ほうれん草には毒がある!?根っこは危険って本当？原因はえぐみの正体「シュウ酸」 |

美味しい野菜として食べられるほうれん草ですが、実はほうれん草には毒がある・・・なんて言われていることがあるんです。体に悪影響のあるものではありませんが、この成分によって渋みやえぐみを感じることがあります。今回は、

ほうれん草の根っこに毒はある？
毒と言われる成分の正体
毒成分を取り除く方法

これらのテーマについて紹介いたします。

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1 ほうれん草の根っこには毒がある？赤色が怪しい？
2 ほうれん草の毒素とは？
3 ほうれん草に毒はないが、シュウ酸は取り除く方がいいという結論
- 3.1 取り除く方法
4 まとめ

ほうれん草の根っこには毒がある？赤色が怪しい？

ほうれん草の根っこは赤色であることから、危険なイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。結論から言うとほうれん草には毒はありません。根っこも美味しく食べることができるため、是非料理で使っていきたい部位です！ほうれん草の根っこには２つの成分が含まれています。

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ポリフェノール

ほうれん草の根っこの赤い部分にはポリフェノールという体に良いものが含まれています。ポリフェノールはほとんどの植物に含まれており、ポリフェノールは抗酸化作用があり、活性酸素など体に有害な物質を無害な物質に変える働きがあります。

また、有害な物質を無害な物質に変えるだけではなく、動脈硬化といった生活習慣病を予防するのにも役立ちます。生活習慣病を予防したい…！という方には最適な食材です。

マンガン

ほうれん草の赤い根っこの部分位はマンガンが含まれています。マンガンとは酵素を活性化させてくれる効果があります。また、骨の形成に役立ってくれたり、骨を強くしてくれる効果があるため積極的にとっていきたい栄養の一つです。

マンガンが不足すると血糖値が高くなったり、骨の発育が不十分になったり、糖尿病になる危険性がでたりします。

どちらも体にいい成分だった！

ポリフェノールもマンガンも体に良い成分のため是非積極的にとっていきたい成分です。ほうれん草の根っこは赤いため、体に良くない成分が入っているのでは？と心配される方も多いかもしれませんが、体に良い成分なので、是非料理に活用してくださいね。

ほうれん草の毒素とは？

ほうれん草の毒素と言われるものはどのようなものなのでしょうか？ほうれん草の毒素について紹介します。

シュウ酸

ほうれん草の毒素と言われるものは「シュウ酸」という成分です。シュウ酸は体にとって栄養素ではなく老廃物として認識されます。

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アク・えぐみ

ほうれん草に含まれるシュウ酸とはアクやえぐみの原因になります。シュウ酸はほうれん草だけではなく、レタスやきゃべつなどの野菜類にも含まれます。

シュウ酸はアクやえぐみの原因になりますが、水溶性で水に溶ける性質を持っているため、水にさらしたり、沸騰したお湯で数秒間茹でることによってシュウ酸を減らすことができます。

味の面からしても、シュウ酸は取り除いた方が良いでしょう。シュウ酸は水にさらすか、電子レンジで加熱することによって簡単に取り除くことができるため、アクやえぐみをなくしたいという方は、是非料理の前に一手間加えてみてください。苦味も取れるため、ほうれん草が苦手というお子様でも食べやすくなると思います。

尿管結石の原因にも

味にアクやえぐみをもたらすシュウ酸ですが、とり過ぎると尿管結石の原因にもなります。尿管結石は３大激痛とも言われ、尿管結石を患うと、想像を絶するような痛みをもたらします。

シュウ酸は茹でて灰汁を抜くことでシュウ酸を取り除くことができるので、尿管結石になりそうで心配という方は、料理をする前にほうれん草を茹でてアクを抜きましょう。

尿管結石の原因となるシュウ酸は、ほうれん草だけではなく、さつまいもやブロッコリー、チョコレートにも含まれます。もし尿管結石になりたくない方は摂取量に気をつけると良いでしょう。

また尿管結石になる原因として、シュウ酸をとり過ぎる以外にも、動物性の脂肪を取りすぎたり、塩分や糖分のとり過ぎが原因で起こることもあります。

詳しくはこの記事をチェック！