半熟卵の日持ち|腐るとどうなる?常温は食中毒が危険?冷凍期限は?

ラーメン屋さんなどのトッピングで定番と言えば、「半熟卵」ですよね。あの絶妙な味付けとトロトロ具合がたまりません一度はご家庭でも作ってみたい!と憧れを持つ方も多いのではないでしょうか?

近年インターネットの普及により、家庭でも簡単に作ることができる半熟卵のレシピなども多数見られるようになりました。ご家庭でも作っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、ご家庭で半熟卵を作った際の日持ち期間について紹介していきます。からのまま保管した方がよいのか?保存方法はどこが良いのか?など気になることも多いですよね。そこで今回は、

  • 半熟卵の日持ち・保存期間はどれくらい?
  • 半熟卵の常温保存は食中毒が危険?
  • 半熟卵は冷凍保存できる?
  • 半熟卵を冷蔵庫で保存する方法

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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半熟卵の日持ち・保存期間はどれくらい?

半熟卵の日持ち期間について紹介していきます。生の卵は加熱して食べればかなり長く日持ちする、という話はよく聞きますよね。常温保存も可能だとか。半熟卵の場合はどうなのでしょうか?

殻付き

実は卵は加熱してしまうと、日持ち期間が急激に短くなってしまうのです。理由としては、生卵に含まれる「リゾチーム」と呼ばれる酵素の失活が関係しています

リゾチームとは殺菌力が非常に強い酵素で、細菌による感染などから卵を守る働きをしています。しかしこのリゾチームは熱に非常に弱く、茹で卵や半熟卵などに加熱してしまうと失活してしまうのです。

そのため細菌から卵を守ることができなくなってしまい、腐敗が進んでしまうのです。よって加熱した卵は非常に日持ち期間が短くなってしまいます。

殻付きであっても、衛生的観点から3日以内には食べ切った方がよいでしょう。

むいた後

殻をむいた後の半熟卵は、より日持ち期間が短くなってしまいます。むいた当日中には食べ切るようにしましょう。煮卵などに加工しておけば、水分量も減りますから多少日持ちする期間は長くなるでしょう。

コンビニ・市販の半熟卵

コンビニやスーパーなどの、市販品の茹で卵や半熟卵は日持ちするようなイメージがありますよね。確かにコンビニの茹で卵などは5日程度の賞味期限が設定されています

市販の味付け半熟卵なども2週間程度の期限が設定されていることも多いです。これは、家庭と加工工場の衛生管理の違いによるものが大きいです。国などの基準をクリアした加工工場で作られたのであれば、

  • 5℃以下保存した場合:2~3か月
  • 10℃以下で保存した場合:3週間
  • 室温25℃以上の場所で保存した場合:3~7日

上記のような条件であれば、これくらいの期間は保存が可能とされています。徹底した衛生管理の基に実現できる期間ですので、ご家庭での実現は難しいでしょう。

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半熟卵の常温保存は食中毒が危険?

半熟卵の常温保存は非常に危険です。先ほど紹介した「リゾチーム」の失活により、細菌がどんどん増殖してしまいます。どのような危険があるのか詳しく紹介していきます。

サルモネラ菌

卵の食中毒と聞くと、真っ先に思いつくのは「サルモネラ菌による食中毒」ですよね。しかし実は、日本で製造されている卵でサルモネラ菌に感染している割合は、なんと「10万個に3個の割合である」という検査結果がでました。

割合にして0.00003%の割合です。ですので、サルモネラ菌による食中毒はほとんど考えられないでしょう。しかしながら空気中の細菌や、家庭内の雑菌などは付着しますから注意が必要です。

卵による食中毒症状は何時間後?

万が一ということもありますから、サルモネラ菌による食中毒に感染してしまった場合の症状について解説します。

  • 発症までの期間:6~72時間以内
  • 具体的な症状:発熱・腹痛・下痢・嘔吐・吐き気
  • 発症期間:2日~1週間程度

免疫力が低下している妊娠中の方や高齢者、小さなお子様は感染しやすく、重症化しやすいため注意が必要です。加熱した卵は可能な限り早めに食べましょう。

半熟卵は腐るとどうなる?

半熟卵が腐ってしまった場合の変化について紹介していきます。わかりやすい見分け方などがあれば助かりますよね。

  • 強い硫黄の臭い
  • 酸っぱい臭い
  • 水っぽい
  • ぬるぬるしている
  • 白身の色が変色

これらの変化が見られた場合は廃棄しましょう。一番わかりやすいのは臭いだと思います。温泉街に行った経験がある方であれば一度は嗅いだことがある硫黄臭でしょう。

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半熟卵は冷凍保存できる?

卵の冷凍保存はなんとなく避けている、という方も多いのではないでしょうか。これには理由があり、冷凍した卵を解凍すると、水分が流出してしまいボソボソの食感になってしまうためです。

しかし、どうしても作りすぎてしまうこともありますよね。そんな時は冷凍保存して、できるだけ長期間日持ちさせたいですよね。何か方法はないのでしょうか?

冷凍保存方法

半熟卵を冷凍保存する方法は、殻をむいて潰し、フィリングのような状態にしてから冷凍保存すると良いです。1度で使用する分を小分けにし、できるだけ空気に触れないよう保存袋などに入れて保存しましょう。

解凍方法

冷凍した半熟卵を美味しく食べるためには、解凍方法がとても大切です。冷蔵庫でじっくり自然解凍する方法がベストです。間違っても電子レンジ解凍などしないようにしましょう。

水分が蒸発し、ボソボソとした食感になってしまいます。常温解凍も衛生的におススメできません。

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半熟卵を冷蔵庫で保存する方法

結論から申し上げますと、半熟卵の保存方法は冷蔵保存が一番ベストです。確かに冷凍保存は長期間の保存が可能ですが、食感が大きく変わってしまいます。半熟卵の冷蔵保存の方法について紹介します。

殻をむかない

冷蔵保存する際にまず気を付けて欲しいポイントは「殻をむかないこと」です。殻をむいてしまうことで雑菌が付着し、腐敗が早まります。

殻付きであれば3日程度日持ちするのに対し、殻をむいてしまうと当日中が期限となります。衛生管理上の観点からですから、当然殻をむいて数日経過した半熟卵でも食べることは可能です。

ただし身の安全は確保できませんから、食中毒などの危険性は高まります。

味付け卵にする

日持ち期間を長くする方法として、煮卵にするという方法もあります。塩分を含ませることにより、卵内の水分が減ります。これにより多少長い日持ち期間は確保できるでしょう。

冷蔵保存で3~4日程度であれば、美味しく食べることができると言われています

まとめ

今回は、半熟卵の日持ち期間や保存方法について紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 半熟卵の保存方法は冷蔵保存がおススメ
  • 殻付きのまま冷蔵保存して2~3日が日持ち期間
  • 冷凍保存する場合は潰してフィリング状に

いかがでしたか?半熟卵を作られた際は、是非参考にしてみてください。

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