白菜は煮物や鍋、お漬物など幅広く使うことができて、特に冬の食卓には無くてはならない食材ですよね!今は一年中スーパーで販売されていますので、いつでも好きなときに食べることができるようになりました。そんな白菜ですが、買うときにキャベツのように外側の葉を何枚か捨ててから購入する人が多いのですが、どうして外側の葉を捨てるのか疑問に思ったことはありませんか?
今回の記事では白菜はどんな野菜なのか、白菜の外側の葉を剥く理由や何枚剥けばいいのかについて紹介していきたいと思います。
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目次
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白菜とは
白菜はどんな野菜?
白菜は元々、アブラナ科のかぶとパクチョイ(チンゲンサイに似た野菜)との自然交配種であると言われています。日本では冬に旬を迎え、シャキシャキした食感でみずみずしいのが特徴です。
大きく成長するにつれ、白い部分が太くなっていくため「白菜」と名付けられました。味にクセはなく、やや甘みがあって食べやすい葉物野菜です。
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白菜の栄養成分表
白菜100gあたりに含まれる栄養成分を見てみましょう。
- エネルギー 14kcal
- 水分 95.2g
- 炭水化物 3.2g
- ナトリウム 6mg
- カリウム 220mg
- カルシウム 43mg
- マグネシウム 10mg
- リン 33mg
- 鉄 0.3mg
- 亜鉛 0.2mg
- マンガン 0.11mg
- ビタミンB1 0.03mg
- ビタミンB2 0.03mg
- ビタミンC 19mg
- 食物繊維 1.3g
食品成分表(可食部 100gあたり)
白菜は低糖質、低カロリーのヘルシーな野菜です。白菜の約95%は水分ですが、体に必要なさまざまな栄養をバランスよく含んでいます。その中でも特に着目したい栄養素を6つご紹介します。
白菜の特に優れた栄養素
〇ビタミン
水に溶けやすい水溶性ビタミンと油に溶けやすい脂溶性ビタミンがあります。水溶性ビタミンは代謝に必要な酵素の働きを補っています。脂溶性ビタミンは身体の機能を正常に保つ働きをしています。
〇ポリフェノール
植物に含まれている成分で苦味や色素の成分です。強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立ちます。
〇カリウム
ナトリウムとともに、神経刺激の伝達や心臓機能や筋肉機能の調節、酵素反応の調節などの働きをします。必須ミネラルの1つで、体内にある余分な塩分を体外に排出する効果があります。
〇アミノ酸
人間の体内で合成できない必須アミノ酸と合成できるが積極的に摂りたい非必須アミノ酸があります。摂取したたんぱく質は体内でアミノ酸に分解され、体内で再合成し組織になる他、体の代謝エネルギーとしても使われます。
〇イソチオシアネート
強い解毒作用を持ち、特に発がん物質を無毒化する働きが注目されている栄養素です。加えて、免疫力を向上させがん細胞の増殖を抑制する働きも持っています。アブラナ科の植物に含まれている健康成分です。
〇食物繊維
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。水に溶けることが出来ない不溶性食物繊維は腸まで消化されないため、腸を刺激し食べ物の吸収や消化を助けます。水に溶けやすい水溶性食物繊維は腸内細菌の餌となり善玉菌を増やします。
食物繊維は腸内環境を整える効果が高く、便秘や下痢と言った不調を改善していきます。免疫力や肌も綺麗にする栄養素です。
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白菜の外側は剥いた方がいいの?
1~2枚剥くほうが安心
そもそも白菜を買うときに外側の葉を剥く理由はどのようなものがあるのでしょうか。様々な場所で調べてみたら以下のような理由だということが分かりました。
- 外側の葉には農薬がついている可能性が高いから
- 汚れや傷みが気になるから
- 外側の葉は繊維が硬くて食べづらいから
- 虫食いの跡が多いから
このような理由で外側の葉を剥く人がほとんどみたいですね。汚れや傷み、虫食い、繊維が硬いからという理由は、なんとなく理解できますが外側の葉に農薬がついている可能性が高いから取ってしまうというのは少し疑問ですね。そもそも残留農薬が気になるレベルでしたら販売できないはずです。
剥かないで食べる人もいる
白菜は「捨てるところがない」といわれている野菜でもあり、外側の緑色の葉も問題なく食べることができるのです。実は外側の葉の方に多く色素繊維であるβカロテンやビタミンCが含まれています。このことを知っていて、外側の葉を剥かずに丸っと全部料理する人も少なくありません。
スーパーに並んだ時点で10~30枚は剥かれている
調べたところによると、白菜は販売される大きさになるまでに80~100枚くらいの葉がなります。そしてスーパーに並ぶまえの時点で10~30枚程の葉を剥かれているのです。それこそ採れたての白菜は虫食いや汚れ、傷みがあるから葉を取ってしまうのです。
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白菜の外側の葉はどうすれば食べられる?
しっかり洗えば食べても良い
基本的に外側の緑色の強い葉の部分も食べることができます。その際は汚れがついている場合が多いのでまずはしっかり水洗いしましょう。ちなみに日本で作られた白菜は農林水産省の厳しいチェックが入っているので残留農薬の心配はまずないと思っていただいてよいでしょう。
農薬が心配ならつけ置きをするかお湯で洗う
それでも農薬が気になる人も中にはいますよね。そんな方は「しばらく水に浸しておく」方法と「50℃以上のお湯で洗い流す」のが有効といわれています。
外葉の食べ方
外側の食べ方のオススメはスープやおひたしにするなど、「茹でる」方法で調理すると繊維が柔らかくなって美味しく食べることができますl茹でなくても蒸し料理に使ってもよいですね!とにかくしっかりゆっくり加熱調理をすることで、硬い繊維も気にならなくなりますよ!
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まとめ
この記事をまとめると
- 白菜の外側の葉は剥かなくても食べられる!
- 外側の葉にはビタミンCやβカロテンが豊富に含まれている!
- 外側の葉は繊維があって少し硬いので、ゆっくりとした加熱調理をすると美味しく食べられる!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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