玉ねぎは色々な料理に使える万能野菜ですが、スライスやみじん切りした場合の日持ちは、どのくらいなのでしょうか?長期保存したい時は冷凍保存も可能ですが、メリットが沢山あるようです。今回は、
- 玉ねぎのスライス・みじん切りの日持ち
- 玉ねぎのスライス・みじん切りは腐るとどうなる?
- 玉ねぎを冷凍するメリット3つ
- 玉ねぎのスライス・みじん切りの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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玉ねぎのスライス・みじん切りはアレンジ豊富!
スライスした玉ねぎはカレーやスープに、みじん切りにした玉ねぎはハンバーグなど、玉ねぎは使える用途の幅が広いのが魅力です。
作り置きとしても重宝し、冷蔵保存だけでなく冷凍しておくことで調理時間の短縮や、細胞が壊れ火が通りやすくなるなどメリットも沢山あります。
玉ねぎ丸ごと1個の日持ちや賞味期限ではなく、スライスやみじん切りにカットした玉ねぎの日持ちについて見ていきましょう!
辛み取りは水にさらす
玉ねぎには辛み成分が含まれているため、スライスをそのまま生で食べる場合は“水にさらす”ことで食べやすくすることができます。
辛み成分は水溶性なので、 10〜15分ほど水にさらすことで流れ出します 。加熱に弱い性質を持つため、加熱料理に使う場合は水にさらす必要はありません◎
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玉ねぎの栄養
たまねぎの香りと辛みやツンとした香りの原因は硫化アリルという成分で、ビタミンBを吸収しやすくする働きがあります。腸内環境を整える作用のある食物繊維やオリゴ糖も豊富で便秘解消効果も期待できます。
また、体内の塩分調節を行い利尿作用を持つカリウムも多く、むくみ改善や冷え性改善が期待できます。
- 硫化アリル:硫化アリルは、抗酸化作用や抗がん作用があるにんにくやねぎ類のツンとする香り成分です。抗菌作用も持ち体内に入った細菌の駆除効果だけではなく、血中のコレステロールの低下や肝臓の解毒補助を担う栄養素です。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- オリゴ糖:オリゴ糖は、複数のブドウ糖、果糖といった単糖類が結合して鎖になった状態のものです。体内に入ってから酵素で分解されるため、血糖値の急激な上昇を抑えることが知られています。虫歯にもなりにくく、腸内環境を整える働きも持っています。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
玉ねぎのスライス・みじん切りの日持ち
スライスした玉ねぎ・みじん切りにした玉ねぎの日持ちの目安は、冷蔵庫で2〜3日となっています。丸ごと1個で保存するよりも傷みやすいので、長期間は日持ちしません。
玉ねぎには水分が含まれているため、その水気が腐敗する原因となります。 水分は雑菌の増殖をすすめる他、空気に触れて酸化することによっても傷みやすくなります 。
冷凍する場合は、約1ヶ月日持ちするので作り置きとして準備するのにオススメです。賞味期限が迫った玉ねぎや、大量消費したい時にも冷凍保存が良いでしょう◎ それぞれの保存方法については記事の後半でご紹介しています。
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玉ねぎのスライス・みじん切りは腐るとどうなる?
玉ねぎが腐った時には、中が黒く変色するだけではなく色々な変化が見られます。その特徴を詳しく解説いたします。
- 感触:ぬるぬるして滑り気がある
- 臭い:腐敗臭がする
- 見た目:黒く変色する
たまねぎは、傷み始めると 茶色や黒に変色 していきます。また、水気が出てびちゃびちゃになり、酷い場合には中に 黒いカビ が生えることもあります
腐敗臭のような変な臭いを発していたらアウト です。残念ですが腐ったたまねぎは食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
切った玉ねぎが腐るのは早い
玉ねぎは丸ごと1個で保存している時より、切った使いかけのものは腐るのが早いです。冷蔵庫や野菜室に入れていても、ヌメリが出たり異臭がすることもあるので、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
玉ねぎを冷凍するメリットは?
玉ねぎを冷凍保存する場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?玉ねぎのみじん切りを冷凍保存した場合の特徴を3つ見ていきましょう。
甘みと旨みアップ
1つ目は“甘みと旨みがアップする”ことです。生の玉ねぎには辛味成分が多く含まれていますが、冷凍することでその成分が壊れるため、甘みや旨味を感じやすくなります。
味が染みやすくなる
2つ目は“味がしみ込みやすくなる”ことです。玉ねぎは冷凍することで細胞が壊れるため、味が仕込みこやすくなります。
あめ色になりやすい
3つ目は“あめ色になりやすい”ことです。玉ねぎのあめ色とは、透き通った茶色のことを指し、あめ色になるまで炒めることで甘味や旨みが沢山出てきます。生の状態からフライパンで炒めてあめ色にしようとすると、最低でも20分はかかってしまいます。
しかし、一度冷凍した玉ねぎは組織が壊れているため火が通りやすく、生の状態から始めるよりもスピーディーにあめ色に仕上げることができます。
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玉ねぎのスライス・みじん切りの保存方法
スライス玉ねぎ・みじん切り玉ねぎの保存方法を、冷蔵と冷凍に分けて解説します。
冷蔵保存
冷蔵保存する際のポイントと手順は下記になります。2〜3日で消費するのが理想なので、直近の料理に使う予定がある時は冷蔵しましょう。
- 水気をキッチンペーパーで拭き取る
- 空気に触れないようにラップに包む
- 密閉袋に包んで冷蔵庫または野菜室へ入れる
玉ねぎが傷みやすくなる大敵は“水分”と“乾燥”です。水分は雑菌の繁殖を増やし、乾燥も傷みやすくなります。また、生の玉ねぎは臭いがキツイので、しっかり包んでいないと冷蔵庫が玉ねぎ臭くなる原因にもなります。
冷凍保存
玉ねぎを冷凍する時、特に重宝するのがみじん切りです。玉ねぎをみじん切りにしてから冷凍しておくことで、後々の調理時間をぐっと短縮することができます。冷凍するまでの手順は下記になります。
- 密閉袋の中に平らに入れる
- 金属バットの上に置いて冷凍庫へ
金属バットの上に置いて冷凍することで、できるだけ早く凍らせることができます。家庭の冷凍庫に”瞬間冷凍”機能がある場合は、そちらに入れて凍らせましょう。
解凍方法
冷凍玉ねぎを解凍する時は、 解凍時間を設ける必要はありません 。炒める場合は直接熱したフライパンに入れてOKです。また、スープにする時も凍った状態で入れるので問題ありません。
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まとめ
この記事をまとめると
- スライス玉ねぎ・みじん切り玉ねぎの日持ちは2〜3日が目安
- 冷凍保存すれば約1ヶ月保存可能!調理時間短縮や旨味アップなどメリットも豊富
- 冷凍玉ねぎに解凍時間は不要!そのまま料理に入れて使えるので作り置きとして◎
玉ねぎはスライスやみじん切りにしてストックしておくことで、後々の調理時間を短縮することができます。また、旨味が出たり火が通りやすくなるといったメリットも豊富なので、是非大量消費したい時などにお試しください。
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