和食には欠かせない調味料「味噌」の起源は、「醤(ひしお)」と呼ばれる“食物を塩に漬けて保存していたものが、発酵・熟成・旨みを持ったこと”で生まれた食品と言われています。
また味噌は味わい・麹の種類などの違いだけでなく、地域別にも大きな特徴があり歴史にも深く関係する調味料として知られています。
- 八丁味噌の特徴とは?味噌汁にも合うのかお伝え!
- 八丁味噌の美味しさを引き出すおススメの頂き方とは??
- 八丁味噌は、赤味噌・白味噌とはどう違うのか徹底解説!
八丁味噌は名古屋のソウルフード「味噌カツ」「味噌煮込みうどん」「どて煮」などに使用されていることでも知られ、一度は頂いた事がある方も多いのではないでしょうか。
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目次
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八丁味噌で味噌汁を作るとまずい?
八丁味噌とは
八丁味噌の味の特徴
八丁味噌の原料は
- 適度な酸味
- 非常にコク深く、濃厚な味わい
- かすかな渋み
などが挙げられます。また八丁味噌は
- 煮込んでも風味が飛びにくい
- 濃い味わいなため、水分の多い食材とも相性が良い
- 他の味噌と比べてたんぱく質量が豊富
などの特徴も挙げられます。
味噌汁と合う?
八丁味噌を使用した味噌汁は、大変美味しく頂けるのでおススメです。八丁味噌は他の味噌に比べて
味噌汁に使うコツは?
八丁味噌を使用した味噌汁を作る時のポイントに
- 固い味噌なので、しっかりと溶かす
- いつもの味噌汁より、長く煮込む
- 美味しく濃い目の出汁を使用するようにすることで、旨みが増す
などが挙げられます。
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八丁味噌の美味しい使い方は?
ここからは八丁味噌を使用したおススメのお料理をご紹介していきます。人気の「名古屋めし」がご自宅でも、お手軽に再現できるので是非お試しくださいね!
味噌カツ・味噌煮込みうどん
大人気「名古屋めし」メニューの“味噌カツ”や“味噌煮込みうどん”には、八丁味噌が使用されています。ここでは、いつもの「トンカツ」を名古屋めしに早変わりさせる“味噌かつソース”をご紹介します。
- 八丁味噌を小鍋に入れて、みりん・水・砂糖・酒を加え弱火にかける
- 練りながら煮詰めたら完成。いつものとんかつに合わせるだけで、お手軽味噌カツに!
田楽料理
田楽料理とは串刺しにしたこんにゃく・豆腐などに味噌を付けて焼いたお料理のことで、茄子・里芋などのお野菜を使用したものもあります。各地方の郷土料理になっていることも多く、東海地方では八丁味噌が使用されています。
- 八丁味噌・みりん・砂糖を小鍋に入れて、弱火にかける
- 絶えず練り混ぜ合わせ、全体が馴染んだら完成。こんにゃく・豆腐・大根・卵などのお好みの食材に合わせて頂くと美味!
おでん
愛知県の郷土料理の1つ「味噌おでん」にも八丁味噌は欠かせないです。学校給食のメニューにも登場し、愛知県内でコンビニおでんを購入時には“味噌ダレ”が付くほど一般的に食べられています。
- 大根を食べやすい大きさに切って下茹でし、こんにゃく・厚揚げなども下茹でしておく
- おでん鍋にだし汁を入れて火をかけ、八丁味噌・砂糖・みりん・酒を溶かし入れる
- 煮立ったら、おでんの具材を入れて弱火で約1~2時間煮込んだら完成
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他の味噌との違いは?
ここからは八丁味噌と他の味噌との違いを詳しく解説していきます。
赤味噌との違い
赤味噌とは
白味噌との違い
赤味噌は
- 見た目の色
- 製法
- 塩濃度や味わい
が挙げられます。
赤味噌 | 白味噌 |
赤っぽい色 | 白っぽい色 |
大豆を長時間水に浸し、蒸して作る | 大豆を煮て作る |
塩濃度は10~20% | 塩濃度は5~6% |
コクのある濃厚な味わい | 甘味が強い味わい |
八丁味噌(愛知県)、仙台味噌(宮城県)など | 西京味噌(京都府)、信州味噌(長野県)など |
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まとめ
この記事をまとめると
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八丁味噌とは愛知県岡崎市八帖町で作られている豆味噌のことで、味わいの特徴に①適度な酸味②コク深く濃厚③かすかな渋みがある
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八丁味噌を使用した味噌汁を作る時のポイントに、①固いのでしっかりと溶かす②長く煮込む③濃い目の出汁を使用するが挙げられる
- 赤味噌とは原料・製法などに関わらず赤っぽい味噌の総称のことで、白味噌とは米味噌の中でも甘口のものを指すことが多い
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