干し芋はいつから食べさせて良いの?与える時の注意点と食べさせ方

寒くなってきてさつまいもが美味しい時期になってきましたよね。その中でもさつまいもを干して作る干し芋は、そのままのさつまいもよりも甘味が凝縮されてとても美味しく食べることのできる食材です。

ほしいもは老若男女問わず誰もが美味しく食べられるものですが、実は赤ちゃんの離乳食につかえるとても優秀な食材なのです!今回の記事では干し芋はいつから赤ちゃんに食べさせても良いのか、干し芋が離乳食におすすめな理由について解説していきたいと思います。 

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干し芋はいつから食べさせてもいいの?

まずは干し芋は赤ちゃんの離乳食の段階の中でどの段階で食べさせて良いのかについて解説していきたいと思います。

赤ちゃんの離乳食の段階

<離乳食の段階早見表>

  • 5~6ヶ月頃 初期(ゴックン期) 1日1回  なめらかな状態
  • 7~8ヶ月頃  中期(モグモグ期) 1日2回  舌でつぶせる固さ
  • 9~11ヶ月頃 後期(カミカミ期) 1日3回  歯茎でつぶせる固さ
  • 12ヶ月頃 完了期(パクパク期) 1日3回  歯茎でかめる固さ

離乳食には初期・中期・後期・完了期の4つの時期があり、その中でも干し芋を食べさせて良い時期というのは「中期の後半~後期にかけて(大体8~10カ月)」と言われています。最初に干し芋を食べさせる時は必ず小さくカットしてから、水に浸し十分に柔らかくしてから与えるようにしましょう。

水分と一緒に食べさせること

干し芋を食べさせる時は口の中の水分が取られがちなので必ず水分と一緒に与えるようにしましょう。カットする大きさの目安としては最初はたまごボーロよりも小さくしてから与えるようにしてください。また次々に与えるのではなく飲み込めているかしっかり確認して、食べている時は絶対に目を離さないようにしてください。

小さい子というのは意外と何でも飲み込めてしまいますが、サイズが大きいものはむせて吐き出してしまう可能性があります。焦らずにしっかり飲み込めているかを確認してからゆっくりと与えるようにしてくださいね。

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干し芋は離乳食にオススメな理由

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干し芋をどのくらいの時期に与えても良いか分かったところで、次は干し芋を離乳食に与えるのがおすすめの理由について解説していきたいと思います。

たくさん噛む事ができる

干し芋は適度な硬さを持っています。離乳食の目的として顎の発達を鍛えるために少し硬さのある食品を選ぶと良いのですが、干し芋の硬さは小さな子供が顎を鍛えるために噛む強さとしてベストな硬さをしています。

近年では食生活の変化によって顎の発達が十分でないケースが多く、柔らかいものばかりしか食べられなくなっていますが早いうちに顎の筋力を発達させることによって綺麗な歯並びや脳の発達を促進することができると言われています。

干し芋を噛むことによって以下のようなメリットがあります。

  • 顎の筋肉が発達することで歯並びがきれいになる
  • 唾液の分泌が増えるので食べ物を消化吸収しやすくなる
  • 食べ過ぎを防いでくれる
  • 脳の発達を促進させる
  • 気持ちを落ち着かせ集中力を高めることができる
  • 表情筋が鍛えられ豊かな表情が生まれる

離乳食の段階からしっかりと体の発達のことを考えてあげることは、赤ちゃんの成長のためにはとても大切になってきます。食事ひとつをとってみても、赤ちゃんの発達にとっては重要なものなのです。

栄養素が豊富

程よい固さの他にも非常に優秀な栄養素を持っているというところが干し芋の大きなメリットの一つでしょう。干し芋にはカリウム、カルシウム、リン、マグネシウムなどのミネラルの他にも食物繊維や鉄分などを豊富に含みます。

特にこの中でも鉄分は子供が不足しやすい栄養素なので、干し芋を食べることによって適度な鉄分を補給することができます。

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保存料・添加物が含まれていない

さらに干し芋の優秀な点は「保存料や添加物が含まれていないこと」です。私たち食べるものには保存料や添加物が含まれています。これらは食べ物も見栄えを良くしたり長持ちさせて賞味期限を伸ばすなど様々なメリットがありますが、小さなお子様にとってはこのような添加物が体に悪影響を及ぼす可能性も否定できません。

干し芋はさつまいもを天日干し、もしくは熱風で加工しただけのものですので保存料や添加物が使われていないため安心して食べることができます。

手づかみで食べることが出来るのも大きなポイント

干し芋は手づかみで食べることができるのも大きなメリットです。離乳食後期から手づかみ食べが始まりますが、手づかみで「自分から進んで食べる」ことができるようになると食事の楽しみを覚えることができます。

また手づかみで食べることによって指や手をよく使うので、脳の発達にもとても良いとされています。この時期は少量ずつおお子さんの目の前に置いてみて、自分から手を伸ばして口に運ぶという練習も積極的に行ってみてください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 干し芋を食べさせて良いのは8ヶ月から10ヶ月くらいになってから
  • たまごボーロよりも小さく切って、水に浸してから与えよう
  • 干し芋の硬さは顎の発達にとても良い
  • よく噛むことによって脳の発達にも効果的
  • 保存料や添加物が含まれていないのもポイント
  • できるだけ手づかみ食べを意識して食べさせていきたい 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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