はちみつのメリット&デメリット|食べ過ぎは太る?体に悪い?

甘くて美味しく身体にも良いとされるはちみつですが、間違った食べ方は身体に毒なのをご存じでしょうか。

今回は薬にも毒にもなりうるはちみつについて以下のことをまとめてみました、今一度はちみつの食べ方について確認してみてください。

  • はちみつの成分
  • はちみつによるメリット
  • はちみつによるデメリット
  • はちみつは1日にどのくらいが目安?

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はちみつの成分

はちみつにはどのような成分が含まれているのでしょうか。

ブドウ糖とは

はちみつの栄養成分の約80%はブドウ糖と果糖という単糖類です。

この単糖類は糖類の最小単位で、食べ物から摂取された糖質は体内で分解、消化吸収を行い最終的に糖質はブドウ糖まで小さくなり、効率よく人体のエネルギー源として利用されます。

パーフェクトフードとはちみつ

パーフェクトフード(完全食)とは、「人間が生きていくために必要な栄養素を計算してつくられた食品」「健康を維持するために必要なすべての栄養素を計算して作られた食品」を意味します。

日本では、厚生労働省が日本人に必要な栄養素を定めた「日本人の食事摂取基準」をもとに、必要な栄養素が計算されていることが多いです。

はちみつには、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素、ポリフェノール類などの150種類以上の栄養成分がバランスよく含まれており「パーフェクトフード」と呼ばれています。

腸内環境を整えるグルコン酸やオリゴ糖に加え、抗酸化・抗炎症作用、メタボリックシンドロームを軽減する効果があるポリフェノール類も多く含まれていることもパーフェクトフードと呼ばれる理由です。

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はちみつによるメリット

はちみつを食べることで得られるメリットとはどのようなものなのでしょうか。

疲労回復

食べ物から摂取された糖類は、様々な工程を得て単糖類(ブドウ糖や果糖)に分解されて体内に吸収されますが、はちみつに含まれる糖類はミツバチが花の蜜を体内の酵素で分解したものなので既にブドウ糖と果糖になっています。

そのため、体内での消化吸収に手間がかからず、すぐに体のエネルギー源になることができるので疲労回復も早いのです。

美肌効果

美容製品に「はちみつ成分配合」と記載された商品を見かけることがあります。はちみつにはビタミン類、ミネラル、酵素などが含まれており、古来より医薬品として使われてきました。

肌への効果として挙げられるのは、老化と酸化を防ぐアンチエイジング効果や、ビタミンCによるシワ・シミ・たるみの防止、はちみつに含まれるグルコン酸による肌荒れの防止などがあります。

風邪予防・免疫力アップ

はちみつには上記でも挙げた通りアミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素、ポリフェノール類などの150種類以上の栄養成分がバランスよく含まれていることから風邪予防に大変効果があります。

またよく風邪をひいたらはちみつを舐めなさいと言われますが、はちみつには抗菌作用抗炎症作用もあり、咳や喉の痛みに大変効果的です。

便秘解消

はちみつに含まれている栄養成分にオリゴ糖と有機酸の一種であるグルコン酸がありますが、この二種の栄養成分が腸内環境に良い影響を与えていると言われています。

腸内環境を良くするためには、ビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌を増やし、ウェルシュ菌や病原性大腸菌などの悪玉菌を抑制し腸内環境を整える必要があります。

はちみつに多く含まれるオリゴ糖とグルコン酸は、善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑制し善玉菌を優位にすることにより腸の運動を適度に促進され、お通じを良くしてくれるのです。

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はちみつによるデメリット

メリットがたくさんあるはちみつですが、時に取りすぎは身体に毒になります。

食べ過ぎは下痢・腹痛に

はちみつは中には腸内細菌を整えてくれるグルコン酸という成分が入っており、便通を改善してくれますが、はちみつを食べ過ぎればグルコン酸の効果が増してしまいお腹がゆるくなり下痢や腹痛などの原因になる可能性があります。

肥満

はちみつのカロリーは、100gあたり329kcalです。100gあたり391kcalの上白糖と比べると低カロリーではあるのですが、糖類であることに変わりはありませんので食べ過ぎは太ります。

糖尿病

はちみつの栄養成分の約80%はブドウ糖と果糖という単糖類だというのを上記にて記しましたがはちみつに含まれている果糖は、血糖値をあげやすい糖です。糖尿病の方にとって急激な血糖値の上昇は身体に大変な負担をかけてしまいます。

糖尿病では糖質の量をコントロールする必要があることから基本的には接種は控える方が良いでしょう。

しかし無理に制限する必要はなく、はちみつの量は1日あたり小さじ1杯程度でしたら血糖値も急激には上がらず身体への負担は少なく済みます。容量を守って良い食生活を送ってください。

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はちみつは1日にどのくらいが目安?

はちみつについてメリットとデメリットが分かったところで、一般的に1日どの程度の摂取が望ましいのでしょうか。

はちみつの1日の接種目安

1日に最適な摂取量はおよそ30g(大さじ2杯)です。40gまでなら健康に影響が出ることはないとされていますが、それ以上の摂取は糖分の過剰摂取に繋がりますので控えましょう。

はちみつに豊富に含まれているブドウ糖は、必要以上に摂取すると中性脂肪となり、体に蓄えられてしまいますので食べ過ぎは注意が必要です。

食べるタイミングはいつがいい?朝?夜?

1日に最適な摂取量はおよそ30g(大さじ2杯)を朝、昼、晩の3回に分けて1回に10gずつ摂るのがおすすめです。

まとめ

はちみつについてまとめましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • はちみつの栄養成分の約80%は効率よく人体のエネルギー源として利用されるブドウ糖と果糖という単糖類です
  • はちみつには単糖類のほかにビタミン類、ミネラル、酵素、ポリフェノール類などの150種類以上の栄養成分がバランスよく含まれています
  • はちみつを接種することにより疲労回復、美肌効果、風邪予防、免疫力アップ、便秘解消などのメリットがあります
  • はちみつの取り過ぎは下痢や腹痛を引き起こされることがあり、肥満にもつながります
  • 血糖値を上げやすい果糖が含まれるはちみつは糖尿病の方の場合食べる時は注意が必要です
  • はちみつの1日に最適な摂取量はおよそ30g(大さじ2杯)です
  • 朝、昼、晩の3回に分けて1回に10gずつ摂るのがおすすめです
  • 糖尿病の方は1日あたり小さじ1杯程度のはちみつの量だと身体の負担が少ないので容量を守って摂取してください

はちみつは食べ過ぎなければとても身体に良い食品です。これからの暑い時期ははちみつを上手に利用して夏を乗り切ってみてはいかがでしょうか。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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