八朔の苦味をとる方法は?ジャムやゼリー等も甘くする方法を解説!

柑橘類は手でむけるものも多く、手軽にビタミンを取れるので、果物の中でも人気がありますね。たくさんある柑橘類の中でも、八朔は苦味が強く苦手という方もいるのではないでしょうか。

実はこの苦味に、体にいい成分が入っているのです。この記事では、八朔の苦味をとる方法やジャムやゼリーの苦味を甘くする方法を解説します。ぜひ最後までお読みください。

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八朔が苦い原因は?

他の柑橘類に比べて、八朔は苦みが強いのが特徴です。八朔が苦い原因をみていきましょう。

ナリンギン

八朔が苦い原因は「ナリンギン」という成分が入っているからです。ナリンギンはポリフェノールの1種です。八朔の他にもグレープフルーツ、夏みかんにも多く含まれています。

最近の研究で、
抗酸化作用、抗アレルギー作用、食欲をおさえる働きがあることがわかりました。ナリンギン の効能の高さからサプリメントとしても販売されています。

ノミリン

ノミリンも苦味成分のひとつで、ゆず、キンカンなどにもふくまれています。ノミリンは筋肉増加の働きを助ける効能があるのです。

リモニン

リモニンも苦味成分のひとつです。ある研究結果によると、マウスの肥満を抑制する働きがあったとの研究結果が出ています。

  • 苦味成分の多くは薄皮にふくまれています。八朔の苦味が苦手な方は、薄皮を丁寧にとってから食べた方がいいでしょう。

    ただし、苦味成分には抗酸化作用や抗ウィルス作用、食欲を抑制する働きがあります。苦味が大丈夫な方は、薄皮も食べると体にいい栄養がとれますよ。

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苦味をとる方法は?

八朔を食べたい!けれど、八朔の苦味が苦手な方に、苦味をとる方法をお伝えします。

皮をむく

八朔の苦味は、薄皮についています。薄皮を丁寧にむきましょう。ポインントとしては、薄皮を触った手でなるべく実を触らないことです。少し手間ですが、近くにタオルを置いておいて薄皮をむいたら手をふくようにしましょう。

砂糖・シロップ・はちみつに漬ける

八朔の苦味を感じないように砂糖・シロップ・はちみつにつけるのもいいでしょう。

<作り方>

  1. 清潔な瓶や密閉容器に、薄皮をむいた八朔をいれる。
  2. 八朔の上から砂糖・シロップ・はちみつを適量かける。

ポイント

  • 一晩漬けたら食べられるようになります。保存は冷蔵庫で、2週間程度で食べ切りましょう。

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手作りジャムやゼリーが苦いときは?

せっかく手作りした八朔のジャムやゼリーが苦いと、残念な気持ちになりますね。ここでは、八朔のジャムやゼリーが苦くならない作り方のコツをお伝えします。

ジャムの苦味をとりたい

<薄皮を丁寧にむく>

苦味成分は薄皮にあるナリンギンという成分です。なので、ジャムを作る時は丁寧に薄皮をむきましょう。

<白い筋やワタもとる>

薄皮以外にも、白い筋や薄皮の中心にあるワタにもナリンギン がふくまれています。八朔の外側の皮はぶ厚く、包丁でむくとむきやすいです。包丁でむく時に、白い筋の部分もむくようにするといいでしょう。

<茹でこぼす>

八朔ジャムのレシピを調べたところ、八朔と砂糖を煮詰める時に茹でこぼすといいという人が多数でした。中には4回茹でこぼすレシピもみました。茹でこぼすことで、苦味成分がアクにふくまれて苦味が少なくなるのでしょう。

<はちみつを加える>

ジャムは砂糖を煮詰めて作るのですが、苦味が気になる場合ははちみつを足すのもおすすめです。はちみつを入れると焦げやすいので、出来上がりの直前に入れましょう。

ゼリーの苦味をとりたい

<八朔を砂糖漬けにしてからゼリーにする>

八朔を砂糖漬けにしてから作るのがおすすめです。八朔を砂糖漬けにすると果汁が溢れでてきます。汁ごとゼリーにすると八朔の旨みが余すことなく食べられます。

<みかん缶と混ぜる>

お子さんが八朔の苦味が苦手な場合、みかん缶と混ぜて作ると八朔の苦味が和らぎます。

八朔のゼリーレシピ

<材料>みかん缶、八朔、ゼラチン5g、砂糖大2、水1カップ

<作り方>

  1. みかん缶は実とシロップを分ける。
  2. 八朔は皮をむき、食べやすい大きさに切る。
  3. みかん缶と八朔をカップに入れる。
  4. 小鍋にみかん缶シロップ、水、砂糖、粉ゼラチンを入れゼラチンを溶かす
  5. 3に4を入れ冷やし固める。(ククッパッドより引用)

     

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まとめ

ここまで八朔の苦味をとる方法は?ジャムやゼリーの苦味をとる方法を書いてきました。

この記事をまとめると

  • 八朔の苦味はナリンギンという成分で、ナリンギンには抗酸化作用、抗アレルギー作用、食欲をおさえる働きがある。
  • ナリンギンは薄皮、ワタ、白い筋にふくまれているので丁寧に薄皮をむくと苦味が少なくなる。
  • 八朔ジャムを作る時は、薄皮を綺麗にむき茹でこぼすと苦味が和らぐ。
  • 八朔ゼリーを作る時は、八朔を砂糖づけにしてから作ったりみかん缶を混ぜると苦味が解消される。

八朔は柑橘類の中でも、苦味が強い方になります。良薬口に苦しということわざの通り、苦味に体に良い成分が入っているのです。

苦味には、抗酸化作用や抗アレルギー作用食欲を抑える働きがあるので、美肌やダイエットを意識している人はたくさんとりたい果物ですね。

苦味が苦手な方で、たくさん八朔が手に入った時はジャムやゼリーを作ってみてください。この記事で八朔に興味を持って、食べる機会が増えると嬉しいです。

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