食パンに何もつけないと太る理由 冷たい炭水化物は太りにくい?

食パンにバターやジャム、クリームなどを塗って食べると美味しいですよね。ただ、どれもカロリーが高そうです。では、食パンに何もつけずにそのままで食べるとどうなのでしょうか。「パンはダイエットに向かない」とも聞いたことがありますが、実際どうなのか気になりますよね。そこで今回は、

  • 食パンに何もつけないで食べると太る?
  • 太りにくい食パンの食べ方
  • 冷たいパンはダイエット向きって本当?
  • パンとご飯はどっちが痩せる?
といったテーマでご紹介します。

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食パンに何もつけないで食べると太る?

食パン1斤のカロリーは?食パン1枚当たりのカロリーまで含めて解説

理由

  1. 食べる量が多くなる … 柔らかい食パンは、同じ量を食べたとしてもご飯より咀嚼回数が圧倒的に少なく、食事時間も短くなります。通常、食事を始めてから満腹感を得るまでに20分ほどかかるため、食事時間が短いパンの場合、5分で食べ終わると満足度がとても低くなり、さらにもう1枚…となってしまいます。

    そうなると、ご飯が1食で脂質0.4gなのに対し、食パンなら2枚で4g。毎日食パンを食べていたら太りやすくなりますね。
  2. GI値が高い … 血液中に流れる糖質の上昇度合いを数値化したものを「GI値」といいますが、この数値が高いと太りやすく、低いと太りにくいことになります。一時期話題になったインスリンダイエットは、この数値を目安にして食材を選んで痩せようというものです。このGI値をご飯(白米)と比較すると、ご飯が84に対して、食パンは91です。ご飯より太りやすいと言えます。
  3. 過食しがち … 食パンを食べることのデメリットは、お腹が空きやすいことです。粉末を使って作られた食パンは、そのままの形状で食べるご飯と比べて、消化にかかる時間がとても短く、消化・吸収が早くなり、すぐに空腹を感じるので間食が増えたり次の食事で過食してしまうのです。

1枚分のカロリー・糖質量

  • 4枚切り223kcal/糖質39.9g
  • 5枚切り179kcal/糖質30.4g
  • 6枚切り168kcal/糖質26.6g
  • 8枚切り132kcal/糖質19.9g
食パンであればどの部分でもエネルギーや糖質の量は同じと思われがちですが、実はパンの白い部分より耳の方がエネルギーや糖質の量が多いです。食パンの耳は焼いているときに型に触れているため、中身よりも水分を失います。また、高温になりやすいため、同じ重さで比較すると白い部分より耳の方がエネルギーも糖質の量も多くなるという訳です。

それほど大きな差になるわけではありませんが、糖質量を気にされている方は、食パンの耳を使わないサンドイッチの方がよいかもしれません。

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太りにくい食パンの食べ方

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まずは野菜から

まず、食パンのみで食べると糖質が多く脂肪がつきやすくなるため、避けましょう。太りにくくなる食べ順としては、

  1. サラダやスープなどの野菜
  2. ヨーグルトやウインナーなどのタンパク質
  3. 最後に食パン

といった順番にしてみましょう。食べ物の吸収率が最も高いのは空腹時ですので、最初に食べるものの吸収率が上がります。最初に食パンを食べると、糖の吸収率が上がり、太りやすくなってしまいます。身体のエネルギーになる炭水化物は、最後にしっかり摂りましょう

冷たいパンはダイエット向きって本当?

「冷たい炭水化物は太らない」と聞いたことがありますが、本当なのでしょうか。

冷えた炭水化物が太りにくい理由

炭水化物を冷やすと、レジスタントスターチという消化されにくいデンプンができます。通常、炭水化物を摂ると血糖値が急上昇し、血糖値を下げるためにインスリンが分泌され糖を脂肪に変えていきます。しかし、レジスタントスターチは血糖値の上昇を緩やかにする効果があるので、脂肪が溜まりにくくなるのです。

パンとご飯はどっちが痩せる?

糖質、糖類、糖分の違いは?太る理由や健康的な食べ方などを解説!│MediPalette(メディパレット)パンもご飯も炭水化物が含まれているため、ダイエット中の人は避けていると思います。より痩せやすいのはパンとご飯どちらでしょうか?

1日に食べてもいい量

炭水化物は太りやすいというイメージがあると思います。確かに、食べ過ぎてエネルギーとして消費できなかった糖は皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられてしまいます。しかし、炭水化物を一切食べないという極端な制限は危険ですので、絶対にやめましょう

炭水化物は摂り過ぎると肥満の原因になりますが、身体のエネルギー源として欠かせない栄養素です。

1日に必要な炭水化物の量は、性別や年齢、活動量によって異なり、目標摂取量は男女ともに1日で必要なエネルギー量の50~65%といわれています。例えば、1日に必要なエネルギーが1800kcalの人の場合は900~1170kcal、重さで換算すると225g~292gの炭水化物が必要となります。ご飯だけだと1日に茶碗4~5杯分食パンだけで考えると6枚切り10枚です。

MEMO
ご飯でもパンでも、他にどんな食材を一緒に食べるかによって痩せるのかは異なります。ご飯だけ、パンだけの食事では栄養が偏るため、野菜やきのこ類、海藻類をベジファーストで食べることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 食パンを食べるときは咀嚼回数が少ないため満腹感を得るまでに時間がかかりたくさん食べてしまいがち
  • 空腹時に最初に食べるものの吸収率が上がるため、まずは野菜から。食パンは最後に食べる
  • 食パンを冷やすとレジスタントスターチというデンプンができ、血糖値の上昇を緩やかにするため脂肪が溜まりにくくなる
  • 1日に必要な炭水化物の量は個人差があり、1日で必要なエネルギー量の50~65%。ご飯でもパンでも、他にどんな食材を一緒に食べるかによって痩せるのかは異なる。

「ダイエットするなら朝食には和食を」という言葉も耳にしますが、食パンも食べ方を工夫すれば太りません。自分に合った食パンの食べ方を見つけて摂り入れ、理想のボディを手に入れましょう。

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