牛乳は下痢を引き起こす?お腹が痛くならない方法や対処法を紹介します!

皆さんは牛乳はお好きですか?私は牛乳が大好きでほとんど毎日飲みます。皆さんも牛乳をそのまま飲んでいないかもしれませんが、料理で使われているものを口にしたりなどほとんど毎日どこかで口にしているのではないでしょうか?牛乳は美味しいのですが、たまにおなかを壊してしまったり、下痢になってしまったりすることってありますよね。今回の記事では牛乳を飲むとなぜおなかの調子が悪くなることがあるのかについて解説してきます。

スポンサードリンク

牛乳とはどんな飲み物?

【2020年】牛乳の生産量ランキング!日本ではどの県が多い?

牛乳は、牛の乳汁でカルシウムが豊富な白い飲み物です。日本では、成分を調整していないものと定義されており、成分は無脂乳固形分8.0%以上、乳脂肪分3.0%以上とされています。また、細菌数を減らすため摂氏63度で30分間の加熱殺菌を行い標準平板培養法で1ミリリットル当たり50,000以下、大腸菌群が陰性である必要があります。バターやチーズ、ヨーグルトの原材料となるため牛乳は世界中で好まれている飲み物です。

スポンサードリンク

牛乳コップ1杯(150g)あたりのタイトルとカロリーと糖質は?

  • カロリー:104kcal
  • 糖質:7.2g

ちなみに牛乳100g当たりだとカロリーは69kcalとなります。

牛乳コップ1杯(150g)あたりの主な栄養成分

牛乳の栄養成分を以下の表にてまとめました。是非、チェックしてみてくださいね。

塩分 0.2g
たんぱく質 5.0g
脂質 5.7g
炭水化物 7.2g
カリウム 225mg
カルシウム 165mg
ビタミンA 57μg
ビタミンB2 0.23mg
ビタミンB12 0.5μg
コレステロール 18mg

スポンサードリンク

牛乳はおなかに悪いの?

おなかが緩くなってしまう原因

下痢・腹痛

下痢・腹痛

牛乳を飲むとおなかがゆるくなってしまう原因の主なものとして、牛乳に含まれる糖質の「乳糖」が影響を与えているといわれています。私たち日本人は昔から牛乳を飲んでいたわけではないので、実は乳糖を分解する「乳糖分解酵素(ラクターゼ)」の働きが弱いと言われています。

牛乳を飲んでおなかが調子悪くなるかの調査

  • いつもそうなる 7%
  • いつでもではないがなる 13%
  • たまになる 29%

このようなかんじで牛乳を飲んだ人の約50%の人は、いつも~たまにおなかがゴロゴロするようです。

スポンサードリンク

乳糖を分解できないとどうなるの?

乳糖は乳糖分解酵素によって小腸で分解されるのですが、その酵素が上手く分解できずに大腸まで運ばれてしまうと水分を多く含んだまま排泄されてしまうのです。これが牛乳を飲むと下痢になったり、おなかがゆるくなる真相というわけですね。

スポンサードリンク

乳糖不耐症とは?

下痢・腹痛

牛乳を飲むと調子が悪くなる症状に「乳糖不耐症」という名前がついているのはご存じですか?乳糖不耐症とは牛乳を飲むとおなかにガスがたまったり、ゴロゴロするなど深い症状が現れることの総称をいいます。昔からありますが、病気ではないので心配しないでくださいね

良い腸内細菌を持っていれば乳糖をしっかり分解できる!

牛乳に含まれる乳糖が小腸で分解されない場合でも、大腸の「腸内細菌」が良いバランスで整っていれば、乳糖をしっかり分解してくれることがわかっています。乳酸菌やビフィズス菌などの体に良い腸内細菌をしっかり取り入れることができれば、牛乳の健康被害は防ぐことができますよ!言い換えれば、牛乳を飲んでおなかが緩くなってしまう人は腸内細菌の環境が悪いとも言えますのでこの機会に、良い腸内細菌を増やす「腸活」をしてみてはいかがでしょうか!

腸内細菌って?
ヒトの腸管、主に大腸には約1000種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌(腸内細菌叢(そう)や腸内フローラとよばれます)が生息しています。腸内細菌は、善玉の菌と悪玉の菌、そのどちらでもない中間の菌と、大きく分けて3グループで構成されています。これらの菌は互いに密接な関係を持ち、複雑にバランスをとっています。体の健康には、腸内にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が占める割合を増やすことが重要です。善玉菌を増やすオリゴ糖や食物繊維を十分にとって、同居人である腸内細菌と協同して健康を作ることが大切です

悪玉菌と善玉菌
悪玉菌は、たんぱく質や脂質が中心の食事・不規則な生活・各種のストレス・便秘などが原因で腸内に増えてきます。腸内細菌は肥満、糖尿病、大腸がん、動脈硬化症、炎症性腸疾患などの疾患と密接な関係があり、これらの患者の腸内細菌は健常者と比べて著しく変化していることが知られています。一方、健康的な腸内細菌は、ビフィズス菌や乳酸菌(正確には乳酸桿(かん)菌)などの善玉菌が優勢であり、その他の菌ができるだけ劣勢である状態です。善玉菌は乳酸や酢酸などを作り、腸内を酸性にすることによって、悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にし、食中毒菌や病原菌による感染の予防や、発がん性をもつ腐敗産物の産生を抑制する腸内環境を作ります。また善玉菌は腸内でビタミン(B1・B2・B6・B12・K・ニコチン酸・葉酸)を産生します。さらに善玉菌の体を構成する物質には、体の免疫機能を高め、血清コレステロールを低下させる効果も報告されています。※引用eヘルスネットホームページ

スポンサードリンク

下痢を防ぐ方法!

温めて少しずつ飲む

人間の体は温かいものの方が分解・吸収されやすい構造になっています。なので冷たい牛乳ではなく、あたためたホットミルクを飲むと乳糖の分解が促進されて下痢になるのを防ぐことができるのです。

乳糖が分解されている牛乳を選ぶ

最近の牛乳では、乳糖があらかじめ分解された「乳糖分解乳飲料」や「スキムミルク」といった商品が販売されています。これは製造する中で、乳糖が体に吸収されやすく分解されているものなので、乳糖分解酵素の働きが弱い日本人でも安心して飲むことができるのです。

ヨーグルトやチーズで慣れされていく

ヨーグルトやチーズは牛乳を加工して作られた食品ですよね。ヨーグルトは乳酸菌を加えて発酵させて、乳糖を分解しています。チーズは製造過程でほとんどの乳糖は取り除かれているので、牛乳よりも乳糖が少ないのです。乳糖分解酵素は食べ続けると、働きが強くなってくるといわれていますので始めはヨーグルトやチーズを食べて体を慣れさせていく方法もアリですね!

スポンサードリンク

まとめ

この記事をまとめると

  • 牛乳で下痢をしてしまう原因は「乳糖をしっかり分解できていない」から!
  • 牛乳でおなかの調子が悪くなってしまう人は腸内環境が乱れている証拠!?
  • 温めて飲んだり、スキムミルクを選ぶとおなかの調子が悪くなりにくい!

このように食品についての幅広い知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧になってくださいね!

スポンサードリンク