開封後・未開封のコーン缶の日持ち・賞味期限|冷蔵・冷凍保存方法

コーン缶は缶詰なので賞味期限が長い食材ですが、開封後はどのくらいで消費すれば良いのでしょうか?開封後のコーン缶の日持ちについて着目しました。今回は、

  • コーン缶の日持ち
  • コーンの栄養と効果・効能
  • コーン缶は腐るとどうなる?
  • コーン缶の保存方法

これらのテーマについてご紹介いたします。

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コーン缶とは?

“コーン缶”は、加熱したトウモロコシを缶詰にした長期保存が効く食材です。甘みが強いので「スイートコーン」とも呼ばれています。

缶詰は日持ちが効くものですが、どのくらい持つのでしょうか?未開封・開封後それぞれの日持ちについて解説しますが、まずはトウモロコシの栄養から確認してみましょう。

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コーンの栄養と効果

栄養

とうもろこしの主な栄養成分は、糖質タンパク質でカロリーが高いのが特徴です。他に、ビタミンB1・B2・Eなどのビタミン類、カリウム・リノール酸・食物繊維も含まれています。

  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • リノール酸:リノール酸は、コレステロールや中性脂肪を下げる働きがあり、高脂血症を防ぐことで動脈硬化の改善をする働きを持っています。また、リノール酸の代謝によって、リノレン酸の材料になります。血液をサラサラにし、細胞膜の材料にもなる栄養素です。

効果・効能

とうもろこしに豊富に含まれている「カリウム」には、体内の余分な塩分・水分を排出してくれる利尿作用があります。そのため、体のむくみ改善に効果があります。コレステロール値の低下にも効果があります。

効果効能
  • むくみに効果あり
  • 便秘の改善
  • デトックス・美肌効果
  • 消化の手助け

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開封後のコーン缶の日持ちはどのくらい?

開封後と未開封のコーン缶の日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

未開封の日持ち

未開封のコーン缶の賞味期限は、製造されてから大体どれも約3年です。缶詰が長く日持ちをするのは、真空にされ、しっかり加熱処理で殺菌し微生物などが缶詰内にいないように製造されているからです。しかし中身は食品なので、 消費期限が近づくとともに徐々に味や品質の状態は下がっていきます 

開封後の日持ち

開封後のコーンの賞味期限は、1日〜2日です。これは開封後冷蔵保存した場合になります。常温で長く置いている場合はその日中に食べ切ること、また調理することが望ましいでしょう。

冷凍保存すれば1ヶ月ほど日持ちするので、長期保存したい場合は冷凍庫に入れましょう。

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コーン缶は腐るとどうなる?

コーン缶は腐るとどうなるのでしょうか?開封後は傷みやすので、保存中に腐ってしまうこともあります。腐ったコーン缶の特徴を確認してみましょう。

未開封の場合

コーン缶が未開封で腐っているかもしれない状態は、以下の2パターンです。

  • 缶詰自体が膨らんでいるとき
  • 缶が酷く錆びてしまっているとき

缶が膨らんでいるというのは、缶詰内で水素が発生することが考えられています。かなり膨らみが進行していると、そのまま爆発してしまうこともあります。もし膨らんでいたら、中身は正しい処理法で取り出してください。

まず缶詰よりも大きく深い容器を用意して、缶詰が十分に沈むくらいに水を張りその中で缶を開封します。そうすることで中身が飛び散ることを防ぎます。

缶が酷く錆びてしまっていると、見えないくらいの小さな穴ができてしまっていることがあります。そのために微生物が中に入っていき、食品を腐敗させていってしまいます。

開封後の場合

開封後、缶詰に含まれる液体と一緒に保存していたらネバネバとしていたことはないでしょうか?これは腐敗している状態です。また、異臭や色の変化、糸を引くような状態の時ももう食べられないでしょう。

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コーン缶を長持ちさせる保存方法

コーン缶の冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。

冷蔵保存

冷蔵する場合、缶から出して違う密封容器に入れて保管しましょう。液体の保存するしないは、用途に合わせるといいでしょう。 

[開封後に缶から出して保存する理由]缶詰の素材は様々ですが、その中のブリキ缶というものはスズという素材を表面で覆って加工されています。それは缶詰中のわずかな酸素を除去し、鉄イオンが溶け出すのを抑え、食品を守っています。しかし開封後は食材の成分に反応しスズが溶け出すことがあります。それが原因となって食中毒を引き起こすこともあります。

冷凍保存  

水分をザルなどできってから密閉できる袋に入れて冷凍庫に保存しましょう。袋の空気はできるだけ抜いてください。そうすることで霜がつくことや、酸化での味の劣化の進行具合を遅らせます。

まとめ

この記事をまとめると

  • コーン缶の日持ち日数は、未開封:約3年
  • 開封後:1〜2日
  • 開封後のコーンを保存する際は缶から出すこと!

コーン缶はサラダにかけたりとトッピング食材として重宝するので、上手く保存してみてくださいね。

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