赤飯の日持ち・賞味期限|常温・冷凍保存方法|冷蔵庫で固いのは腐ってる?

赤飯はお祝い時に食べることの多いご飯ですが、どのくらい日持ちするのでしょうか?常温・冷蔵・冷凍それぞれの賞味期限について着目しました。今回は、

  • 炊いた赤飯の日持ち
  • 赤飯の栄養と効果・効能
  • 赤飯は腐るとどうなる?
  • 炊いた赤飯の保存方法

これらのテーマについてご紹介いたします。

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赤飯ってどんな食材?

“赤飯”は、もち米に小豆やササゲを混ぜて炊いたものです。小豆から出た色がお米に染みて赤色になるため、赤飯という名前が付きました。

もち米は、日本ではうるち米というお米のことを言います。もち米は主に日本、朝鮮半島、中国、台湾。フィリピン、タイ王国、ラオス、インドネシア、インド、ベトナム、ミャンマーなどで栽培されています。

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赤飯の栄養と効果

栄養

もち米の主成分は炭水化物であるでんぷんになります。うるち米に比べビタミンB1が多いのが特徴です。

  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。

効果・効能

もち米の主成分であるでんぷんは、体内でブドウ糖に分解され、良質なエネルギー源になります。噛み応えもあることから、咀嚼の回数が増え食べすぎを防いでくれる役目もあります。

効果効能
  • 肥満防止
  • エネルギーの向上
  • 体力不足の防止と改善

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赤飯の日持ちは常温・冷蔵・冷凍でどのくらい?

赤飯は冷蔵保存よりも冷凍保存が向いているので冷凍する方も多いかと思いますが、どのくらい保存できるのでしょうか?赤飯の日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

赤飯の日持ち
  • 常温保存…1日
  • 冷蔵保存…約2日
  • 冷凍保存…約1ヶ月

赤飯は涼しい時期でその日のうちなら常温保存でもOKです。炊飯器に入れっぱなしにするのは、その日にうちに消費できる場合のみです。

冷蔵保存は2日ほど日持ちしますが、赤飯が硬くなってしまうのでオススメではありません。すぐに食べない場合は、冷凍保存がオススメで1ヶ月ほど日持ちします。

赤飯は腐ると・傷むとどうなる?

赤飯は腐ったり異端だりするとどうなるのでしょうか?炊いた赤飯は傷みやすいです。冷蔵保存していたも傷むことがあります。腐ったり傷んだりした赤飯の特徴を確認してみましょう。

腐ると…
  • 黒っぽく変色している
  • カビくさい臭いがする
  • カビが生えている
  • ねばねば糸を引いている

赤飯は腐るとカビが生えたり糸を引いたり、くさくなったりします。特に暖かい時期に炊飯器に入れっぱなしにしておくと、このような状態になりやすいです。

すぐに食べない赤飯は、冷蔵か冷凍で保存してください。冷蔵庫で保存していても、長時間放置すると腐ってしまうので気をつけましょう。

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赤飯が冷蔵庫で固くなる原因

赤飯を冷蔵保存すると、腐ってはいないけれど硬くなることがあります。これはお米が含む“でんぷん”が変化したことによるもので、食べられないわけではありません。

ただ、食感や味が劣化しているので美味しくないと感じる方が多いでしょう。ちなみに、 冷凍庫保存の場合はでんぷんが劣化しないので、解凍後ももっちりとした食感が残ります 

注意

ご飯に含まれるでんぷんは、0〜3度の時に変質しやすく、冷蔵庫は5度前後に設定されているので劣化してパサパサしたり、味が落ちる原因となってしまうのです。

赤飯が固い時の対処法

赤飯が固くなったりパサパサになった時の対処法としては、“水をかけて電子レンジで加熱する方法”があります。茶碗1杯分の赤飯に対して小さじ1杯の水をかけ、ラップに包んでレンジ加熱します。赤飯に水分が入っていくので、食感が戻りますよ。

赤飯を長持ちさせる保存方法

炊いた赤飯の保存方法について、常温・冷蔵・冷凍別にご紹介いたします。

常温保存

炊いた赤飯を常温で保存するには、下記の項目が必須となります。

常温保存
  • その日のうちに消費する場合のみ常温可能
  • 涼しい時期に限る

冷蔵保存

炊いた赤飯は冷蔵保存も可能ですが、でんぷんが変化して硬くなったり乾燥しやすくなるので、あまりオススメではありません。冷蔵保存の日持ち目安は、約2日です。

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冷凍保存

冷蔵保存した赤飯はどうしてもパサパサしたり、味が落ちてしまうので、できれば冷凍保存がオススメです!冷凍おにぎりや冷凍チャーハンが販売されているように、冷凍した赤飯は劣化しにくいのが特徴です。

 冷凍庫ではでんぷんが変化することもないので、1ヶ月以上保存しておくことができます。 

冷凍保存
  • 温かいうちにラップに包む
  • 粗熱が取れたら冷凍庫へ入れる
  • 更に密閉袋に入れると乾燥しにくい

ラップには小さな穴が空いているため、ラップだけだど乾燥してしまいます。更に保存容器や密閉袋に入れることで、より乾燥から防ぐことができます。

まとめ

この記事をまとめると

  • 赤飯の日持ち日数は、常温:1日(涼しい時期のみ)
  • 冷蔵:約2日
  • 冷凍:約1ヶ月
  • 赤飯は冷蔵保存するとデンプンが変化して固くなる

炊いた赤飯をすぐに食べない時は冷凍保存の方が美味しく保存できるので、冷蔵庫ではなく冷凍庫で長期保存させましょう♩

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