くらいでひっくり返す
- カラッと揚がったら完成!お好みで塩をかけて召し上がれ!
ポイントは、
- 揚げる前にふきのとうの水分をしっかりと取る
- 塊のままではなく、1枚ずつ開き、平たくしてから揚げる
- 揚がるまでなるべく触らないで待つ
ことです。サクッとしてカリカリの天ぷらになりますよ!
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まとめ
今回は、ふきのとうの特徴と毒性、天ぷらを作るときにアク抜きが必要かどうかについてご紹介しました。
この記事をまとめると
- ふきのとうは12月から出回り始め、1月〜4月が旬の時期
- ふきのとうには、ピロリジジンアルカロイド類という天然毒が含まれる
- 適切なアク抜きをすることで美味しく安全に食べることができる
- 天ぷらにする場合も、できるだけアク抜きした方が良い
- アク抜きしたふきのとうを天ぷらにする場合は、水気をしっかり拭き取る
アク抜き方法と天ぷらの作り方をマスターして、春の料理を楽しみましょう!