干し芋はヘルシーなおやつとして食べる方も多いですが、開封後は固くなりやすいです。固くなった干し芋を柔らかくする方法や、固い干し芋のリメイク方法について着目しました。今回は、
- 干し芋を柔らかくする方法
- 固い干し芋のアレンジレシピ
- 干し芋の日持ちはどれくらい?
- 長持ちさせる保存方法
こちらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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干し芋とは?
“干し芋”は、さつまいもを蒸して乾燥させた食品です。全国的に生産されていますが、全体の90%以上が茨城県で生産されています。
干し芋の発祥地は静岡県で、そうなんした薩摩船を救助したことをきっかけに、静岡県にさつまいもの栽培が広まったと言われています。そして、乾燥させて干し芋にすることで保存が効くことを知り、徐々に干し芋の生産が始まりました。
栄養成分
干し芋の原料であるさつまいもには、日常生活で不足しがちなビタミンA・ビタミンB群・カルシウム・鉄といった栄養素が充実しています。また、食物繊維が豊富に含まれているのでお通じ改善など腸内環境を良くする効果が絶大に期待できます!
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。
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効果・効能
干し芋に含まれるカルシウムの含有量はなんと牛乳以上。ビタミンKと一緒になり骨の健康維持に働きかけます。食物繊維が豊富なので、便通を良くし腸内環境を整える効果もあります。
- 骨粗しょう症予防
- 貧血予防・改善
- 老化の抑制
- 便秘解消
干し芋を柔らかくする方法は?
干し芋は乾燥させているので、水分が抜けて固くなっています。もちろんそのまま食べられる干し芋ですが、“もう少し柔らかくしてから食べたい!”という時には、このような方法があります。
- 水や牛乳で戻す
- 電子レンジで温める
- トースターで温める
干し芋を水や牛乳に一晩浸しておくと、干し芋が水分を吸収して柔らかくなります。さつまいもと牛乳の相性は良く、まろやかで優しい味わいになります。
また、電子レンジやトースターで加熱しても干し芋を柔らかくすることができます。そのままレンジ加熱してもOKですが、よりしっとりさせたい場合は、干し芋を水で濡らしてからラップに包み加熱すると良いです。加熱時間の目安は、干し芋1片に対して10〜20秒です。
固くなった干し芋の食べ方・リメイク
どうしても固くなった干し芋は、リメイクすることで食べ方を変えるのもオススメです。干し芋をそのまま食べる以外の方法には、このようなものがあります。
- フライドポテト
- 芋けんぴ
干し芋を細切りにして揚げればフライドポテトや芋けんぴのように食べることができます。ちなみに、柔らかい干し芋であればスイートポテトにアレンジしたり、ホットケーキに混ぜたりしても食べることができます。
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干し芋の日持ち・賞味期限はどのくらい?
干し芋の日持ち日数の目安は、未開封・開封後・冷凍保存それぞれ下記の日数となっています。
- 未開封……約3ヶ月
- 開封後……1〜2ヶ月
- 冷凍保存…約半年
干し芋は未開封であれば常温保存で約3ヶ月日持ちし、開封後もしっかり保存すれば1〜2ヶ月持たせることができます。冷凍保存も可能で、その場合半年ほど日持ちします。元々干し芋は保存食として食べられていた食材なので、持ちが良いのです◎
腐るとどうなる?
干し芋は腐るとどうなるのでしょうか?保存が効く食品ではありますが、保存状態が悪かったり、開封後あまりにも長期間保存していると腐ってしまいます。腐った干し芋の特徴を確認してみましょう。
- 緑色のカビが生える
- 乾燥してカチカチになる
干し芋は乾燥していますが、開封後はより乾燥してカチカチになりやすいです。保存の際はしっかりフタができる容器に移すなどすれば、長期的に美味しく保存することができます。
また、干し芋は表面に緑色のカビが生えることがあります。白いカビのようなものも見られることがありますが、これは腐敗によるものではありません。一体なんなのでしょうか?
白い粉は何?食べられる?
干し芋の表面には、白い粉のようなものが付着していることがよくあります。白カビと思う方も多いですが、これは芋に含まれる糖分が表面に出てきたものです。
詳しくは「ブドウ糖の結晶」で、芋の水分と一緒に出てきたブドウ糖が固まったことによりできたものです。カビではないので食べることができますが、カビとの見分け方が難しいのでよくジャッジしてください。
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干し芋を長持ちさせる保存方法
干し芋の未開封時・開封後・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
未開封時の保存
干し芋は未開封なら常温保存が可能ですが、適した温度は10度以下とも言われています。夏など暑い時期には、未開封でも冷蔵保存した方が安全です。
- 涼しい時期なら常温OK
- 常温保存は直射日光を避けて保存
- 暖かい時期は未開封でも冷蔵庫へ
開封後の保存
開封後の干し芋も涼しい時期なら常温保存でOKです。開封後は乾燥させないことが一番のポイントです。
- 涼しい時期なら常温OK
- 乾燥しないよう密閉できる容器に移すとGOOD
冷凍保存
干し芋を長期的に保存した場合は冷凍保存も可能で、6ヶ月ほど日持ちさせることができます。
- 未開封なら袋ごと密閉袋に入れて保存
- 開封後は干し芋をラップに包んでから密閉袋へ
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まとめ
この記事をまとめると
- 干し芋を柔らかくする方法には、①水・牛乳で戻す ②レンジ・トースターで温めるなどがある
- 固くなった干し芋の食べ方には、①フライド干し芋 ②芋けんぴなどがある
- 開封後の賞味期限は1〜2ヶ月 / 早めの消費がオススメ
- 白い粉は芋の糖分が表面に出てきたものでカビではない
干し芋は開封後固くなりやすい食品ですが、いくつか柔らかくする方法があります。固いものもアレンジの仕方によっては美味しく食べられるので、捨てずに美味しく消費してみましょう!
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