スーパーなどで売られているホタテ貝で、白いホタテの周りにオレンジ色のひものようなものが出ているのを見たことがある人は多いことでしょう。しかし、ホタテの貝柱の中に赤いものをみたことがある方は少ないのではないでしょうか?初めてそれを見た場合には、「これは一体何なの?」・「食べても大丈夫なの??」などと戸惑ってしまいますよね。ホタテというと白いイメージしかないため、いきなりオレンジ色のホタテが出てきたら驚いて当然です。今回は、
- ホタテの赤玉とはなんなのか
- 普通の白い貝柱とのちがいは
- ペクテノロンの健康効果は
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目次
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赤玉とは
ホタテの白い部分の周りにあるオレンジ色の部分は雌の卵巣です。ホタテの雌の卵巣がオレンジ色である理由はカロテノイドという自然界に広く分布する赤色の天然色素によるもので、この「カロイド」という色素は柿やマンゴー・あんずなどにも含まれています。カロテノイドは強い抗酸化作用があり、生活習慣病や白内障の予防にも効果があると注目されています。この卵巣とは違う、オレンジ色の貝柱のことを「赤玉」と言います。これはホタテ漁師さんの間で赤玉と呼ばれているため、私たちの耳に聞き馴染みはあまりないですよね。この貝柱がオレンジ色な理由も、カロテノイド蓄積されていることによるものなので、食べても問題はありません。むしろ普通の貝柱より栄養価が高いので、見つけたら積極的に食べることをおすすめします。
0.15%の発生率
このオレンジの貝柱「赤玉」は、加工品の原料としては敬遠されているため、スーパーでホタテを買った場合、その遭遇率は低いです。そのため実はホタテの赤玉に出会うことができた人は、とってもラッキーな人なのです。
ペクテノロンという成分が含まれる
先ほども申し上げた通り、このホタテの赤玉には、「ペクテノロン」というカロチノ イドが含まれます。実はニンジンやサケの身の赤色もカロチノイドの一種によるものなのです。あまり聞き慣れない名前なので、「ペクテノロン」とだけ聞いても、食べていいのか悪いのか・身体に良いのか悪いのかなどよくわかりませんよね。
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赤玉と白いホタテの違い
ホタテのオレンジ色の貝柱である「赤玉」は、もしも遭遇することがあれば食べてしまっても何ら問題はないことが分かりましたね。それでは、一体この赤玉には普通の白いホタテとどんな違いがあるのでしょうか?
栄養成分に違いはほぼない
赤玉と白い貝柱の大きな違いは先ほども申し上げた通り、「ペクテノロン」というカロチノイドの一種が含まれているかいないかです。その他の栄養成分にはほぼ違いはありません。
赤玉のほうが濃厚でクリーミー
実は普通の白い貝柱よりも、赤玉の方が味が濃厚でクリーミーなんです。そのため、濃厚でクリーミーな味が好みという方は、赤玉を見つけたらむしろラッキーであると言えますよね♪
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ペクテノロンの健康効果
ホタテのオレンジ色の貝柱「赤玉」の色味の原因は、「ペクテノロン」というカロチノイドの一種によるものでした。食べても問題ないどころか、むしろ普通の白い貝柱よりも栄養価が高いと言われているこの赤玉ですが、それではその原因である「ペクテノロン」には一体どのような健康効果があるのでしょうか?以下に説明させていただきます。
抗酸化活性
ペクテノロンには、生活習慣病や老化の防止に 役立つ「抗酸化活性」作用があります。生活習慣病の予防だけでも嬉しいのに、老化防止の効果もあるなんて嬉しいことだらけですよね!こうなってくると、普通の白い貝柱よりも赤玉の方をむしろ食べたくなってきてしまいますね(笑)
抗発癌プロモーション活性
そしてさらに、ペクテノロンにはがん化細胞の増殖を抑制する「抗発癌プロ モーション活性」もあるんだとか!がん化細胞の増殖を抑制しくれるなんて、なんてありがたい作用なのでしょうか!こうなってくるとますます赤玉のホタテが食べたくなってしまいますね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?赤いホタテを見るとびっくりしてしまい、「食べない方がいいのかな…?」なんて思ってしまう方も多いことでしょう。しかし、実はこの赤いホタテは私たちの身体に嬉しい効果がたくさんあるのです。もしも赤いホタテを見つけた方はラッキーと思って、ぜひ食べてみてください♪
この記事をまとめると
- オレンジ色の貝柱のことをホタテ漁師さんの間では赤玉と呼んでいる。この貝柱がオレンジ色な理由は、カロテノイド蓄積されていることによるものなので、食べても問題はない。
- 赤玉と白い貝柱の大きな違いは「ペクテノロン」というカロチノイドの一種が含まれているかいないかである。そして、その他の栄養成分にはほぼ違いはない。
- ペクテノロンには、生活習慣病や老化の防止に 役立つ「抗酸化活性」作用やがん化細胞の増殖を抑制する「抗発癌プロ モーション活性」もある