ハヤトウリの種の保存方法は?効能や栽培の方法、芽が出た時の対処法も。

ハヤトウリは1株育てるとたくさんの果実が収穫でき、家庭菜園でも人気の植物です。お店で買うより安くたくさん手に入るのは嬉しいですよね。

そんなハヤトウリについて「ハヤトウリの種の保存方法は?」「どう栽培すればいい?」「ハヤトウリの効能って何?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで今回は以下のことについて解説します。

  • ハヤトウリの種は新聞紙に包んで段ボールに入れる方法と、培養土の中に保管する方法がある。
  • 栽培するにはプランターと丈夫な支柱が必要。
  • 便秘改善やむくみ解消など、ダイエット中には嬉しい効能がある◎

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ハヤトウリの種は保存できる?芽が出たらどうする?

ハヤトウリは千成瓜とも言われ、栽培すると1株で100個以上も収穫できることもあります。スーパーで購入すると100円以上はするので、自家栽培できると嬉しいですよね。

それでは、ハヤトウリの種の保存方法と芽が出た場合の対処法、越冬するための方法について解説します。

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ハヤトウリの種の保存方法は?

ハヤトウリは種だけを保存するのではなく、果実ごと保存する必要があります。なぜなら、ハヤトウリは実をそのまま植えて、発芽・発根させるためです。

種ウリを保存する方法は2つ。実を1つずつ新聞紙で包んで段ボールに入れて室内で保存する方法と、発泡スチロールやプランターに培養土を入れて落ち葉などで防寒する方法があります。

ハヤトウリは寒さに弱いので、10℃以下にならない場所に保管しましょう。

芽が出てしまったら

芽が出てしまった場合は、そのまま植え付けるといいでしょう。これは、芽が折れたり、枯れたりしてしまうことを防ぐためです。

このとき、土に埋めてはいけないので、地面に置き、温床やトンネルなどを作って地熱を上げてください。適度な気温の場合でも、冷たい風を避けるために行燈を作ってあげると少しでも好条件を作れます。

越冬するには

ハヤトウリの種子が越冬するには温度管理が大切です。なぜなら、ハヤトウリは寒過ぎると腐ってしまい、暖か過ぎると芽が出てしまうためです。

例えば、冬のうちは玄関などの比較的気温が低い室内に置くといいでしょう。プランターや発泡スチロールの中で保管している場合は、落ち葉や敷きわらなどでしっかり防寒してくださいね。

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ハヤトウリを栽培するには?

ハヤトウリは家庭菜園でも収穫でき、ツルが長く伸びるのでグリーンカーテンも作れます。しかし、栽培にはいくつか気をつけるべきポイントがあります。そこで、ベランダで栽培する方法や根の処理、追肥について解説します。

ベランダで栽培する方法は?

ハヤトウリをベランダで栽培する場合、プランターと支柱が必要です。これは、ハヤトウリの生育は旺盛で、草丈が4m以上伸びることもあるためです。

果実がたくさん実ると、重くなるので、つるが巻きつけるような丈夫な棚を作りましょう。また、たくさんの果実を実らせるには、摘心が大切です。

親づるや子づるよりも孫づるにたくさん実がつくので、親づるや子づるの先端はこまめに切ってあげましょう。ハヤトウリはツルが何メートルも伸びるので、グリーンカーテンにもぴったりですよ。

根の処理

ハヤトウリの根は、防寒して根が腐らないようにしておきましょう。これは、根についたサツマイモのような塊根を冬の間に防寒しておくと、次の春には芽を出すためです。

この塊根が腐ってしまうと、また種子から育てる必要があるので、根の周りをしっかり防寒してあげてくださいね。1度根付いてしまえば、毎年芽を出してくれますよ。

追肥は必要?

追肥は必ずしも必要なわけではありません。しかし、追肥すると成長を促進するのでよりたくさんの実を付けてくれます。

追肥するタイミングは、摘心が終わって、花の咲き始めにするといいでしょう。追肥しなくても実は取れますが、追肥したほうがたくさん収穫できる可能性が高まります

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ハヤトウリの特徴は?

ハヤトウリ栽培の大きな特徴は種子だけでなく、果実もそのまま植えることです。栽培方法だけでなくハヤトウリ自身にもさまざまな特徴があります。

そこで、ハヤトウリの効能や腐る環境、花が咲くことについて解説します。

効能

ハヤトウリは便秘改善やむくみ解消など、ダイエット中には嬉しい効能があります。なぜなら、ハヤトウリには食物繊維カリウムが含まれているためです。

ハヤトウリの食物繊維は不溶性食物繊維で、整腸作用があります。また、カリウムは体内の塩分を尿と一緒に排出しくれるので、体内に余計な水分が溜まらず、むくみ予防や解消に効果的です。

ハヤトウリの効能を賢く利用すると、すっきりした体を手に入れられるかもしれませんね。

腐る?

ハヤトウリは寒いところに保管すると腐るのが早くなります。これは、ハヤトウリが熱帯原産であり、寒さに弱いためです。例えば冷蔵庫で保管すると、野菜室に入れても2〜3週間しか保ちません。

しかし、10度以上の常温なら、半年程度保存できます。夏に収穫したハヤトウリは年明けまで楽しめるので、腐らせずに保存するためには常温保存がおすすめです。

花が咲く

ハヤトウリには雌花と雄花があり、花が咲きます。見た目は同じ瓜科のキュウリの花に似ていおり、白い小さな花が咲き、花弁は分厚めです。

秋になってまず咲くのが雄花で、その後次々に雌花が咲いていきます。受粉後は2〜3週間経つと、手のひらサイズまで実が大きくなり、収穫できますよ。

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まとめ

種ウリさえ上手に保管・栽培できれば、毎年ハヤトウリをたくさん収穫できるかもしれませんね。

この記事をまとめると

  • ハヤトウリを新聞紙に包んで段ボールに入れるか、培養土の中に入れておくと種の保管ができる。
  • プランターと丈夫な支柱があれば家庭菜園でも栽培できる。
  • ダイエット中には嬉しい便秘改善やむくみ解消などの効能がある◎

ハヤトウリは栽培にとても時間がかかりますが、待っている時間も家庭菜園の醍醐味。ぜひ上手に種を保管して、ハヤトウリ栽培にチャレンジしてみてくださいね。

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