干しあんずの食べ過ぎは危険?気になる栄養素や効果効能について紹介します!

皆さんは「あんず」は好きですか?なかなかメジャーではない果物のひとつですが、独特の甘みと風味を持っており非常に美味しい果物ですよね。最近ではあんずをドライフルーツにした干しあんずがいたるところで売られています。ドライフルーツにすると量が減ったように感じてしまい食べ過ぎてしまうケースがあります。

今回の記事では干しあんずを食べ過ぎた結果、どのような影響を及ぼすのか?あんずの栄養成分や効果はどのようなものがあるのかについて紹介していきます。

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あんずってどんな果物?

あんずとは?

科名・属名 バラ科サクラ属
 旬の時期 6月下旬から7月中旬
 主な生産地 ネパールから中国の山岳地帯
特徴 桃に似ているが、独特の風味を持つ

あんずはバラ科の果物で梅や桃、スモモなどと近い関係にあります。その独特の風味から種の使ったアマレットというリキュールが有名です。

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あんずの栄養素

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βカロテン

あんずにはβカロテンが他の果物よりも豊富に含まれていると言われています。中でも発ガンを抑制する強い効果を持つβクリプトキサンチンというカロテンが豊富に含まれており、昨今では医療業界でも注目を集めています。

βカロテンとは?
β-カロテンには、ビタミンAの作用をするという働きのほかに、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や、免疫を増強する働きがあることがわかってきています。また、β-カロテン自体がどれだけ役立っているかははっきりしないものの、β-カロテンが豊富な野菜や果物を十分に摂取することによって、心疾患やある種のがんのリスクが低減することも示されています。β-カロテン当量が多い食品は、にんじん、ほうれん草、ピーマン、かぼちゃなどの緑黄色野菜や、かんきつ類、スイカなどの果物です。※引用:栄養相談ナビゲーター

有機酸

あんずにはクエン酸やリンゴ酸といった有機酸を多く含む特徴があります。有機酸は胃腸の働きをサポートしたり、乳酸を減らし疲れを取り除くなど様々な効果があります。

GABA

最近話題になっているGABAというアミノ酸も豊富に含まれているのです。脳の血行を良くして認知症を予防したり、ストレスを軽減させてくれるなど様々な効果を持ちます。

GABAは車のブレーキの役割を持つ物質
GABAとは、γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)の略語です。私たちの体内に普段から存在しているアミノ酸のひとつで、人間のほかにも様々な動物や植物に含まれています。GABAは、特に脳や脊髄で「精神を安定させる抑制性の神経伝達物質」で、交感神経の働きを抑制して、興奮した神経を落ち着かせたり、ストレスを緩和したり、睡眠の質を整えたりする効果があり、いわば車のブレーキの様な働きを担っているといわれています。これに対して、アクセルの働きをするのが興奮性の神経伝達物質です。主としてドーパミンやアドレナリン、グルタミン酸などですが、実は、GABAは、脳内で興奮性のグルタミン酸から作られています。抑制性の伝達物質が興奮系伝達物質から作られることで、興奮したときに抑制する物質も同時に作ることが可能になり、両方のバランスをうまく保つように機能しているのです。GABAはもともと体内で十分な量が作られているのですが、疲労や強いストレスにさらされると、それを緩和するために大量に消耗してしまうため、不足傾向に陥ります。GABAが不足すると興奮性の神経伝達物質が過剰に分泌されることになり、リラックスできなくなって緊張状態が続いてしまうのです。

糖質消化酵素の働きを防ぐ

あんずには糖質消化酵素のグルコシアターゼの働きを抑制する効果があります。これが働くと糖質が消化吸収されるのを抑制してくれるため、血糖値を急激に上げないようにしてくれるのです。血糖値は急激な乱高下を起こすと血管を傷つけると言われています。

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あんずの食べ過ぎによる影響 

肥満や虫歯を引き起こす

あんずには果糖と言う果物に含まれる糖分を多く含みます。そのため食べ過ぎると肥満や虫歯を引き起こすなど様々な影響があります。

下痢を引き起こす

あんずに含まれる食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。通常であれば腸内環境を整え、便秘を改善してくれる効果を持つ食物繊維ですが、食べ過ぎてしまうと逆にお腹をゆるくしてしまうことがあるのです。

食物繊維以外でもあんずに含まれる果糖が下痢を引き起こすとも言われています。こちらも通常の量では特に問題になりませんが、食べ過ぎてしまったり具合が悪い時に食べてしまうと下痢になってしまうことがあります。

食物繊維はお腹に良いんじゃないの?
食物繊維には大きく分けて「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。水溶性食物繊維は糖やコレステロールの吸収を抑える効果や、便を柔らかくする効果が知られていますが、水溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、腸にある水分を集めすぎてしまい便を柔らかくし過ぎて下痢の原因になってしまうことがあるのです。一方で不溶性食物繊維には、便のかさを増し、腸を刺激することで排便を促進する効果があります。しかし、もともと便秘状態で腸の動きが低下している人が不溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、大きくかさが増した便をうまく排出できず、便秘がひどくなってしまうことがあります

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干しあんずは1日どれぐらい食べていいの?

どんなもの?

干しあんずは2~3個まで!

色々調べてみたところ人によって個人差はありますが、1日の糖分摂取量を考えると1日2~3個が良いと言われています。これ以上摂取してしまうと栄養過多になってしまうので注意しましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?甘くて食べやすい干しあんずですが、食べ過ぎてしまうと肥満や虫歯下痢などを引き起こしてしまう可能性があることがわかりましたね!

この記事をまとめると

  • あんずはバラ科の果物で桃や梅などの仲間!
  • βカロテンや有機酸など身体に良い成分を多く含んでいる!
  • 食べ過ぎると肥満や虫歯、下痢などを引き起こす可能性がある!

このように食材についての知識を幅広く紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますのでご興味のある方は是非ご覧になってください。

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