干し椎茸スライスの戻し方|水の量・戻し時間・なぜ戻す?保存方法

干ししいたけは出汁を取ったり、佃煮、炊き込みご飯などにも活用することができます。料理にうまみをアップさせてくれる優れものですが、美味しい出汁を取るには少し工夫が必要です。

今回は干しシイタケスライスの戻し方について、こちらの内容でご紹介します。

  • 干し椎茸とはどんな食品?
  • 干し椎茸スライスの戻し方
  • 干し椎茸の保存方法

それではさっそく説明していきます。

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干し椎茸とはどんな食品?

そもそも干し椎茸とはどんなものかご存じでしょうか?

干し椎茸とは?

椎茸を乾燥させたもの。

現在流通している干しシイタケの種類は大きく分けて3つ。

  1. 「冬菇(どんこ)」・・・全体が丸みを帯びていて、傘が厚い
  2. 「香信(こうしん)」・・・全体的に平たく、傘が薄い
  3. 「香菇(こうこ)」・・・冬菇と香信の中間のサイズ

干しシイタケの主な産地は大分県。

食物繊維、ビタミンB群、エリタデニン、β-グルカンなどの栄養が含まれている。

使い方

干し椎茸の主な使い方は水で戻して、だし汁をとること。出汁を取った干し椎茸は佃煮や抱き込みご飯の具材などにも利用し、余すことなく使うことができます。出汁を使った干しシイタケをすぐに使わない場合はすぐに冷凍しておけば、1ヶ月程度日持ちします。

賞味期限

商品により異なりますが、干し椎茸の賞味期限は1年ほど。水で戻した干し椎茸は冷蔵で1週間ほど日持ちします。賞味期限は食品を美味しく食べられる期間なので、賞味期限が過ぎても食べられることはできます。

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干し椎茸スライスの戻し方

干し椎茸を戻すときどのような方法で戻しているでしょうか?そもそもなぜ干し椎茸を戻すのか?また時短で戻す方法などご紹介します。

なぜ戻すの?

そもそもなぜ椎茸を干しているかというと、長く保存させたり、うまみ成分を凝縮させ美味しくするため。そして実際に食べるときに干したものを戻すと、凝縮されたうまみ成分や栄養成分が浸した水に溶けだし様々な料理に活用できます。

水の量

干し椎茸を戻すときの水の量に特に決まりはありませんが、干し椎茸が浸る程度の水につけておくのが良いでしょう。もちろん水の量が増えると戻し汁の濃度が薄くなり、水の量が少なければ濃度が濃くなるので使う料理に合わせて調節するのも良いでしょう。

戻し方・戻し時間

干し椎茸を戻す時間は、6~12時間程度です。

<干し椎茸の戻し方>

  1. 干ししいたけを軽く洗う。
  2. 干し椎茸を使う分だけ保存容器または袋に入れる。
  3. 干し椎茸全体が水に浸かる程度に水を入れる。(水の温度は冷たいほうが良い)
  4. 冷蔵庫に入れ6~12時間放置する。

干し椎茸は冷水(5℃)で戻すと美味しい出汁を取ることができます♪

時短で戻す方法

干し椎茸を水で戻すと6~12時間かかります。しかし料理で今すぐ使いたい!という方はそんな時間待っていられませんよね。そんな時は

  • ぬるま湯で浸す
  • 電子レンジで温める

方法を活用しましょう!

ぬるま湯で戻すと2~3時間程度、電子レンジでは600w、約20秒温め、常温で15分程度放置しておけば戻し汁を作ることができます。

しかし冷水で戻す方法に比べてうまみ成分が減ってしまいます。そのためどうしても戻し汁をすぐ使いたいときにだけ、この方法を活用しましょう。

干し椎茸をそのまま煮ることはできる?

実は干し椎茸は戻さずに、そのまま使うこともできます。煮込み料理などに使う場合は、干し椎茸を細かく割って最初から鍋に入れておきます。よく煮込めば椎茸も柔らかくなるためそのまま食べることができます。

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干し椎茸の保存方法

干し椎茸の保存方法は未開封時と開封後も常温で保存することができます。保存する時のポイントについて詳しく説明します。

未開封時

未開封の干し椎茸は、常温で保存することができます。高温多湿を避けて涼しい場所で保管しておけば半年~1年程度日持ちします。

開封後

開封後も基本的には常温で保存することができます。干し椎茸は湿気に弱いため、湿気ないように袋を密閉するのがポイントです。そのため購入したままの袋ではなく、密閉できる容器などに移し替えるのが良いでしょう。干し椎茸は日が経つにつれて風味がどんどん落ちてしまうので、なるべく早く使い切るようにしましょう。適切に保存しておけば、開封後でも半年~1年程度日持ちします。

まとめ

以上、干し椎茸スライスの戻し方についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 干し椎茸は椎茸を長期間保存できるように干しているもので、普通のしいたけよりもうまみ成分が凝縮されている
  • 干し椎茸には食物繊維、ビタミンB群、エリタデニン、β-グルカンなどの栄養が豊富に含まれている
  • 干し椎茸の賞味期限は、半年~1年程度
  • 干し椎茸がつかるほどの冷水で6~12時間程度漬けておけば、美味しい出汁を取ることができる
  • 早くだしを取るには常温でぬるま湯につけておくか、電子レンジで温める
  • 未開封、開封後でも常温で保存することが一般的で、開封後は湿気が入らないように密閉できるものに入れて保存しておく

干し椎茸のだし汁にはうまみ成分が凝縮されており、様々な料理を美味しくするのに役立ちます。出汁を取った後の椎茸ももちろん食べることができるので、ぜひ活用してみてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。

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