昔からある魚肉ソーセージ。手軽に食べられますが加工食品だし、体に悪いというイメージもあります。実際、本当に体に悪い食べ物なのかを調べてみました。今回は、
- 魚肉ソーセージが体に悪いと言われる理由とは?
- 魚肉ソーセージの栄養成分・カロリーは?
- 魚肉ソーセージを選ぶポイントは?
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目次
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魚肉ソーセージが体に悪いと言われる理由
魚肉ソーセージは戦後の食糧不足の時代に誕生した水産加工品で、現在では大手の水産加工品製造メーカーがメインとなって作っています。魚がメインのソーセージなので体に良いと思う方が多いと思いますが、一方で、加工食品は体に悪いという声もあります。気になる添加物と塩分、大腸がんのリスクについて調べてみました。
添加物
魚肉ソーセージには、気になる添加物が3つ含まれています。
- 着色料
- 亜硝酸ナトリウム
- リン酸ナトリウム
塩分が多め
魚肉ソーセージ1本(70g)に対して、塩分が1.4gあります。1本食べると1日あたりの塩分摂取量の1/5を摂ったことになります。さらに子どもの場合、年齢によって異なりますが1日の約30~50%の塩分を摂取したことになります。塩分は摂り過ぎるとむくみや高血圧につながる危険性があります。
お子さんにおやつとして与える場合は、年齢によっては半分にしたり、1本食べたら他の食事で塩分を控えるなどして気をつけましょう。
大腸がんのリスクはある?
魚肉ソーセージに含まれる亜硝酸ナトリウムは、発色剤として使われる食品添加物で食中毒やO-157を予防するために使われています。その一方で亜硝酸ナトリウムは大腸がんになるリスクが高いとされる物質です。亜硝酸ナトリウムは、肉類に多く含まれるアミンという物質に反応してニトロソアミンという発がん性物質に変化します。
現時点で科学的根拠がないために使用禁止とはなっていませんが、いずれにしても毒性が高い物質であることに違いありませんので、摂取する量には十分注意しましょう。
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魚肉ソーセージの栄養成分・カロリーは?
栄養成分一覧
エネルギー 158kcal
タンパク質 11.5g
脂質 7.2g
炭水化物 12.6g
食塩相当量 2.1g
ナトリウム 810mg
コレステロール 30mg
カリウム 70mg
鉄分 1.0mg
豊富なタンパク質やDHA
原料はスケトウダラのすり身が主流でしたが、健康ブームの影響で赤見魚のDHAやEPAといった機能性成分が注目を浴びるようになり、近年はマグロ、アジ、イワシ、サバなどの赤身魚も使われるようになっています。
DHAやEPAは中性脂肪を下げる働きがあり、中性脂肪や健康面が気になる方は積極的に摂りたい栄養成分です。また、魚肉ソーセージには良質なタンパク質も豊富に含まれていて、筋肉を作り基礎代謝を上げることになるため、ダイエット中の方や筋トレ中の方におすすめです。
カロリーは控えめ
魚肉ソーセージは肉類のソーセージに比べてカロリーと脂質が低く、太りにくい食べ物ということになります。ダイエット中の方は甘いお菓子の代わりに魚肉ソーセージを食べることで役に立つかもしれません。
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魚肉ソーセージを選ぶポイント
定番のおさかなソーセージから子どもが大好きなアンパンマンソーセージなど、多くの種類がある魚肉ソーセージ。近年では美味しさだけでなく健康面でも注目されています。形状が異なったり栄養素が異なったりとたくさんあって買う時に迷いますが、どういった点に注意したらよいでしょうか。
無添加のもの
最近は無添加の魚肉ソーセージも出ています。保存料・発色剤などを使わずに着色も植物由来の自然色素を使うなど、お子さんにも安心してあげられます。
塩分が控えめのもの
塩分を従来より大幅にカットした商品も出ています。高血圧や腎臓病など塩分を制限されている方も安心して食べられますね。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 魚肉ソーセージが体に悪いと言われる理由はリスクの高い添加物と塩分高めなこと
- 魚肉ソーセージはタンパク質やDHA・EPAが多くカロリー低めなのでダイエット中の人におすすめ
- 魚肉ソーセージを購入する時はは無添加・塩分控えめを選ぶ
食品添加物についてはできれば摂取しない方がいいと思いますが、現代の食生活で添加物をゼロにするのは容易ではありません。添加物を気にしつつ、必要な栄養素を摂れるよう気を付けていきたいですね。
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