冷たい牛乳は赤ちゃんにいつからあげて大丈夫?飲ませるときの注意点も

牛乳には様々なビタミンやミネラル、たんぱく質や脂質などが含まれており、食事量が少ない乳幼児などにはおススメの食品でもあります。しかし一方で、アレルギーの心配やお腹が緩くなるなど、様々な情報が出ているため不安になる方も多いです。

今回は、冷たい牛乳は何歳くらいから飲ませても大丈夫なのか解説していきます。大人でも冷たい牛乳は避けているという方が多いですから、赤ちゃんにはより慎重になりますよね。

何歳くらいからであれば安心して飲ませられるのでしょうか。今回紹介していくテーマは、

  • 冷たい牛乳は赤ちゃんにいつからあげて大丈夫?
  • 1歳未満に牛乳を飲ませないほうが良い理由
  • 赤ちゃんに冷たい牛乳を飲ませるときの注意点

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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冷たい牛乳は赤ちゃんにいつからあげて大丈夫?

牛乳を離乳食などに使用されている方も多いですが、冷たい牛乳をそのまま飲ませられるのはどれくらいからなのでしょうか。大体の目安や摂取量などについて解説していきます。

一歳ごろから大丈夫

厚生労働省が推奨している「授乳・離乳の支援ガイド」では、「1歳以降に牛乳を与えるのが望ましい」とされています。これは「鉄欠乏性貧血」の予防のためとされています。

牛乳は母乳と近い栄養素を含んでいますが、ミネラルの成分の比率や、炭水化物の比率が違うため、赤ちゃんに及ぼす影響も変わってきます。これらの観点から1歳以降が望ましいとされています。

一日の目安量は?

1歳以降のお子様であれば、牛乳をそのまま飲ませることも可能でしょう。初めは10~20ml程度から始め、徐々に量を増やしていきましょう。初めて与える場合はアレルギーなどの症状がないか、細心の注意を払いましょう。

また、温度にも注意が必要で、初めは人肌程度のぬるい牛乳を飲ませましょう。慣れてきたら常温、それでも特に問題がなければ冷たいまま飲ませてあげましょう。

最終的な摂取目安量は、1日当たり300~400ml程度を目安に飲ませても大丈夫と言われています。

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1歳未満に牛乳を飲ませないほうが良い理由

国の資料にも記載されている通り、牛乳を飲ませる場合は1歳以降が望ましいとされていますが、これはどういう理由からなのでしょうか。1歳よりも前に与えるリスクについて見ていきましょう。

鉄欠乏性貧血の危険性

先ほども少し紹介しましたが、1歳よりも早く牛乳を多く飲むことで「鉄欠乏性貧血」となる恐れがあります。牛乳に含まれているカルシウムが、鉄分の吸収を妨げてしまうためです。

牛乳を飲ませる場合は、ほうれん草や納豆、赤身の魚なども積極的に食べさせるように調整しましょう。

アレルギー反応の可能性

消化機能が未発達な赤ちゃんは、牛乳に含まれるたんぱく質をうまく分解することができず、結果としてアレルギー反応を引き起こす可能性があります。アレルギー反応は子どものうちに見られ、大人になると治る事が多いと言われている理由はここにあります。

乳幼児は特に注意が必要ですから、牛乳に限らず初めて食べさせる食品には細心の注意を払いましょう。

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赤ちゃんに冷たい牛乳を飲ませるときの注意点

1歳を過ぎ、牛乳をそのまま飲ませることも可能になってきたという場合でも、いくつか意識すべきポイントがあります。月齢が高くなったからとは言え油断はできません。どのような事に気を付けると良いのでしょうか。

乳製品が初めての場合は少しずつ

冒頭で少しお話ししましたが、初めて食べさせるものは「少量」から与えることが基本です。初めは10~20ml程度から始め、徐々に量を増やしていきましょう。少量で問題がない場合はコップ半分など、徐々に増やしていくようにしましょう。

最初は加熱して与える

こちらも冒頭でお話ししましたが、いきなり冷たい牛乳を飲ませるのは避けましょう。冷たい飲み物は胃腸の負担となるため、初めは人肌程度に加熱してから飲ませてあげるようにしましょう。

慣れてきたら常温、それでも特に問題がなければ冷たいまま飲ませるといった、いくつかの段階に分けて飲ませるようにしてください。

鉄分をしっかり与える

赤ちゃんに牛乳を飲ませる場合は鉄分を忘れずに摂取するようにしましょう。先ほども少し紹介しましたが、カルシウムが鉄分の吸収を妨げることで「鉄欠乏性貧血」に陥る可能性があるためです。

ほうれん草や納豆、赤身の魚など鉄分を多く含んだ食材も離乳食に取り入れ、栄養補給に努めましょう。

まとめ

今回は、赤ちゃんに牛乳を飲ませる際の注意点や、冷たい牛乳を飲ませる場合の注意点などについて解説していきました。

この記事をまとめると

  • 赤ちゃんに牛乳を飲ませる場合は1歳以降、初めは人肌程度に温めたものからスタートし、徐々に冷たくしていく
  • 赤ちゃんに牛乳を飲ませる場合は鉄分を多く含む食材も離乳食に取り入れ、「鉄欠乏性貧血」を防ぐ
  • 初めは10~20ml程度から始め、徐々に量を増やし、最終的には1日当たり300~400ml程度を目安とする

いかがでしたか?日本人は乳糖不耐症の方も多く、牛乳を避けているという方も多いでしょう。しかし牛乳は栄養素が非常に豊富で、毎日飲んだ方がよい食品でもあります。

乳糖不耐症も大人になると治ることも多いですから、久しぶりに飲んでみるのも良いのではないでしょうか。

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