パイナップルは「丸ごと」と「カット」された状態で販売されていますが、それぞれどのくらい日持ちするか知っていますか?夏限定の季節の果物なので、できるだけ美味しく食べたいものです。今回は、
- パイナップルの日持ち
- パイナップルの栄養と効果・効能
- パイナップルは腐るとどうなる?
- パイナップルの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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パイナップルとは?
学名 | Ananas comosus |
分類 | アナナス科アナナス属 |
原産地 | ブラジル |
フランス語名 | ananas |
英語名 | pineapple |
別名 | パインアップル |
旬の時期 | 7月〜9月 |
主な産地 | 沖縄・フィリピン(輸入) |
パイナップルの原産地はブラジルで、日本には江戸時代、石垣島付近で座礁したオランダ船から苗が漂着する形で伝来しました。その後台湾から栽培農家を入植させ、本格的なパイナップル栽培が始まります。
パイナップルはほぐしてみると小さな果実の集合体になっており、食物繊維やビタミン類も豊富な果物です。また、「ブロメライン」というタンパク質分解酵素が含まれており、消化を助ける働きもあります。
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パイナップルの栄養と効果
栄養
パイナップルは多くのビタミンB1・ビタミンC・クエン酸を含んでいます。また、パイナップルに含まれている食物繊維は不溶性なので、腸をきれいにしてくれます。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
効果・効能
パイナップルが持つビタミンCとクエン酸の相乗効果で、疲労回復や美肌作りに効果を発揮します。抗酸化作用あるのでアンチエイジングに効果的な果物なのです。
- 整腸作用
- 美肌効果
- 疲労回復
- 老化の抑制
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パイナップルの日持ち
パイナップルの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…丸ごと→約1週間 / カットパイナップル→NG!
- 冷蔵保存…丸ごと→約1週間 / カットパイナップル→2〜3日
- 冷凍保存…約1ヶ月
パイナップルの日持ちは、丸ごと1個かカットパイナップルかによって異なります。丸ごとであれば常温・冷蔵共に1週間は日持ちします。
パイナップルは常温保存しても追熟しない果物!
果物によっては常温保存することで追熟し甘くなりますが、パイナップルは追熟しない果物なので注意しましょう。
パイナップルは腐るとどうなる?
パイナップルは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったパイナップルの特徴・まだ食べられるパイナップルの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 茶色に変色している
- 酸っぱい臭い・生ゴミ臭・甘ったるい臭いがする
- 果肉や皮がぶよぶよして柔らかい
- 白っぽいネバネバが付いている
- 果肉に透明感が出る
パイナップルは黄色いのが通常の状態ですが、傷み始めると 茶色や黒に変色したり、透明感が出たり します。そして徐々に 果実や皮がぶよぶよと柔らかく なります。
また、 白くてネバネバしたものが付いていたり 、酷い場合にはカビが生えることもあります。
酸っぱい臭い・生ゴミのような臭い・甘ったるい臭いをしているのももちろんアウト です。
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まだ食べられるパイナップルの見分け方
パイナップルが腐っているのかどうなのか、わかりにくいパイナップルを見分けるポイントを見てみましょう。
❶ 食べるとピリピリしている
❷ 皮が黄色く変色している
❸ 缶詰のパイナップルがピンク色に変色している
❶ブロメラインが原因:パイナップルには「ブロメライン」というタンパク質分解酵素が含まれていますが、この成分が舌をピリピリさせることがあります。腐っているわけではないので食べても問題はありません◎
❷傷みが始まっていることが原因:傷み始めたパイナップルは、皮が緑色→黄色に変色します。パイナップルは追熟する果物ではないので、「皮の色が黄色くなった=熟してきた」ではありません。
❸ピンク病が原因:稀に缶詰に加工されたパイナップルがピンク色に変色していることがありますが、「ピンク病」によるものです。怖い名前ですがパイナップル自体に問題はなく。食べても体に害ではありません。ある種の微生物が原因とされているので、気になる場合は変色箇所をカットしましょう。
パイナップルが腐る原因
パイナップルが腐りやすくなる原因を2つ見てみましょう。
❶ 暖かいい場所で保存している
❷ 収穫してから日数が経っている
パイナップル以外の野菜でも言えることですが、高温保存は腐敗の元です。傷んだパイナップル、つい室内で保存していませんか?
正しい場所で保存していても、あまりに長期間放置しているとさすがパイナップルも腐ってしまいます。
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パイナップルの保存方法
パイナップルの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
カットしたパイナップルは腐りやすいので常温保存はNGです。
丸ごとの場合は約1週間日持ちしますが、パイナップルは置いておいても追熟しないので時間が経って甘みが増すことはありません。直射日光を避けて風通しの良い場所で保存します。
丸ごと保存している場合、甘みがお尻にたまるので横にしておくと甘みが分散する!
冷蔵保存
カットパイナップルを冷蔵保存する時のポイントはこちらです。
- 断面にしっかりラップをして空気に触れないようにする
- ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れる
パイナップルは空気に触れると茶色く変色することがあるので、ラップでしっかり覆いましょう。
冷凍保存
パイナップルを冷凍保存する時のポイントはこちらです。
- 食べやすい一口サイズにカットする
- 複数個ずつラップに包む
- 密閉袋に入れて冷凍庫へ入れる
冷凍パイナップルはジュースにしたり、そのままシャーベット感覚で食べても美味しいです◎
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まとめ
この記事をまとめると
- パイナップルの日持ち日数は、常温:丸ごとなら1週間 / カットはNG
- 冷蔵:丸ごとなら1週間 / カットなら2〜3日
- 冷凍:約1ヶ月
- パイナップルは常温保存しても追熟しないので、購入後はすぐ冷やすのがオススメ!
パイナップルは夏になると丸ごと1個でも販売されるので、是非美容効果たっぷりのパイナップルを堪能しましょう♩
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