牛丼を翌日(1日~2日)も放置した!消費期限は何日?腐るとどうなる?

早い・安い・旨いが代名詞である牛丼は、庶民の強い味方。でもせっかく買った牛丼を食べ切れずに残してしまった場合、いつまで食べることが出来るのか明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。店舗で調理した牛丼は、普通の食材とは食べられる期限が大きく異なります。

  • 牛丼が食べられる期限はいつまで?
  • 牛丼が腐った場合の特徴
  • 牛丼の正しい保存方法

今回はこちらについて詳しく解説します。

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牛丼の消費期限は?

牛丼と聞いて最初に思い浮かぶのは、やはり大手チェーンのテイクアウト牛丼ではないでしょうか。ここでは吉野家・まつ家・すき家の3社で販売している牛丼の消費期限について調査してみました。

消費期限

結論から言うと、3社全てにおいて牛丼の消費期限は加工(盛り付け)から2時間後と設定されています。これは、購入した人が店舗での受け取り後にどのような移動を経て牛丼を食べるのかが明確でないため、敢えて短い時間を消費期限として設定しているものと推察します。

なお、消費期限とは、製品が腐敗したりすることなく安全に食べることが出来る期限の日付のこと。賞味期限と違い、消費期限を超過した食べ物を食べると食中毒などが発生するリスクが高くなります。そのため、消費期限は賞味期限よりも短い期限が付けられているという特徴があります。

消費期限が付けられる主な製品としては、

  • コンビニ弁当(牛丼などのテイクアウト含む)
  • パン
  • 生菓子

    など、いわゆる足の早い食品が挙げられます。

常温だと何日まで持つ?

テイクアウト牛丼に設定された消費期限は、前述の通り2時間となっています。この牛丼を常温で放置した場合、何日まで持つかは放置する場所の温度によって異なります。

具体的には、真夏のエアコンの掛かっていない室温(例として30℃)であれば、半日も持たずに牛丼は腐敗します。その一方で、真冬の室温で(例として5℃)あれば、おそらくは1日経過しても問題なく牛丼を食べることが出来るでしょう。

しかし、安全を考えるのであれば例え真冬であっても常温で放置された牛丼を食べることはお勧め出来ません。万一食中毒などが発症した場合も消費期限を過ぎている以上は、牛丼チェーン店に責任を求めることは出来ませんので注意が必要です。

賞味期限は?

牛丼チェーン店で購入する出来立ての牛丼と異なり、レトルトパックや缶詰としての牛丼には消費期限の代わりに賞味期限が記載されています。

製品種別 賞味期限
レトルトパックの牛丼 約1年
缶詰の牛丼 約2年

賞味期限とは、製品の品質が保たれる目安の期間のことであり、長く日持ちする食品に記載されます。なお、レトルトパックや缶詰の牛丼は、工場での製造工程において「加圧加熱殺菌」と呼ばれる工程を経て製品化されています。

 

加圧加熱殺菌を行うことで、目に見えない程の小さな菌を全て死滅させることが出来ます。こうすることで、常温でも長期間の日持ちが可能になるのです。

なお、消費期限と賞味期限それぞれの目的をまとめると以下の通りとなります。

期限名称 目的
消費期限 安全に食べられる期限
賞味期限 美味しく食べられる期限

このように2つの期限は、付ける目的が全く異なるのです。

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牛丼が腐ったらどうなる?

腐ってる・臭い

いざ、牛丼を目の前にして「なんだかいつもと違う…」と感じたら、それは牛丼が腐敗しているサインかもしれません。ここでは、牛丼が腐ったらどんな特徴が出るのかを解説します。

臭い

牛丼が腐敗した場合、最も特徴的なのは臭いです。鼻を刺すようなツーンとした臭いがした場合は腐敗が進行していると考えても良いでしょう。

粘り気

箸で牛丼を持ち上げたとき、糸を引くような粘り気が合った場合も同様に腐敗が進行しています。この場合、牛丼に細菌が爆発的に増殖していることが考えられます。

カビ

牛丼の表面に白くフワフワとした綿毛のようなものが発生していたら、それはカビが発生しているサインです。一部分を取り除いたとしても、カビの菌糸は思った以上に周囲に根を張っている場合がありますので注意が必要です。

牛丼を食べる際は、これら腐敗のサインを決して見逃さないようにすることが大切です。上記のうち1つでも発生した場合は、牛丼を食べることで食中毒による嘔吐や下痢などを発症するリスクが高くなります。絶対に食べずに廃棄するようにしましょう。

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牛丼は冷蔵が冷凍で保存

保存・日持ち

どうしてもテイクアウトした牛丼を余らせてしまった場合は冷蔵または冷凍保存がおすすめです。手順をしっかり守り正しい保存期間内で食べ切るようにしましょう。

保存方法

冷蔵保存

  1. 粗熱を十分に取って冷ます
  2. 牛丼の具とつゆ、ごはんに分ける
  3. それぞれを密封容器に入れてしっかりと封をする
  4. 冷蔵庫に入れて保存する

冷凍保存

  1. 粗熱を十分に取って冷ます
  2. 牛丼をそのまま密封容器に入れてしっかりと封をする
  3. 冷凍庫に入れて保存する

保存期間

牛丼は、冷蔵保存で約2〜3、冷凍保存では約1ヶ月保存が可能です。ただし、どちらの保存期間もあくまで目安となるので食べる前には必ず香りや外観を確認しましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 牛丼の消費期限は極めて短い2時間として設定されているものが多い
  • レトルトパックや缶詰などは加圧加熱殺菌が行われているため長い賞味期限が設定されている
  • 牛丼は腐敗すると臭いや外観に異常が発生するため、見逃さないように注意する必要がある
  • 牛丼は冷蔵・冷凍共に保存が可能だが、それぞれ目安となる保存期間が異なる

いかがだったでしょうか。

とにかくお手軽に手に入れることが出来る牛丼は、その分食べる機会も多くなります。食べる際は出来るだけ短い時間で食べることを心がけるようにすれば、その分安全に牛丼を楽しむことが出来ますよ。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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