新生姜が小指くらいのサイズになったときに葉をつけたまま出荷されるものを葉生姜と言います。葉生姜にはさわやかな香りがあって、味噌をつけたり甘酢漬けなどにしたりして楽しむことができます。今回は、
- 葉生姜の旬の時期は?
- 葉生姜の選び方は?
- 葉生姜の保存方法は?
についてご紹介させていただきます。「葉生姜が大好き!」という方は、ぜひこちらの記事を読んで参考にしてみてください。
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目次
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葉生姜の特徴
まずは葉生姜について記載させていただきます。
葉生姜とは?
葉生姜とは、生姜の根茎が小指サイズまで成長したタイミングで葉っぱごと収穫したもののことを言います。葉生姜はみずみずしく辛味も少ないので生のまま食べてもおいしいですが、一般的に甘酢に漬け込むことが多いです。葉生姜には「三州生姜」や「金時生姜」などいくつか種類があり、最も有名なのは東京都台東区の谷中周辺で収穫されていた「谷中生姜」です。
主要産地・旬の時期
葉生姜の生産地は静岡県が多く、旬の時期は5〜9月頃と言われています。
味・香りの特徴
葉生姜は根茎が柔らかくて辛味も一般的な生姜ほど強くなく食べやすいです。風味も良いため生のままかじることも出来ます。葉生姜は芽の付け根の赤みが強く出ているものの方が良品と言われています。
カロリー・栄養素
葉生姜100グラムあたりのカロリーは11kcalと言われています。葉生姜は根生姜よりもビタミンミネラルが多く含まれています。ビタミンB2は皮膚や粘膜の機能維持や成長に役立ち、カリウムは疲労回復・利尿作用、高血圧の予防に役立つと言われています。
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葉生姜の辛味の抜き方・下処理方法
生姜というとどうしても辛いというイメージがありますよね。ここからは「葉生姜の辛味の抜き方や下処理方法」についてご紹介させていただきます。
辛い原因
根生姜ほど多くはありませんが、葉生姜にも生の生姜に多く含まれるジンゲロールや葉生姜を加熱した時に生成されるショウガオールなどの辛味成分が含まれています。
他の生姜と辛味を比較
葉生姜の辛味は根生姜の辛味ほどではありません。
薄皮を剥く
薄皮を剥くことも有効です。
水にさらす
葉生姜が辛すぎる場合には水にさらしてみることも良いでしょう。
甘酢漬けにする
葉生姜の最も一般的な食べ方は「甘酢漬け」です。お酢につけることで鮮やかな赤色に染まり、料理の彩りにも役立ちます。葉生姜の辛味が気になる場合にもこの食べ方は有効です。作り方もとっても簡単で、葉生姜の緑色の茎部分を5cmほど残して下茹でしてからお酢・砂糖・塩などで作った甘酢に1~2日ほど漬け込むだけで完成です。
下ごしらえの方法
①葉生姜の葉の部分を15cmほど残して切り落とします。
②くっついている根の部分を1つ1つ手で割り離していきます。
③包丁の刃先を使って根の表面の薄い皮を削ぎます。
アク抜きの方法
上記の下ごしらえの工程を終えた葉生姜を熱湯に30秒ほどつけるとアク抜きができます。下ごしらえをしてからアク抜きをすることで葉生姜の辛みが半分ほど抜けます。
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葉生姜の美味しい食べ方・保存方法
ここからは「葉生姜のおいしい食べ方や保存方法」について記載させていただきます。
葉生姜の選び方
生のまま食べられる!
葉生姜は生のまま食べることができます。泥がたくさんついている場合には葉生姜を水でよく洗って皮を剥いてから食べるのが一般的です。
合う調味料は?
葉生姜を生で食べる場合にはもろみそキュウリ風に味噌につけて食べるとおいしいです。
肉巻きに
「葉生姜の肉巻き」もとってもおいしいです。葉生姜の緑色の茎部分を10~15cm程度残し、豚バラ薄切りを1枚巻き付けます。魚焼きグリルなどに並べてこんがりと焼けば完成です・ご飯のおかずとしてだけでなく、お酒のおつまみとしても最高の一品です。
揚げ物にする
葉生姜は繊維が少ないため「天ぷら」にしても柔らかい根茎を楽しむことができておいしいです。葉生姜の緑色の茎部分を5~10cmほど残して小麦粉・水・卵などで作った衣につけて170~180℃程度の油で揚げれば完成ですのでとっても簡単です。。塩であっさりと食べるととってもおいしいですよ♪
保存方法
葉生姜は意外に日持ちしにくい野菜ですので、できるだけ早く食べることをおすすめします。もしすぐに食べることができないという場合には、葉生姜は乾燥に弱い野菜ですので葉生姜を水で濡らしたキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すると良いです。
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まとめ
この記事をまとめると
- 葉生姜とは、生姜の根茎が小指サイズまで成長したタイミングで葉っぱごと収穫したもののことを言う。葉生姜はみずみずしく辛味も少ないので生のまま食べてもおいしいが、一般的に甘酢に漬け込むことが多い。葉生姜には「三州生姜」や「金時生姜」などいくつか種類があり、最も有名なのは東京都台東区の谷中周辺で収穫されていた「谷中生姜」で、葉生姜の旬の時期は5〜9月ごろである。
- 葉生姜を選ぶ際は、「根茎の部分が小さい」・「根茎の部分が白色」・「緑色でみずみずしい」ものを選ぶと良い。
- 葉生姜は乾燥に弱い野菜ですので、保存する場合には葉生姜を濡らしたキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すると良いです。