ハヤシライスは大人も子どもも喜ぶ人気メニューです。食材も最低限牛肉と玉ねぎがあればできるので簡単で作りやすいので、よく作るという人も多いはず。
でも、分量通りに作ったのになぜか味が薄くなってしまった、なんてことはありませんか?今回はそんな、ハヤシライスの味が薄くなってしまったときの対処法について詳しく解説していきます。
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目次
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ハヤシライスは水っぽくなりやすい
レシピ通りに作っているのに、なぜ薄くなってしまうのでしょうか?その原因について考えていきましょう。
水分を多く入れがち
味が薄い原因としてもっとも多いのがこれ。全体の水分量が多いとどうしても味は薄まってしまいます。
特にハヤシライスなどの煮込み料理は水分量がとても大事。味が薄いほかにもうまくとろみがつかなかったりと、失敗の原因に。単純ですがとても大切なことなのです。ではなぜ水分量が多くなってしまうのでしょう?
具材を入れすぎると水っぽくなる
レシピ通りの水をきちんと量って入れたのであれば、具材から出た水分が多すぎるという理由が考えられます。
本来ハヤシライスは玉ねぎと牛肉だけで完成するもの。カレーのようなイメージであれこれ具材を足すと、思っていた以上に水分が多く出て水っぽくなり、結果として味が薄くなってしまいます。
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水っぽくなったときの対処法
それでは、すでに薄くなって失敗してしまったハヤシライスの味を濃くするにはどうすればよいのでしょうか?いくつかの方法をご紹介します。
水溶き片栗粉を加える
薄くなってしまった味を単純に濃くしたいなら、水溶き片栗粉を入れるのがおすすめ。片栗粉を入れると水分が減るので味が濃くなります。ただしこの方法は片栗粉がダマにならないようにする必要があります。
沸騰している状態で水溶き片栗粉を均一に混ぜるのは至難の業。このため水溶き片栗粉を入れるときには一度火を止めて加える→再度加熱する、という方法をとりましょう。
このときのポイントは素早く行うこと。もたもたしているとあっという間にダマができてしまいますので気を付けてくださいね。
小麦粉を加える
片栗粉がない場合は小麦粉でも水分を減らすことができます。小麦粉は片栗粉よりもとろみがつきにくいので、ハヤシライスには向いているかもしれません。
ただし小麦粉は片栗粉よりも焦げやすいという性質があります。弱火でいつもよりよくかき混ぜるようにしてくださいね。また片栗粉と同じくダマになりやすいので、しっかりと水で溶いてから使うことも大切です。
粉を加えるときに先にバターと練っておけば、コクや香りもプラスできてもうワンランク上のハヤシライスを作ることもできますよ。
ルウを追加
これは一番シンプルな方法ですね。ルウが薄くなってしまったのであればさらにルウを足してみましょう。ただし濃くしすぎには注意です。
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コクがなくなったときの対処法
おいしいんだけどなんだか物足りない…。お店のハヤシライスとはなにかが違う…。そんなとき、簡単にコクをプラスする方法を説明します。実はどこの家庭にもある身近な「アレ」で簡単にできちゃうんです。
まずは自分の好きなハヤシライスの味を思い浮かべてみましょう。酸味が好きなのか、甘み強めが好きなのかなど、それぞれの好みによって加えるべきものは変わってきます。ここでは代表的なものをご紹介しますね。
生クリームを加える
生クリームを入れることでよりクリーミーで濃厚な味わいに仕上げることができます。洋食屋さんのハヤシライスに近づけたいならこれ。
生クリームは煮詰めてじゅうぶんに水分を飛ばしてから、仕上げに加えるようにしてくださいね。
味噌を加える
酸味の少ないハヤシライスがお好きなら味噌を加えてみてください。
味噌はコクや旨みを出すだけでなく、酸味を和らげてまろやかな味に仕上げてくれます。多すぎると濃くなりすぎるので、まずは小さじで様子を見ましょう。味噌の種類に決まりはありませんが、ドミグラスソースと特に相性がいいのは八丁味噌。ぜひ試してみてくださいね。
コンソメを加える
コンソメにはもともと旨みが凝縮されています。旨みが増すとコクが増すのでハヤシライスの味に深みがでます。ただしコンソメは少量で味が付くので入れる量に注意。入れすぎると塩味が濃くなってしまいます。まずは少しずつ加えて味を確かめながら煮込んでくださいね。
ポイントは「あともう少しだけ足りないかも」くらいでやめておくことです。この「あともう少し」を入れると濃くなってしまうことが多いので気を付けましょう。
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まとめ
味の薄い水っぽいハヤシライスになってしまっても大丈夫!ほんの少し手を加えるだけで簡単に復活させることができちゃいます。
もしも一度うまくいかなくても方法次第でより好みの味に近づけることができるので、前向きに楽しみながらチャレンジしてみてくださいね。