ひき肉の冷凍保存期間はどれくらい?傷んでいるかの見分け方とは?

ハンバーグやミートソース・麻婆豆腐など、さまざまな料理で活躍しているひき肉。便利なので常に冷凍庫に入っているという方も多いでしょう。

そんなひき肉ですが、気が付いたら長期間放置してしまったという経験はありませんか?この記事では、

  • ひき肉とは?
  • ひき肉の保存方法と期間
  • こんなひき肉は危険!

について紹介していきます。ひき肉を安全に美味しく食べたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ひき肉とは?

ひき肉とは、さまざまな部位を混ぜ合わせ、切り刻んだり潰したりした細かい肉のことをいいます。

ひき肉とひとくちに言っても種類がたくさんあるのをご存知ですか?ここでは、ひき肉の種類や特徴・含まれている栄養素について紹介していきます。

ひき肉について知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

ひき肉の種類

スーパーなどでよく見かけるひき肉は牛肉・豚肉・鶏肉の3種類です。この中で鶏肉が一番傷みやすく、賞味期限が短くなっています。

豚と牛・牛と鶏など、複数の種類の肉を合わせたひき肉は合いびき肉と呼ばれており、牛7豚3の割合で混ぜられているのが一般的です。

肉のひき方によっても名前が変わり、粗びき・細挽き・2度挽きの順で細かくなります。荒く挽くと肉の食感が感じやすくなり、細かく挽くとなめらかな食感になるのが特徴です。

ひき肉の特徴・使い方

ひき肉は肉の繊維を裁って作られるので、口当たりがよく柔らかい食感の肉料理になるのが特徴です。

また、調味料を混ぜやすく味の幅が広がり、さまざまな形に形成できる利点もあります。

その特徴を活かし、ハンバーグやミートボール・ミートソース・ロールキャベツなど、さまざまな料理にすることが可能です。

洋食だけでなくシューマイや麻婆豆腐などの中国料理、つくねやそぼろなどの和食にも利用されます。

ひき肉の栄養

  • 鉄…牛ひき肉に特に多く含まれています。鉄は酸素を全身に運ぶ赤血球を作る働きを持つミネラルで、筋肉内にも酸素を取り込みます。鉄が不足すると筋力の低下・疲労を引き起こします。吸収率が上がるので、ビタミンCと一緒に摂取するのがおすすめ。
  • 亜鉛…牛ひき肉に多く含まれています。細胞の成長を促し、美髪や美肌に効果が期待できます。不足すると味覚異常を引き起こす可能性があります。

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ひき肉の保存方法と期間

保存・日持ち

ひき肉を美味しく食べるためには、正しい保存方法が必要不可欠。ひき肉はそもそも空気に触れる面積が多い食品なので、とても腐りやすい性質をしています。

基本的に、ひき肉の常温保存はさけ、できるだけ空気に触れないように保存しましょう。

冷蔵保存

ひき肉は空気に触れる面積が大きい分、酸化しやすい食品です。酸化を防ぐためにラップでしっかり包んでから保存するのをおすすめします。

10度以下の冷蔵庫で保存するのが一般的ですが、チルド室があるならチルド室で保存するのが最適です。

冷凍保存

正しく冷凍保存した場合、2~3週間持ちます。ひき肉を購入してすぐに食べきれない場合は冷凍保存がおすすめ。

一食分ずつ小分けにしてラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫に入れましょう。このときしっかり密閉するのがポイントです。

ひき肉のにおいが気になるという方は、炒めてから冷凍したり、下味をつけてから冷凍するのがおすすめ。

解凍する際は電子レンジの解凍機能を使うのが最適です。常温で自然解凍すると傷む可能性があるのでおすすめしません。傷まないよう、調理の直前に解凍するのがいいでしょう。

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こんなひき肉は危険!

きちんと保存はしていたものの、長期間放置してしまったなんてこともありますよね。

まだ食べられるのか判断に迷うこともあるでしょう。そこでここでは、腐ったひき肉の特徴を紹介します。

腐ったひき肉を食べると引き起こされる症状についても説明しているので、ぜひチェックしてみてください。

腐っているサイン

  • 見た目…黒・緑色になっている
  • 臭い…酸っぱい・鼻を刺すような臭い・アンモニア臭
  • 感触…べたべた・ヌメヌメ
  • その他…糸が引いている

上記が、腐ったひき肉の特徴です。ひき肉は空気に触れる面積が大きいので酸化しやすく、劣化しやすいという特徴があります。

茶色や灰色に変色している場合は腐っているわけではないので、食べても大丈夫です。

消費期限が過ぎているひき肉は、しっかり状態を確認したうえで食べるか判断してください。

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食中毒の危険性が

腐ったひき肉を食べると、嘔吐や下痢など食中毒の症状を引き起こす可能性があります。

特に梅雨時期はカンピロバクターや腸管出血性大腸菌(O157・O111など)などが発生しやすいので、気をつけましょう。

カンピロバクターは鶏や牛などの腸に存在する細菌です。感染力が強く、体内に入ると2~7日で発熱や腹痛・下痢・吐き気などの症状を引き起こします。

腸管出血性大腸菌(O157・O111など)は、主に牛の腸にいる細菌です。摂取すると発熱や激しい腹痛・水溶性の下痢・血便・吐き気・嘔吐を引き起こします。

ほとんどの病原体は75度以上で1分以上加熱すると死滅すると言われています。生焼けになっていないか確認してから食べるようにしましょう。

まとめ

ひき肉の保存について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ひき肉はその特性を活かして、さまざまな料理で活用することができる。
  • 常温保存は避け、冷蔵または冷凍で保存するのがおすすめ。
  • 見た目や臭いに異常がある場合は、腐ってる可能性があるため食べるのを避ける。

毎日の食卓に大活躍のひき肉。正しく保存し、美味しく安全に食べましょう。

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