にんじんの日持ち・保存期限は常温で何日?長持ちする保存方法は?

にんじんは通年出回っている野菜ですが、家庭ではどのように保存していますか?常温・冷蔵・冷凍それぞれの日持ちは、どのくらいなのでしょうか?今回は、

  • にんじんの日持ち
  • にんじんの栄養と効果・効能
  • にんじんは腐るとどうなる?
  • にんじんの保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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にんじんとは?

学名 Daucus carota
分類 セリ科ニンジン属
原産地 アフガニスタン
1本の重さ(平均) 150~200g

ニンジンは、根っこに「頭」「足「手」など人の形をしたものが最上のものとされたことから「人参」と呼ばれるようになりました。

一番初めは奈良時代に伝わった薬用の「朝鮮人参」がそのように呼ばれ、現在の野菜のニンジンが「人参」として扱われるようになったのは、薬用よりも食用のニンジンが主流となってからです。

当時は野菜のニンジンと薬用の朝鮮人参を区別するために、「菜人参(なにんじん)」や「畑人参(はたにんじん)」と呼ばれていました。

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にんじんの栄養と効果

栄養

にんじんはβカロテンを豊富に含み、カリウムカルシウムの量はにんじんよりも多いとされています。 

  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます

効果・効能

βカロテンの抗酸化作用と、粘膜を正常に保つビタミンAの働きがあります。

効果効能
  • 皮膚、粘膜の保護
  • 高血圧予防・改善
  • がん予防

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にんじんの日持ち

にんじんの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

にんじんの日持ち
  • 常温保存…約1週間
  • 冷蔵保存…2〜3週間
  • 冷凍保存…約1ヶ月

にんじんは常温でも保存できる野菜で、長持ちさせる工夫をすれば1週間ほど日持ちさせることができます。冷蔵庫保存は2〜3週間日持ちしますが、むき出しのままだとしぼんでしまうので注意しましょう。

にんじんは腐るとどうなる?

にんじんは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったにんじんの特徴まだ食べられるにんじんの特徴を、それぞれ確認してみましょう。

腐ると…
  • 黒く変色している
  • 緑色に変色している
  • ぶよぶよ柔らかくなっている
  • ぬるぬる滑り気が出ている
  • スカスカになっている

にんじんは傷み始めると 緑色や黒に変色 していきます。

変色の原因は?

  • 長期間保存しすぎた…黒く変色
  • 日焼けしてしまった…緑色に変色

黒く変色する場合は腐っていることが多いですが、緑色の場合は日焼けが原因なので、まだ食べられる可能性が高いです◎

他には水気が出てびちゃびちゃになり、 ぬるぬるとヌメリ気 が出ることもあります。外側は一見大丈夫でも、 切ってみたら中がスカスカになっていた! なんて場合も腐っていますので注意しましょう。

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まだ食べられるにんじんの見分け方

にんじんが腐っているのかどうなのか、わかりにくいにんじんを見分けるポイントを見てみましょう。

 緑色に変色している

 しぼんで小さくなっている

 皮にシワシワになっている

先ほどもお話しましたが、緑色に変色するのは日焼けしたことが原因です。他に問題がなければ食べられる場合もあるのでよく見極めましょう。

また、にんじんは乾燥すると水分が抜けて皮がシワシワになったり、しぼんでにんじん自体が小さくなることもあります。味や風味は多少落ちてしまっていますが、食べられないわけではないので上手く料理に活用しましょう。

にんじんが腐る原因3つ

にんじんが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。

 乾燥する状態で保存している

 長期間保存しすぎている

 暖かい場所で保存している

高温多湿は腐敗の元です。正しい場所で保存していても、あまりに長期間放置していると腐ってしまいます。できるだけ新鮮なうちに早く消費するようにしましょう。

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にんじんの保存方法

にんじんの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。

常温保存

水気を拭いてから湿気ないように丸ごと一本ずつ新聞紙で包み、冷暗所で立てて保存します。

冷蔵保存

にんじんは水気がついていると早く傷んでしまいます。保存の際はこのような手順がオススメです◎

冷蔵保存
  • 袋に入っていたら一旦取り出して水気をよく拭き取る
  • 乾燥を防ぐために新聞紙などで一本ずつ包んでからポリ袋に入れる
  • 冷蔵庫には立てて保存する

冷凍保存

にんじんを冷凍保存する方法には、2通りの手段があります。

冷凍保存
  1. 生のまま保存

    薄めのいちょう切りや千切りにしてラップで平らに包み、冷凍用保存袋に入れて保存します。凍ったまま汁物や炒め物に使えるので便利◎
  2. ゆでで保存

    固めにゆで、粗熱を取ってから冷凍用保存袋に入れて保存します。解凍する時は前日に冷蔵庫に移して自然解凍、または電子レンジで解凍◎

まとめ

この記事をまとめると

  • にんじんの日持ち日数は、常温:約1週間
  • 冷蔵:2〜3週間
  • 冷凍:約1ヶ月
  • にんじんは紙袋やペーパーで包めば常温でも保存可能!

にんじんは乾燥しないよう注意すれば日持ちする野菜なので、保存の際は是非紹介した保存方法をお試しください。

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