牛乳は多くの人に愛される飲み物で、世界中の多くの人々に毎日飲まれています。栄養価が非常に高いことで有名で、健康の為に1日1~2杯程度飲むことが推奨されています。今回は、低脂肪牛乳と低脂肪乳の違いについて紹介していきます。
どちらも似ている名前ですが、別の名前で販売されているということは何か違いがありそうですよね。両者の違いはどのような部分なのでしょうか。そこで今回は、
- 低脂肪牛乳とは?
- 低脂肪牛乳と低脂肪乳の違いは?
- 低脂肪牛乳は体に悪い?どんなデメリットが?
- おすすめの低脂肪牛乳3選!
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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低脂肪牛乳とは?
低脂肪牛乳とはどのような牛乳なのでしょうか?牛乳の種類や低脂肪乳の定義などに注目して紹介していきます。
牛乳の種類について
「牛乳」と一言で言っても、成分調整牛乳や無脂肪牛乳、低脂肪牛乳など色々ありますよね。実はこれらの種類はどれも「成分」によって分類されています。
例えば成分調整牛乳は、「生乳から乳脂肪分や水分、ミネラルなどの一部を除去して成分濃度を調整したもの」で、無脂乳固形分が8.0%以上と決められています。
他にも乳脂肪分や生乳の使用割合などにより細かく分類分けされていますよ。
低脂肪牛乳の定義
低脂肪牛乳は、「乳脂肪分を減らして、0.5%以上1.5%以下の間に調整したもの」を指します。無脂乳固形分は8.0%以上と決められていますので、乳脂肪分が少ない分ヘルシーな飲み物になっています。
低脂肪牛乳と低脂肪乳の違いは?
名前がよく似ている「低脂肪牛乳と低脂肪乳」は、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?品質面や成分面などに着目して紹介していきます。
品質の違い
低脂肪乳と低脂肪牛乳は、品質面の違いがあります。低脂肪牛乳は生乳を100%原料としていますが、低脂肪乳は生乳が主原料とされるものの、その他の乳飲料なども含まれている場合もあります。
そのため低脂肪乳は「加工乳」として販売され、商品名に「牛乳」と名付ける事はできません。例えば明治の「おいしい低脂肪乳」なども、原材料名に「生乳50%未満・脱脂濃縮乳」と記載がありますから、加工乳という商品分類で販売されています。
脂肪分や栄養成分の違い
使用されている乳製品に違いがありますから、脂肪分や栄養素にも違いがあります。
ただし加工乳だから品質が悪いのかというとそうではなく、カルシウムが多く含まれていたり、グルコサミンやコラーゲンが含まれているなど、別のメリットを提供することができるのです。
普通の牛乳と比べてたんぱく質やカロリーは?
低脂肪乳や低脂肪牛乳は、通常の牛乳と比較すると栄養面ではどのような違いがあるのかというと、カロリーやたんぱく質の量が違います。
例えば牛乳はコップ1杯で135kcal程度ですが、低脂肪乳は90kcalです。また、低脂肪乳には脱脂粉乳などが使用されていますから、通常の牛乳よりもたんぱく質やカルシウムの量が多いでしょう。
一見低脂肪乳と聞くと、「牛乳よりも低品質」というイメージを持ってしまいがちですが、価格面や栄養面などでメリットもあります。アメリカでは肥満の子供の割合が30%以上と非常に高いため、低脂肪乳を飲む人は多いのだとか。
しかし単純に「満足度」が低いため、低脂肪乳を飲んでいる人の方が太りやすいという研究結果も出ています。低脂肪乳を飲んでもお菓子をバクバク食べていれば本末転倒ですよね・・・。
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低脂肪牛乳は体に悪い?どんなデメリットが?
低脂肪の牛乳や飲料を飲むデメリットについて紹介していきます。
不味いと感じる人がいる
まず一つ目のデメリットは「味がマズい」点です。低脂肪乳は味が薄く、牛乳と思って飲むと全然美味しくないです!飲み心地もサラサラしていてミルク感がありません。
水っぽい
2つ目は「水っぽい」という点です。1つ目に共通するかもしれませんが、とにかく味が薄いです。サラサラとした飲み心地で、さっぱりしていて美味しいという方も多いのかもしれませんが、牛乳を飲み慣れている人にとっては残念な味です。
料理に向かない
3つ目は「料理に使用できない」という点です。シチューやグラタンなどに牛乳を入れることは多いですが、低脂肪乳は文字通り脂肪が少ないため、濃厚な味わいになりません。
ダイエットにはどう?
低脂肪乳や低脂肪牛乳のデメリットをここまで紹介していきましたが、ダイエット面では低脂肪商品を飲むメリットももちろんあります。低脂肪と記載されている商品の多くは「低脂質・低カロリー」ですから、減量には効果的ですよね。
脂質やカロリーはお肉から摂取しているという場合は、低脂肪牛乳などを飲むのも手です。
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おすすめの低脂肪牛乳3選!
低脂肪牛乳は多くの乳製品メーカーが販売していますが、中でもおススメの商品はどれなのでしょうか。代表的なメーカーの商品を紹介していきます。
1.森永のおいしい低脂肪牛乳
森永乳業が販売する「森永のおいしい低脂肪牛乳」は、通常の牛乳に近い味わいと好評です。無脂乳固形分は8.4%以上、乳脂肪分1.2%ですから、成分的にもかなり牛乳に近いことがわかります。
2.セブンプレミアム 低脂肪牛乳
セブンイレブンが展開するブランド「セブンプレミアム 低脂肪乳」も人気が高いです。「セブンプレミアムは値段は少し高いが味は美味しい」好評なだけに、低脂肪乳も美味しいと話題です。
3.特選よつ葉低脂肪牛乳
最後に紹介する商品はよつ葉乳業の「特選よつ葉低脂肪牛乳」です。無脂乳固形分8.6%以上、乳脂肪分1.5%ということもあり、飲み心地は牛乳にかなり近いでしょう。
低脂肪牛乳の乳脂肪分の割合が「0.5%以上~1.5%以下」ですから、低脂肪牛乳のなかでは限りなく牛乳に近いことがわかります。
まとめ
今回は、低脂肪牛乳と低脂肪乳の違いについて解説していきました。
この記事をまとめると
- 低脂肪牛乳は、乳脂肪分の割合が「0.5%以上~1.5%以下」の牛乳。
- 低脂肪乳は加工乳で、無脂乳固形分が8.0%以上の乳飲料。
- 低脂肪乳も低脂肪牛乳もカロリーや脂質は低いためメリットも多い。
いかがでしたか?牛乳や乳飲料について少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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