うなぎ以外を使ったひつまぶしが誕生している?お家で作るレシピも紹介!

「ひつまぶし」はウナギを使用した伝統的な料理の一つで、名古屋の名物としても有名です。そのまま食べることはもちろん、だし汁やお茶をかけて食べる「お茶漬け」も定番の食べ方で、一度で二度も三度も楽しめる料理です。

今回は、ウナギを使用しないひつまぶしについて解説していきます。うなぎは近年高級品としても有名で、国産ウナギと言えば絶滅危惧種に指定されるほど稀少価値の高い食材となりました。

そこで最近では、「ウナギを使用しない」ひつまぶしが多く見られ、消費者を楽しませているようなのです。いったいどのようなひつまぶしなのでしょうか?そこで今回は、

  • ひつまぶしとは
  • うなぎ以外のひつまぶしが誕生!?
  • うなぎ以外でひつまぶしを作るレシピ

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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ひつまぶしとは

まずは「ひつまぶし」とはどのような食べ物なのか解説していきます。ひつまぶしの歴史や、名前の由来など、ひつまぶしについて詳しく見ていきましょう。

うなぎを刻む料理

「ひつまぶし」は愛知県名古屋市の郷土料理の一つで、鰻の蒲焼を細かく刻んでごはんと混ぜて食べる料理です。ウナギに使用するタレはもちろんの事、一緒に食べるごはんにも特製のタレが使用されています。

「味噌カツ」や「味噌煮込みうどん」などと並ぶ、名古屋市の名物郷土料理として人気の高いメニューです。

誕生のきっかけ

実は「ひつまぶし」の歴史については諸説あり、未だに詳しくは解明されていません。そもそも発祥自体も、「三重県の津市が発祥」という話や、「名古屋市が発祥」という話など様々です。

形が崩れてしまって、蒲焼としては提供できないウナギを賄い飯として提供したという話や、小ぶり過ぎて提供できない鰻を使用したという話など、様々な話があります。

名前の由来は、お櫃(おひつ)に入れたごはんに、うなぎの蒲焼を「まぶす(乗せる)」事が、名前の由来となっているようです。

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うなぎ以外のひつまぶしが誕生!?

ウナギを贅沢に使用したひつまぶしですが、近年では「ウナギを使用しない」ひつまぶしも多く見られるようになりました。どのような背景があるのか、どんな種類のひつまぶしが広がっているのか、詳しく見ていきましょう。

ひつまぶしが高騰

うなぎ以外のひつまぶしが誕生した背景には、「ウナギの高騰」が理由としてあります。近年国産ウナギは絶滅危惧種に指定されるほど稀少な食材となっており、年々価格が上昇しております。

というのも、国産ウナギの稚魚である「シラスウナギ」を人工ふ化させる技術は未だに確立していないため、天然の稚魚に頼らざるおえないのです。そのため数量の安定確保が見込めず、価格が高騰しているという現状があります。

くるま海老ひつまぶし

ウナギの高騰により、様々なひつまぶしがみられるようになりました。その代表格の一つが「車エビ」を使用したひつまぶしです。車エビも高級食材のイメージがありますが、ウナギよりは価格が安価です。

プリプリ食感が堪らないと、とても人気のあるメニューとなりつつあるようです。

牛肉ひつまぶし

もう一つ話題となっているひつまぶしが「牛肉」を使用したものです。愛知県の国産和牛ブランドでもある「知多牛」を使用したひつまぶしで、近年「ネオ名古屋飯」として定着しつつあるようです。

脂ののった知多牛は薬味やお出汁との相性がとても良く、話題となっているメニューの一つです。

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うなぎ以外でひつまぶしを作るレシピ

レシピ

ご家庭でひつまぶしを作る際も、うなぎは高くてなかなか手が出し辛いですよね。そんな時は、他の様々な代用品で作り上げることで、コストを抑えることができます。ウナギの代用品について解説していきます。

さんまのかば焼き缶で

一つ目に紹介するウナギの代用品は「さんまの蒲焼」です。さんまの蒲焼も、鰻の蒲焼同様甘めの醤油ダレで仕上げている場合が多く、ひつまぶしとして提供してもとても美味しく食べられるようです。

土用の丑の日でも、ウナギの代用品として大人気の商品の一つです。

かば焼き鶏で

二つ目に紹介するウナギの代用品は「鶏肉の蒲焼」です。NHKで放送されている「あさイチ」で取り上げられたことで人気となりました。鶏肉に専用のタレを付けて焼き上げたものを、ごはんに乗せて提供するレシピです。

甘しょっぱい味付けが鶏肉と相性抜群で、ご家庭でも人気のメニューとなること間違いなしの一品です。

味付けいなりで

3つ目に紹介するウナギの代用品は「味付けいなり」です。いなりずしを作るために甘しょっぱく煮た油揚げで、そのまま食べてもとても美味しいのですが、ひつまぶしのようにごはんに乗せて食べてもとても美味しいようです。

食感は違うものの、ウナギのひつまぶしとは違った楽しみ方ができて人気です。

まとめ

今回は、ウナギを使用しないひつまぶしや、ウナギの代用品などについて解説していきました。

この記事をまとめると

  • ひつまぶしは名古屋の名物だが、近年車エビや知多牛を使用した代用飯が生まれている
  • どれもとても人気で美味しく、代用飯が徐々に定着しつつある
  • ひつまぶしのウナギは、鶏肉やさばの蒲焼等でも代用可能

いかがでしたか?ウナギを使用しないひつまぶしや、うなぎの代用品について、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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