サザエは貝類の中でも人気な貝ですが、購入後はどのくらい日持ちするか知っていますか?長持ちさせるコツと冷蔵・冷凍保存の方法について着目しました。今回は、
- サザエの日持ち
- サザエの栄養と効果・効能
- サザエは腐るとどうなる?
- サザエの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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サザエとは?
英名 | Spiny top-shell |
別名・和名 | 栄螺 |
エネルギー(100gあたり) | 89kcal |
糖質量(100gあたり) | 0.8g |
サザエ(栄螺)はサザエ科の巻貝で、暖かい海の水深30mまでの磯に生息しています。日本では太平洋側は外房エリアまで、日本海側は秋田県付近までに分布しています。
3〜7月頃の春から夏にかけた時期に旬を迎え、山口県や長崎県・三重県での収穫が盛んです。サザエは海藻を主食としており、食べる海藻の種類によって貝殻の色が変わると言われています。
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サザエの栄養と効果
栄養
サザエには、栄養ドリンクにも含まれていて疲労回復効果のあるタウリンが含まれています。また、カリウム・カルシウム・マグネシウムといったミネラル類も豊富です。たんぱく質も多いので、健康に良い食材といえます。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- タウリン:タウリンは硫黄を含むアミノ酸の一種で、血液の高脂血症を改善する働きを持っています。コレステロールや中性脂肪の抑え、血圧を正常にする働きもあります。肝臓においてはアルコールの分解含めた解毒の働き助け、脂肪肝の予防効果もあります。
効果・効能
サザエに含まれるタウリンには疲労効果、カリウムには利尿効果など様々な効果があります。
- 疲労回復
- 免疫力アップ
- 二日酔いの緩和
- むくみ改善
- 冷え性改善
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サザエの日持ち
サザエの日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 冷蔵保存…2〜3日
- 冷凍保存…2〜3週間
サザエは生物なので常温保存はNGです。購入後の冷蔵庫での日持ちは、2〜3日となっています。また、砂抜き後に冷凍すれば2〜3週間日持ちさせることができます。
サザエは腐るとどうなる?
サザエは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったサザエの特徴・まだ食べられるサザエの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 黒く濁った水が出てくる
- どろどろして身が溶けている
- 生臭いにおいがする
腐っているとわからずに調理してしまった場合、死んでいるサザエは黒く濁った水が出てくるので確認するようにしましょう。
また調理前には、つついて反応があるかどうかチェックしてみてください。死んでしまっているサザエはいくらつついても反応が無いものです。怪しげなはまぐりを見つけたら、生死確認のためにつついてみましょう。
また、腐っていると腐敗臭がする場合があります。 菌の繁殖速度が早いため、強い腐敗臭がする のです。
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まだ食べられるサザエの見分け方
サザエが腐っているのかどうなのか、わかりにくいサザエを見分けるポイントを見てみましょう。
❶ 汁が出てくる
❷ つついても反応が小さい
サザエは弱っていると中から汁が出てきますが、異臭など他に問題がなければ食べることができます。また、つついても反応が小さい場合はサザエが弱っている可能性が高いです。ギリギリ食べることはできますので、よく見極めて調理しましょう。
サザエが腐る原因
サザエが腐りやすくなる原因を見てみましょう。
❶ 賞味期限ギリギリになっている
❷ 常温で放置してしまった
サザエは必ず冷蔵か冷凍保存するものなので、買ってきてからうっかり室内で放置してしまった!という場合は、サザエが腐ってしまいます。購入後はすぐに冷蔵庫に入れるか下処理して冷凍しましょう。また、鮮度が大事なので賞味期限位ギリギリのものは傷みやすいです。できるだけ早く消費しましょう。
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サザエの保存方法
サザエの冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
冷蔵保存
冷蔵保存する場合の保存期間は、冷蔵室で2~3日になります。サザエはしっかりと砂抜きを行うことがポイントです。
- サザエの砂ぬき…3%濃度の塩水(500ccに大さじ1の塩)につけ30分ほど冷暗所で砂ぬきをして、冷蔵室にいれる
- 水を取り替える…鮮度を保つためには、毎日塩水を取り替えることで2~3日ぐらい持つ
冷凍保存
冷凍保存する場合の保存期間は、2~3週間になります。サザエは殻付きの場合とむき身の場合で保存方法が変わってくるため、その違いを比較してみていきましょう。
- 氷水につける…氷水につけ、ザルにあげてから冷凍する→表面に氷の膜ができ、酸化を防ぐことができる
- 保存袋に入れる…殻つきのまま冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかりとぬいて密閉する
- 熱湯にかける…砂ぬきをしっかりとしたむき身をザルに入れ、熱湯をさっとかけて冷ます
- 保存袋に入れる…ラップでぴっちり平たく包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍する
ラップをするのが面倒な場合は、そのまま保存袋に入れてしまってもOK。
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まとめ
この記事をまとめると
- サザエの日持ち日数は、冷蔵:2〜3日
- 冷凍:2〜3週間
- サザエを冷凍保存する際は、必ず砂抜きしてから!
サザエを冷蔵で美味しく保存するコツは、水を入れ替えることです。サザエから砂などの汚れが出てくるので、こまめに取り替えましょう。
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