卵焼きが黒い!?原因・焼き方・保存方法・腐っている時の見分け方

お弁当の定番料理と言えば卵焼きです。この卵焼きはプロが上手に作ると、鮮やかな黄色の状態に仕上がりますが、家庭で作った時には黒ずんでしまう場合もあるでしょう。どうして卵焼きは黒ずんでしまうのでしょうか?今回は、家庭で作る卵焼きについて、以下のような事をまとめていきます。

  • 卵焼きが黒くなる原因は?
  • 卵焼きの焼き方や保存方法は?
  • 卵焼きが腐っている時の見分け方とは?

こんな感じの記事内容となっているので、最後まで記事を読んで頂き、卵焼きについてしっかりと理解していきましょう。

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卵焼きが黒くなる原因は? 

まず、卵焼きが変色してしまう主な原因をまとめました。

  • 大葉を入れた卵焼きにしたから
  • 卵の鮮度が落ちているから
  • 加熱し過ぎているから

それぞれ、詳しく解説していきます。

大葉で変色する?

卵焼きの中に入れる食材として代表的な物に、大葉があります。大葉を卵焼きの中に入れて、大葉が変色してしまうと、卵焼き自体が黒ずんでしまう事があるので注意が必要です。出来るだけ、大葉を黒くしないようにするには、大葉に予め塩を振って揉んでおくといいでしょう。

塩を振って揉み込むことで、大葉が黒くなる原因の酵素の働きを止めることが出来ます。

卵の鮮度

卵焼きが黒くなる原因として考えられるのは「卵の鮮度が悪いから」という場合もあります。卵の鮮度が低いと、卵自体のpH値が上昇します。pH値が上昇すると、加熱した時に硫化水素が発生するため、フライパンの鉄分と化合されて、硫化鉄が産まれます。この硫化鉄が卵焼きに付着し、卵焼き自体を黒ずませてしまうのです。

このような状態にならないようにするためには、卵を購入してから2から3日以内に使う事がベスト。古くなった卵は黒ずみやすいので注意しましょう。

紫色になる原因は

卵焼きの変色には「紫色になる場合」もあります。卵焼きが紫色になるのは「加熱し過ぎ」が原因だと言われています。紫色になる前に、少し早めに火を止めて、余熱で加熱をすることを心がけてみると上手に仕上がるかもしれません。

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焼き方・保存方法は?

卵焼きを上手に焼いて長期間保存するためには、どんな方法があるでしょうか?簡単に焼き方などをまとめてみました。

焦げにくい焼き方は?

卵焼きを焦げにくく焼くためには、「中火でしっかりと加熱したプライパンを使って焼くこと」です。この時に、出来るだけ卵のキメを細かく溶いておくのがポイント。しっかりと溶いておくことで、ふんわりとした卵焼きに仕上がります。中火の火力なので焦げにくく中までしっかりと火が通るでしょう。

長持ちするための下ごしらえはある?

卵焼きを出来るだけ長持ちさせて保存したいのであれば、冷凍がおすすめです。事前の下ごしらえとしては、卵焼きに「だし汁」を使うのではなく、「顆粒だしの素」を入れて焼くことです。出来るだけ卵焼き内の水分を減らして冷凍したほうが、解凍した時にぼそぼそにならずに食べられます。

冷蔵・冷凍保存・解凍方法は?

卵焼きを冷凍保存する時には、卵焼き自体熱をしっかりとって、ラップでくるみ、フリーザーパックなどに詰めて冷凍します。1回分ずつに分けて冷凍しておくと、解凍する時に鮮度が落ちにくいので、必ず小分けにして冷凍してください。

冷凍状態から解凍する時には、一旦冷蔵庫に移して冷蔵状態でいくらか解凍し、さらに電子レンジで10秒ずつくらい加熱していき、様子を見ながら全解凍すればいいでしょう。夏場意外であれば、常温状態に放置し、自然解凍するのがおすすめです。

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腐っている状態の見分け方

卵焼きは長期間放置すると腐ってしまいます。卵焼きが腐ってしまうと、どんな状態になるのでしょうか?

変色する?

卵焼きが腐ってしまうと変色はしませんが、表面にぬめりのような症状が現れます。さらに、箸で割ってみると糸を引いている症状が現れる場合もあるでしょう。こういった症状が現れた場合には、絶対に食べない事をおすすめします。卵焼きが腐っている可能性はかなり高いです。

臭いは変わる?

卵焼きが腐ってしまうと、とても強烈な「鼻をツンとさす」嫌な臭いがします。なので、卵から異様な酸っぱいにおいがした場合には、絶対に食べてはいけません。ちなみに、卵には「サルモネラ菌」が発生しやすく、腐っている卵焼きには、このサルモネラ菌が沢山繁殖している可能性が高いです。

サルモネラ菌を体内に大量摂取すると、重度の食中毒になってしまうので、絶対に口に入れないようにしましょう。

味の変化はある?

卵焼きが腐ってしまうと、もちろん味も変化します。通常の卵の味ではなく、発酵した硫黄のような香りを感じられるはずです。もし、一口でも口に含んで味の変化を感じた場合には、かなり危険なのですぐに吐きだし、残りの卵焼きも処分しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事では、卵焼きが黒ずんでしまう原因や、卵焼きの保存方法などを詳しく解説してきました。最後に今回の記事に記載されていることを、ざっくり見ていきましょう。

この記事をまとめると

  • 卵焼きは鮮度が古いと黒ずみやすい
  • 卵焼きは冷凍で長期保存できるが、出来るだけ水分を減らして冷凍するのがおすすめ
  • 卵焼きが腐った場合は絶対に食べない

卵焼きはきちんと作りさえすれば、非常に美味しいお弁当のおかずになります。卵の鮮度に気を付け、美味しい卵焼きづくりに挑戦していきましょう。

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