ホルモン部位の名称は?タンやレバーもホルモン?小腸の名称は?

皆さんは焼肉屋に行ってホルモンを食べますか?実はホルモンという名前がついているものだけでなく私たちがよく食べているレバーやタンもホルモンの一種なのです。

ではホルモンにはどのようなものが含まれているのか、一緒におさらいしていきましょう!

今回の記事では、

  • ホルモンってどんなお肉?
  • どんなものがあるの?
  • 赤肉・白肉とは?
  • ホルモンは体に悪いの?
  • ホルモンの栄養と健康効果

これらについて解説していきたいと思います。

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焼肉のホルモンってどんなお肉?

ホルモンというのは、牛や豚の内臓のことをいいますが、特に腸や胃袋のことを指すことが多いようです。まずは、具体的な部位や、どんな味・食感がするのかについてご紹介していきます。

白物・赤物に分かれる

ホルモンの部位は、「白物」と「赤物」に分かれます。それぞれの代表的なものをご紹介します。

<白物>

  • コテッチャン(マルチョウ):小腸のことです。適度に脂が乗っていて、焼いても煮ても美味しいのが特徴です。
  • テッチャン(シマチョウ):大腸のことです。小腸よりも脂が少なく厚みがあり、硬めの食感が特徴です。
  • レバー:肝臓のことです。独特の匂いがあり、鉄分がたくさん含まれているのが特徴です。
  • ハツ:心臓のことです。コリコリした歯触りが特徴です。
  • ミノ:胃のことです。独特の歯応えが特徴です

<赤物>

  • ハラミ:上側の横隔膜のことです。見た目は赤身肉に似ていますが、ホルモンの一種です。
  • サガリ:下側の横隔膜のことです。見た目はハラミとほとんど同じですが、厚みがあります。
  • タン:舌のことです。タンの部位によって食感が違うため、切り方を変えて様々な部位が提供されています。

このようにホルモンといっても様々な種類があり、それぞれ形も味も違います。ホルモンといえば何となく腸のイメージがあったかもしれませんが、実はレバーやハツ、タンもホルモンの一種になります。

特にホルモンの中でも癖があるのが「レバーとミノ」です。逆にクセがないとても食べやすい部位は「ハラミ、ハツ、タン、テッチャン」です。

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なんでレバーやタンもホルモンなの?

そもそもホルモンとは胃や腸のことを指す言葉ではありません。焼肉で言うところのホルモンの語源は「ほう(放)るもの→捨てるもの」という言葉からきているとされるので元々は、食べることのできない以前は捨てていたお肉のことを全てホルモンと言います。

ちなみにこの語源の説ともう一つ別の説があり、生理学物質の「ホルモン」から名前を取って栄養豊富な内臓のことを全てホルモンと名付けられたというものもあります。

どちらも有力な候補ですが、生理的物質のホルモンから内臓や今まで捨てられていたものをホルモンというのはなんだか無理があるような気がするので、私は「放るもの」からホルモン説がわかりやすくて好きですね。

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ホルモンは食べると太る?健康に悪い?

ホルモンというと、太りそうなイメージがあるのではないでしょうか?実は、ホルモン=太るという訳ではないんです!意外とヘルシーなホルモンの魅力に迫っていきましょう!

ホルモンの種類 カロリー 糖質量
レバー 132kcal 3.7g
ハツ 142kcal 0.1g
テッチャン 162kcal 0g
ミノ 182kcal 0g
コテッチャン 287kcal 0g
ハラミ・サガリ 301kcal 0.3g
タン 435kcal 0.2g

こうやって見てみると、ホルモンといっても、カロリーが低いものから高いものまであることが分かります。糖質は、レバー以外はかなり低い数値ですね。ホルモンが太るとはいえない理由は、ここにある訳です!

さらに通常のステーキなどに使われるお肉よりも、レバーであれば鉄分が豊富ですし、その他のホルモンもタンパク質が豊富、 Lカルニチンという脂肪分解をサポートしてくれる栄養素が豊富など優れている点がとてもたくさんあります。

体に悪いという噂はあまり聞きませんが、身体に良い情報はたくさんありますよね! 次はホルモンに多いと言われている栄養成分について解説していきたいと思います。

ホルモンに含まれる栄養成分

ホルモンが意外と低カロリーだと分かったところで、ホルモンに含まれる栄養成分や効果について解説していきます。意外と栄養たっぷりなホルモンに注目ですよ!

<主な栄養素> 

  • ビタミンB12
  • ビタミンB2
  • ビタミンK
  • ナイアシン
  • パントテン酸

また、ミネラルやコラーゲンも豊富です!特に、ミネラルは人の体では生成できないため、重要な成分になります。さらに日本の水は全てミネラル類が少ない軟水であることから日本人はミネラル成分が不足してしまいがちです。

このため積極的にミネラルを摂取していく必要がありますが、そんな時にもホルモンはとても心強い味方になります!

ホルモンを積極的に食べることで以下のような効果を期待することができます。

  • 貧血防止
  • エネルギー代謝をよくする
  • 脂質の分解促進
  • 皮膚や粘膜を健康に保つ
  • 骨の健康を維持する
  • 免疫の活性化
  • 疲労回復

こんな感じで栄養効果がとても多く、どんな世代の人たちも恩恵を受けることができます!ホルモンを避けずに是非皆さんも積極的に食べてみてくださいね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ホルモンは焼肉の内臓の部位のことを言う
  • 元々は食べられないものだと認識されていたため捨てられる→放るもの(ほおるもの)→ホルモンと名づけられた説が濃厚
  • ホルモンにはハラミやタン、レバーなども含まれる
  • ホルモンにはビタミンやミネラルなどの豊富な栄養素が含まれている
  • 貧血の予防やエネルギー代謝を良くする効果があるので積極的に食べたい!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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