牛肉アレルギーは大人にも出るの?食物アレルギーってそもそも何?原因は?

皆さんは食物アレルギーをご存じですか?まったく関係ない人もいるなかで、この食物アレルギーに悩まされている人も多いのです。今回は牛肉アレルギーにフォーカスして、食物アレルギーとはどういったものなのか紹介していきます。

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そもそも食物アレルギーって何?

食べ物が原因の免疫反応

食物アレルギーは子供から大人まで幅広い世代で見れられる、食品を食べてから様々な症状が体に現れる免疫反応のことをいいます。原因は私たちが毎日口にしている「食事」なので、日々の体の調子に気を配らなければ発見することも難しいのです。

食物アレルギーの仕組みは?

アレルギー

引用:miraizaidan.or.jp/allergy/anaphylaxis.html

特定の食べ物を食べることで体の免疫システムが過敏に働き、様々な症状が現れます。原因物質は「食品に含まれるタンパク質」です。体が特定のタンパク質を異物だと認識すると、体中にある免疫ある免疫機構が反応してしまい様々な症状が出てしまうのです。

アレルギーの中で多いのは?

アレルギー

アレルギーの原因食物として、日本では3分の2を占めるのが「」「牛乳」「小麦」です。特に卵のアレルギーは全体の約40%とも言われています。今回取り上げている牛肉などの肉アレルギーは食べ物アレルギーの中では非常に少なく「珍しいアレルギー」なのです。これは牛や鶏などの筋肉構造が人間と似ているので、免疫反応が出づらいのではないかと考えられています。

結構珍しい肉アレルギーとは?

肉アレルギーの特徴

アレルギー

牛肉や豚肉、鶏肉のアレルギーは発症例が比較的少ないといわれており、肉類すべてが食べられないといった人はめったにいません。アトピー性の皮膚炎や他の食物アレルギーを持っている人に発症するケースが多く、「即時型」といわれる「食べ物を食べてすぐにアレルギー反応がでる」ケースは非常に稀です。

牛肉アレルギーの人が注意すべき食品

牛肉をはじめとした様々な肉類は出汁やエキス、パウダー、ブイヨンなどはっきりと形が見えにくいもので様々な料理や食品に使われていることがあります。調味料やお菓子などにも多く使われているため、アレルギーが心配な方は原材料をチェックしてから使用するようにしましょう。

気を付けるべき食品例

  • 調味料
  • お菓子
  • カレールー
  • スープの素
  • カップラーメンの粉末スープ
  • ポテトチップス

加熱すれば食べられる!というのは間違い

ダメ

食物アレルギーに関して「きちんと加熱すればアレルギーを持っている人も食べることができる」と考えている人がいるようですが、それは間違いです。アレルギーの原因になるたんぱく質は、加熱したり体内の強い酸性に触れても簡単には壊れないことがわかっています。

実は卵の場合、生卵はダメでも加熱卵は食べられるといったケースがあります。そのようなケースは稀なのですが、こういった例があるので火を通せば大丈夫と思ってしまう方が多いのです。食物アレルギーを持っていることがわかったら、その食品はどんな状態であっても食べないようにしましょう。

アレルギーの診察は何科に行くと良いの?

アレルギーの影響を疑った場合は、何科に行けばいいのか分かりづらいですよね。基本的には症状に合わせた診療科の受診を行えばよいのですが、それぞれの特徴をお伝えしますね!

耳鼻科/耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科は、鼻、耳、のどを専門的に診る診療科です。食べ物を食べた後に「くしゃみ・鼻みず・鼻づまり」という鼻炎症状がとくに気になる場合は、耳鼻咽喉科を受診するのがおすすめです。症状を伝えると、基本的にアレルギーの検査を受けることができます。

小児科

子どものアレルギー症状、花粉症なら小児科で診てもらうのがベストです。薬の選び方や、対応の方法、緊急時の対応も大人と異なる場合が多いので、子どもの場合は専門医に診てもらいましょう。長く診てくれているかかりつけの小児科があるなら、まずそこに相談してみましょう。

内科

内科は15歳以上の人が対象で、「ケガの治療や手術などの外科的な治療が必要ない病気のほとんど」を診療します。内科、外科という言葉ななんとも分かりづらさがありますよね。体を切ったり縫ったりせずに治してくれそうだなぁと思ったら、内科でOKです。風邪や体内の不調の治療などが内科の領域ですが、アレルギーの一種である花粉症も範囲内なので、内科でアレルギー症や花粉症の治療を行っている人はたくさんいます。

眼科

眼科は目とその周辺のまぶた、目の筋肉、涙に関する器官を専門的に治療します。食物アレルギーで、「目」に異常が出てきた方は眼科での受診がおすすめです。例を挙げるとしたら「目のかゆみ、充血、流涙、目やに、まぶたの腫れなど」の症状がある場合ですね。アレルギーの処方薬でステロイド点眼薬を使用する場合は、眼圧が弱くなってしまうケースもあるようです。定期的に眼科に受診し眼圧検査をおこなってチェックしてもらいながら治療していくのが良いでしょう。

アレルギー科

あまり聞き馴染みのない診療科目ですが、「重篤な場合」はアレルギー科の受診がおすすめです。文字通りアレルギー性疾患を専門的に盛る診療科なので、アレルギー専門医が常駐しているのが特徴です。クリニックの名前に「~アレルギークリニック」とあったり、診療科目に「アレルギー科」と掲げているところの多くはアレルギー専門医が診療を行っています。アレルギーや花粉症に対する治療は、「診療ガイドライン」という、治療の流れややり方のルールブックがありますので、どの診療科でも大きく変わることはありませんが、症状が重い場合などは、アレルギー専門医がいるアレルギー科を受診するという選択もあります。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 食物アレルギーは食べ物に含まれるタンパク質に体の免疫機能が反応してしまう事
  • 牛肉アレルギーなどの肉アレルギーを持つ人はかなり珍しい!
  • 加熱したらアレルギーがでなくなる!というのは嘘!

今回のように食材についての幅広い知識を紹介しています。他にも様々な記事を掲載していますので、ご興味のある方はぜひご覧いただければと思います。

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