レモンシロップの日持ち・保存方法|白カビ・発酵・苦い時の対処法は?

レモンは氷砂糖に漬けることでレモンシロップとして飲むことができます。長期保存できるので、作り置きしておくといつでもレモンドリンクを楽しめます♩自家製レモンシロップは、どのくらい日持ちするのでしょうか?今回は、

  • レモンシロップの日持ち
  • レモンの栄養と効果・効能
  • レモンシロップは腐るとどうなる?
  • レモンシロップの保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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レモンシロップとは?

“レモンシロップ”とは、生のレモンと氷砂糖を漬け込んでレモン果汁を抽出したシロップです。たった2つの材料で簡単に作ることができ、10日〜2週間ほどで完成します。

レモンの酸っぱさが砂糖によってまろやかになり、酸味と甘みのバランスが美味しいレモンシロップは、長期保存できるので大量消費したい時や期限が迫ったレモンの消費にオススメです。炭酸水や水・お湯など好みの飲み物と割って飲むと美味しいです◎

残ったレモンはどうする?

レモンシロップの残ったレモンは、細かく刻んでジャムにしたり、ケーキに混ぜたり、ヨーグルトにのせたりして食べることができます。

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レモンの栄養・効果

レモンの代表的な栄養成分といえばビタミンCです。ビタミンCには強い抗酸化作用があり、美肌や美白効果が期待できます。酸っぱさの元であるクエン酸や、食物繊維のペクチン・葉酸・カリウムも含まれています。

レモンに多く含まれる「エリオシトリン」という成分には、 肝硬変の原因となる肝脂肪を抑制する効果があることがわかっており、レモンを適量食べることで肝臓機能をアップさせる ことができます。

  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。

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レモンシロップの日持ち

レモンシロップの日持ちは、半年〜1年です。”容器の殺菌消毒”や”保存状態”が良ければ約1年日持ちするので、大量消費したい時にもオススメです。

できるだけ長く保存するには冷蔵庫に入れましょう。 暑い時期に常温保存したり、容器の煮沸消毒がしっかりできていないと腐る原因 となってしまいます。

レモンシロップは腐るとどうなる?

レモンシロップは腐るとどうなるのでしょうか?腐りにくい食品ではありますが、作り方や保存方法が上手くいっていないと腐ることもあります。腐ったシロップの見分け方はこちらです。

  • 白カビ・青カビ・黒カビが生えている
  • レモンが黒く変色している
  • レモンがどろどろ溶けて柔らかい
  • 水っぽくなっている
  • 変な臭いがする

レモンシロップが腐ると、白や青・黒色のカビが生えてしまいます。カビが生える原因は、空気中に存在している菌が繁殖したことや、容器に付着していた菌・水分・温度などがあります。

白カビ・青カビが生えた時の対処法

カビが生えたら…

レモンシロップにカビが生えたら、一度取り出して煮沸させる方法で飲むことができます。

  1. レモンとシロップを鍋に入れ弱火で加熱する
  2. 容器を煮沸消毒する
  3. 火にかけたレモンとシロップを容器に戻る

腐りにくくするためには、最初に容器をしっかり煮沸して殺菌消毒するのがポイントです。

発酵した時の対処法

レモンは漬けている間に発酵することがあり、小さな泡がプツプツと出てきます。レモンが持つ天然酵母が原因で、シロップ作りではよくあることです。

発酵した時の対処法も、上記の「カビが生えた時の対処法」と同じで煮沸すればOKです。発酵した場合は、加熱するとアクが出るので取り除きましょう。

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苦い時は腐ってる?

レモンで感じる苦味成分は「リモノイド」というもので、レモンを始めとする柑橘類に含まれています。リモノイドは果肉や果汁よりも皮や種に含まれているため、皮ごと食べた時に特に苦味を感じやすいです。

リモノイドとは

抗がん作用や悪玉コレステロール値を下げる働きのある有効成分

レモンの苦味は腐っているわけでもなく、食べても危険性や害のあるものではないので安心しましょう。

レモンシロップを長持ちさせる保存方法

レモンシロップをできるだけ長持ちさせる保存方法についてご紹介します。上手く保存できれば半年日持ちするので、レモンの大量消費にもオススメですよ。レモンシロップ保存のコツはこちらです。

保存のコツ
  • 瓶の容器を煮沸消毒しておく
  • 冷暗所で保存する
  • 暑い時期は冷蔵庫に入れる
  • シロップをすくう時は乾いた綺麗なスプーンなどで

シロップを保存する上で大切なのは“煮沸消毒”です。瓶などガラス製の容器でないと煮沸消毒できないので、タッパーはオススメできません。

また、 シロップを取る時は綺麗な箸やスプーンやおたまで取り、余計な雑菌を混ぜ込まないようにしましょう。涼しい時期は常温保存もできますが、夏場は菌が繁殖しやすいので冷蔵庫で保存しましょう。

冷凍保存

レモンシロップを更に長期保存したい時は、冷凍保存も可能です。ガラス製は冷凍できないので、ジップロックやタッパーなどの容器に入れて冷凍します。

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まとめ

この記事をまとめると

  • レモンシロップの日持ちは、半年〜1年!
  • レモンシロップを長持ちさせるコツは、容器の煮沸消毒と保存場所
  • レモンシロップが腐ると、カビ・臭い・変色などが起こる

レモンシロップは上手く作ることができれば1年日持ちするので、作り置きとして美味しく飲むことができます♩さっぱりして美味しいので、是非自家製レモンシロップを作ってみてください。

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