牛乳を飲むとおなかがごろごろしてしまって困ってしまった経験はありませんか?そもそもどうして牛乳を飲むとおならが出そうになったり、下痢をしてしまう人がいるのでしょうか?今回の記事では牛乳が私たちのおなかをゆるくしてしまう原因や対処法を説明しますね!
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目次
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牛乳を飲むとおなかがごろごろ
おなかがゴロゴロしてしまう原因
牛乳を飲んだ後におなかをゴロゴロさせてしまう原因の主なものとして「乳糖」が関係しています。私たち日本人にはこの乳糖を分解する「乳糖分解酵素(ラクターゼ)」が少ない、もしくは働きが弱いため分解できずにおなかがゆるくなってしまうのです。
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乳糖不耐症って?
ほとんどの人たちは牛乳を飲んでも、ちょっとおなかがゆるくなる程度で治まりますが中には激しい下痢を起こす症状が出る人もいます。この乳糖が分解できないことで起きる症状を「乳糖不耐症」といいます。よく噂で、「日本人は乳糖不耐症になる人がほとんどだ!」という話を耳にしますが、実は日本人でもそれほど多くはありません。
<牛乳を飲んでおなかが調子悪くなるかの調査>
- いつもそうなる 7%
- いつでもではないがなる 13%
- たまになる 29%
良い腸内細菌を持っていれば乳糖をしっかり分解できる!
牛乳に含まれる乳糖が小腸で分解されない場合でも、大腸の「腸内細菌」が良いバランスで整っていれば、乳糖をしっかり分解してくれることがわかっています。乳酸菌やビフィズス菌などの体に良い腸内細菌をしっかり取り入れることができれば、牛乳の健康被害は防ぐことができますよ!言い換えれば、牛乳を飲んでおなかが緩くなってしまう人は腸内細菌の環境が悪いとも言えますのでこの機会に、良い腸内細菌を増やす「腸活」をしてみてはいかがでしょうか!
おならが溜まるのはなぜ?
乳糖が分解されずに大腸に運ばれてしまうと、腸内細菌が乳糖を分解してガスを出します。これがおなかゴロゴロの原因ですね。ガスがたまりすぎると水分が吸収しにくくなってしまうので下痢になることがあります。
おなかがゴロゴロしない方法ってあるの?
牛乳を飲んでいつもおなかがゆるくなってしまう人は一生そうなのかというと、実は対策することができます。それは「牛乳を飲む習慣をつけること」。日本人はもともと牛乳を飲む習慣がなかったので、乳糖を分解する酵素があまり多くありません。ですが自発的に牛乳を飲む習慣をつけることで、乳糖分解酵素を増やすことができるといわれています。
はじめは少しの量から初めて、少しずつ増やして毎日飲むことで乳糖分解酵素が活性化され牛乳が飲めるようになります。牛乳の栄養素といえばカルシウムですが、牛乳は他の食品に比べて特にカルシウム吸収率が群を抜いて高いのです。少量からゆっくり飲んでみて体を慣れさせてみてくださいね!
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おなかがゆるくならない7つの対処法
では最後に、おなかゴロゴロを防ぐ牛乳の飲み方を紹介しますね!簡単にできるものばかりなので、できるところから始めてみてください。
<おなかゴロゴロを防ぐ方法>
- ①一度にたくさん飲まずに分けて飲もう!
- ②牛乳は冷たいままでなく、温めて飲もう!
- ③乳糖があらかじめ分解された牛乳を選ぼう!
- ④乳糖があらかじめ分解されたヨーグルトやチーズを選ぼう!
- ⑤できるだけ毎日牛乳を飲んで、体を慣れさせよう!
- ⑥空腹の時間に牛乳を飲むのは避けよう!
これだけ気を付ければ、だいぶおなかのゴロゴロは防ぐことができますよ!ちょっと工夫するだけできそうですよね!
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まとめ
この記事をまとめると
- 牛乳を飲んでおなかがゴロゴロする人はそこそこいる!
- 日本人は乳糖分解酵素の働きが弱い人が多い!
- 少量から慣れさせていけば、おなかゴロゴロしないで飲めるようになる!
このように食品についての幅広い知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧になってくださいね!
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