「はちみつ」は美容効果があるとして人気の食材ですが、「健康に悪い」と言われることもあるようです。それにはどんな理由があるのでしょうか?また、毎日食べる効能についても着目してみました。今回は、
- はちみつは健康に悪い?栄養と効能は?
- はちみつの悪いところ・デメリット・副作用は?
- はちみつを毎日食べる効果・食べ方
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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はちみつは健康に悪いの?
はちみつは栄養価の高い食材ですが、「健康に悪いの?」と疑問をもたれることも多いようです。実際のところ、はちみつは体にどのような影響や効果があるのでしょうか?まずははちみつに含まれる栄養から確認していきましょう。
蜂蜜の栄養
はちみつには、美肌に効果的なビタミンB1・B2をはじめ、良質なビタミン類が豊富で、他にもビタミンB6やビタミンC、葉酸などが含まれています。
また、ミネラル類も多く、血液に関わるマグネシウムや鉄分、骨の発達に関わるカルシウムや、ナトリウムも含まれています。体内で生成することのできない、たんぱく質の元となるアミノ酸9種類や、抗酸化作用を持つポリフェノールなど、蜂蜜は栄養豊富な食材です。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
- ナトリウム:ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
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蜂蜜の効能
はちみつによる健康効果の中でも、生活習慣病予防となる2つの効果を見ていきたいと思います。
癌
はちみつには抗酸化作用を持つ成分が豊富に含まれていて、癌や心血管疾患の原因となる炎症や抗酸化ストレスを抑える働きがあります。そのため、はちみつを定期的に摂ることで癌予防に効果があるとされています。
糖尿病
はちみつは甘いのでもちろん糖質を含んでいますが、はちみつの糖はブドウ糖よりも血糖値が上昇しにくい性質を持っています。そのため、糖尿病にも効果的です。血糖値の上昇を防ぐことによって予防することができるので、砂糖の代わりにはちみつを使うことは体の負担を軽減します◎
- 消化吸収を高める
- 胃痛や腹痛の緩和
- 疲労回復
他にも、はちみつにはこのような効能があります。 体内で消化の必要がなく、すぐに血管に入り栄養成分となる ため、消化吸収を助けたり疲労回復の効果があります。
また、はちみつに含まれる亜鉛やポリフェノールには、炎症を起こした胃腸の粘膜の回復力を高める働きがあるため、 胃痛や腹痛を和らげる効果 があります。
はちみつは太る? 体への影響は?
はちみつのカロリーは、大さじ1杯あたり62kcal、糖質は16gと高めです。しかし、通常の砂糖より少量で甘さを感じるため、太りにくいとは言えるでしょう。しかし、はちみつ=ダイエット効果があるわけではないので、食べ過ぎには注意が必要です。
はちみつに含まれる「果糖」は肝臓に脂肪として蓄積される性質があるので、食べ過ぎると太る可能性があります。そのため、ダイエット中は食べ過ぎない方が良いでしょう。
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はちみつの悪いところ・デメリット
はちみつの悪いところやデメリットを挙げるとすると、このような事があります。それぞれに対処法があるので、一つ一つ確認してみましょう。
- ボツリヌス菌
- 中国産
- ピロリジジンアルカロイド
①ボツリヌス菌・・・ボツリヌス菌は土壌の中に広く存在している菌の一つで、食べても腸内細菌によって死滅するため、特に体にとって害はありません。しかし、これは大人に限ります。 赤ちゃんにはボツリヌス菌に戦う腸内細菌が少ない ため、食べるのは1歳を過ぎてからとされています。
②中国産・・・はちみつの産地には様々な国がありますが、安いはちみつは中国産である事が多いです。安全な場合もありますが、安い中国産のはちみつは生産環境の安全性や加工の安全性が確かではないこともあります。心配な場合は、原産国の表記を見て国産を選ぶと良いでしょう。
③ピロリジジンアルカロイド・・はちみつには天然毒素「ピロリジジンアルカロイド」が含まれていることがあり、発がん性や肝毒性があるものとされています。しかし、通常の範囲内であれば健康に影響することはありません◎
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はちみつによる副作用はある?
はちみつにを食べることで副作用はあるのでしょうか?基本的に副作用はありませんが、体質によっては「アレルギー」を発症することがあります。はちみつアレルギーについて見てみましょう。
はちみつアレルギー
はちみつアレルギーは花粉症の方が発症しやすく、ミツバチが採取した花の種類や、ミツバチの分泌物によってアレルギー症状を起こします。はちみつアレルギーの原因は「ヒスタミンの発生」で、体が体外へ排出しようとするためにくしゃみや涙・鼻水が生じます。
はちみつは太りやすい?
はちみつのカロリーは、100gあたり329kcalです。100gあたり391kcalの上白糖と比べると低カロリーですし、砂糖のように多用しませんので比較的太りにくいことになります。しかし糖類であることに変わりはありませんので食べ過ぎには注意が必要です。
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はちみつを毎日食べる効果は?
はちみつの1日あたりの摂取目安量は、大さじ2杯(30g)と言われています。毎日食べ続けることで、癌などの生活習慣病予防や、胃腸環境を良くする効果、アンチエイジング効果などを期待することができます。
食べ過ぎは高カロリーであまり良くありませんので、適量を守って日々の食事に取り入れてみましょう。
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はちみつの食べ方
最後に、おすすめのはちみつの食べ方をご紹介します。食べ物にかけたり飲み物に混ぜることで、手軽にはちみつを摂ることができますよ◎
ヨーグルト
はちみつに含まれる「グルコン酸」という成分は、腸内に届いてビフィズス菌を増やす働きがあります。それによってお通じが良くなり、 腸内環境が整うことで肌荒れ防止・改善に効果 があります。
はちみつはヨーグルトにかけて食べると美味しいですが、ヨーグルトにもビフィズス菌や乳酸菌が含まれているため、美肌にとって効果的な食べ方です。
コーヒー
コーヒーに砂糖を入れて飲む方は、はちみつで代用すると体に良いですよ。はちみつは砂糖と比べ、少量でも甘さを感じ、血糖値の上昇も抑える働きがあります。砂糖の代わりとしてはちみつに変えてみましょう。
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まとめ
「はちみつが体に悪いと言われる理由&効能は?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- はちみつが体に悪いと言われる理由は、①ボツリヌス菌 ②安い中国産 ③ピロリジジンアルカロイド
- はちみつが持つ抗酸化作用には、癌など生活習慣病予防に効果がある
はちみつは毎日継続的に食べることで健康効果や美容効果が期待できる食材なので、適量を食事に取り入れてみてくださいね。
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