煮物や照り焼きなどには欠かすことのできない調味料である「本みりん」。料理に風味や甘味を付け加えたり食材からツヤを出す役割をするなど万能に使うことができるので大活躍ですよね。
常備されている家庭が多い「本みりん」ですが、正しい保存方法についてはご存知でしょうか。せっかく使うのであれば品質を変えることなく最後まで使い切りたいものですよね。
今回は「本みりん」の正しい保存方法と賞味期限についてを徹底的に解説していきます!ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
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本みりんの保存方法を解説
そもそも「本みりん」とは下記のような調味料を指します。
本みりんとは…?
- アルコール度数が12.5~14.5%であるもの
- もち米を醗酵して製造する
- 濃厚な甘みが特徴である
- そのままでも美味しく飲むことが可能である
- 「みりん」としての風味付けの他にも「料理酒」のように肉や魚の臭みを消したり煮崩れを防止する働きがある
常温保存
「本みりん」の保存方法の基本は常温です。開栓前でも開栓後でも常温保存が基本となりますが、細かい点で保存方法に若干の違いも…。
それぞれについて詳しくまとめていきますので、ぜひ参考にして活用してください。
開栓前の保存方法
- 温度変化の激しい場所や高温の場所を避けて、常温保存が可能
- 紫外線を当てると変質してしまう可能性も…
- 直射日光だけではなく蛍光灯程度の紫外線でも劣化が進むことも…
- 涼しく日光の通らないような場所での保存が最適といえる
開栓後の保存方法
- 常温保存が可能
- アルコールの殺菌作用で保存性は高まっているが、やはり高温や直射日光は避ける必要性がある
- 開栓前と同様に、涼しく日光の通らないような場所での保存が最適といえる
冷蔵・冷凍保存はNG
”涼しく日光の通らないような場所での保存が最適”とご紹介した「本みりん」ですが、実は冷蔵や冷凍保存がNGな調味料です。
保存場所を聞く限りでは、冷蔵庫などでの保存がベストと感じがちですですよね。では一体、なぜNGなのでしょうか?理由は下記のとおりとなっています。
- 本みりんに含まれている糖分は、寒い場所に置いておくと白い結晶となって分離してしまうため
- 風味が弱まってしまうため
一度、開栓した調味料は冷蔵庫で保存しておくと安心というイメージを持ちがちですよね。しかし「本みりん」の場合は冷蔵や冷凍保存することによって、せっかくの風味や美味しさが激減し残念なことになってしまいがち…。
適切な保存方法・場所をぜひ覚えておいてくださいね。
冷蔵庫に入れてしまったら…
先ほども解説しましたが、「本みりん」を冷蔵庫で保存してしまうと中に含まれている糖分が白い結晶となり分離し固まってしまう状態になってしまうことも…。
そういった場合には、ぬるま湯に入れると元の状態に戻り品質にも問題はないとされています。ただし酷い分離状態だったり、気になる場合には残念ですが破棄するようにしましょう。
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本みりんの賞味期限は?
なかなか目で見て腐敗しているかの区別がつきにくい調味料類。だからこそ賞味期限については詳しく知っておきたいところですよね。
下記では「本みりん」の賞味期限について詳しく解説していきます!
開封前
冷暗所保存で未開封の場合だと平均して18カ月ほどとされています。
ただし、「本みりん」はメーカーによって製造工程も異なれば種類も多様にあります。賞味期限はメーカーによって異なりますので、しっかりと記載してある期限をチェックするようにしてくださいね。
開封後
開封してしまった「本みりん」の賞味期限は、おおよそ3カ月ほど。
アルコール度数が高いため殺菌作用の働らきは強いものの、やはり早めに使い切るのをお勧めしますよ。
空気に触れることによって、どんどん劣化が進んでしまうので開封後はしっかりと栓をしめて冷暗所で保存をするようにしてくださいね。
夏の常温保存はNG?
外気温だけではなく室温も一気に上がる夏場は、調味料の保存場所にも悩みがちですよね。
思わず冷蔵で保存をしてしまいたくなりますが、「本みりん」は基本的に夏場でも常温保存が可能です!直射日光の当たらない涼しい場所で保存するようにしてくださいね。
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その他調味料の保存方法
料理をするうえで切り離すことができない調味料。しかし調味料によって冷蔵保存が必須であったり常温保存でよかったり…とさまざまなので混乱してしまいますよね。
下記では、料理には出番の多い「料理酒」と「醤油」の保存方法についてまとめています。こちらもぜひ覚えておいてくださいね。
料理酒
素材の生臭さを取り除いたり味を染み込みやすくする働きをもつ料理酒ですが、以外と知らないのが保存方法。
開封前の料理酒は常温での保存が可能です。直射日光の当たる場所では風味が落ちてしまう可能性があるので冷暗所で保存をするようにしましょう。
また開封後も料理酒のアルコール度数が高ければ殺菌作用が働くので冷暗所での常温保存も可能です。キャップが開いたままの状態だと菌が繁殖する原因となってしまうので、しっかりとキャップを閉めて保存してくださいね。
醤油
どの家庭にも常備されているであろう醤油は料理をするうえで必要不可欠ですよね。
醤油の正しい保存方法として開封前は、日の当たらない涼しい場所で保存をしましょう。また開封後は空気に触れることで酸化が進み風味が落ちてしまいます。きちんとキャップを閉めて冷暗所で保存をしましょう。キャップをしっかりと閉めることによって菌の繁殖を予防することもできます。
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まとめ
いかがでしたか?今回は主に「本みりん」の保存場所と賞味期限について解説しました。
この記事をまとめると
- アルコール度数の高い「本みりん」は冷暗所での常温保存が基本
- 冷蔵庫や冷凍庫など温度が低すぎる場所は、糖分が分離してしまうために不向きである
- 開封前は18カ月ほどの期限だが、開封後は約3カ月を目安に使い切ろう!
「なんでも冷蔵庫に入れておけば間違いない!」と思ってしまいがちですが、適切な場所で保存をしないと劣化などの原因となってしまい勿体ないですよね。
ぜひ今回の記事を参考にして最後まで美味しい「本みりん」を堪能してくださいね。
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