レモンは果汁を飲み物にしたり料理に使ったり、アレンジ豊富な果物ですが、常温保存だとどのくらい日持ちするのでしょうか?常温で保存する時は、丸ごと1個の場合に限ります。今回は、
- レモンの日持ち
- レモンの栄養と効果・効能
- レモンは腐るとどうなる?
- レモンの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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レモンとはどんな果物?
レモンはイタリアのシチリアが有名ですが、その起源は10世紀の地中海エリアです。11〜13世紀にはヨーロッパでレモン果汁を飲む習慣があったことがわかっています。日本に伝来したのは1873年、静岡県の熱海です。
食文化の洋化に伴って全国的に普及し、現在では瀬戸内海を中心に栽培されています。
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レモンの栄養と効果
栄養
レモンの代表的な栄養成分といえばビタミンCです。ビタミンCには強い抗酸化作用があり、美肌や美白効果が期待できます。酸っぱさの元であるクエン酸や、食物繊維のペクチン・葉酸・カリウムも含まれています。
レモンに多く含まれる「エリオシトリン」という成分には、 肝硬変の原因となる肝脂肪を抑制する効果があることがわかっており、レモンを適量食べることで肝臓機能をアップさせる ことができます。
- ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
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効果・効能
レモンに多く含まれる「エリオシトリン」という成分には、 肝硬変の原因となる肝脂肪を抑制する効果があることがわかっており、レモンを適量食べることで肝臓機能をアップさせる ことができます。
それ以外のレモンにより期待できる効能には、ビタミンCとクエン酸による疲労物質の除去効果や、免疫力アップ・冷え性改善効果などがあります。
- 疲労回復
- 免疫力アップ
- 抗ストレス効果
- 高血圧予防・改善
レモンの日持ち
レモンの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…5日前後→丸ごとの場合! カットレモンは冷蔵へ!
- 冷蔵保存…約1週間
- 冷凍保存…約1ヶ月
レモンはカットしていない丸ごと1個の場合、常温で保存することができます。カット後は傷みやすいので冷蔵保存がオススメです。詳しい保存方法については、記事の後半で紹介しています。
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レモンは腐るとどうなる?
レモンは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったレモンの特徴・まだ食べられるレモンの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 断面が茶色く変色している
- 果肉がぬるぬるして水っぽい
- 腐敗臭がする
- 果肉がどろどろ溶けて白い汁が出ている
- 白カビが生えている
レモンは皮が分厚いので、腐っている状態は果肉に見られることが多いです。特にカットしたレモンが腐りやすく、 断面が茶色く変色 していきます。
そして 表面は溶けたようにどろどろ で、触るとぬるぬるしています。酷い場合には 白カビが生えたり黒く変色 したりする生えることもあります。
レモンは元々酸っぱい臭いがする果物ですが、腐ったものは 腐敗臭 がします。
まだ食べられるレモンの見分け方
レモンが腐っているのかどうなのか、わかりにくいレモンを見分けるポイントを見てみましょう。
❶ カットしたレモンから水気が出ている
❷ 果肉が乾燥してパサパサしている
カットしたレモンは傷みやすいので、数日経つと水気が出ることがあります。水気が出ていても腐敗臭がしたりぬるぬるしてなければ、まだ食べることができます◎
また、時間が経ったレモンは溶ける他に果肉が乾燥することもあります。水分が抜けてパサパサしたレモンは食べることができますが、風味や味は落ちてしまっているので早めに消費しましょう。
レモンが腐る原因
レモンが腐りやすくなる原因を2つてみましょう。
❶ カットレモンをすぐに消費していない
❷ 常温で長期間放置している
レモンを高温の場所で保存することは腐敗の元です。傷んだレモン、暖かい室内で保存していませんか?特に腐りやすいのはカットレモンです。冷蔵庫に入れていても2日以上経つと傷んでくるので、カットレモンは早めに消費しましょう◎
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レモンの保存方法
レモンの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
レモンはカットしていない丸ごと1個であれば、常温保存も可能です◎ ですが、夏などの暑い時期には冷蔵庫での保存がオススメです。
- 乾燥しないように紙類で包んだりビニールに入れると良い
冷蔵保存
そのまま冷蔵庫に入れても大抵保存は可能ですが、乾燥してしぼしぼになる可能性があるのでビニールなどの袋に入れる方が無難です。カットレモンを冷蔵保存する時は2日ほどで消費するようにしましょう。
冷凍保存
レモンを冷凍する時はカットしてから冷凍しましょう。切り方と用途にはこんな例があります▼
- 輪切り:料理のトッピング/紅茶などの飲み物に入れる
- くし切り:レモンサワーなどの飲み物に絞る/唐揚げなどの料理にしぼる
どちらもラップに包み密閉袋に入れて冷凍しましょう。くし切りなら自然解凍で15分、輪切りは5分ほどです。
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まとめ
この記事をまとめると
- レモンの日持ち日数は、常温:5日前後/冷蔵:約1週間/冷凍:約1ヶ月
- レモンを常温保存できるのはカットしていない丸ごとの状態に限る!
レモンは丸ごと1個の状態であれば常温保存も可能ですが、暑い時期には冷蔵庫に入れた方が安全です。乾燥してしわしわになることもあるので、ビニールなどの袋に入れると長持ちするので試してみてください♩
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