グーズベリーはどんな味?酸味が強く・葡萄に似ている!栄養や用途も

皆さんは、「グーズベリー」という果物の名前を聞いたことはありますか?ご存知の方も少ないかもしれませんが、日本では北海道などの地域で栽培されている果物です。ベリーというと、すとろべやブルーベリーやラズベリーなどが思い浮かびますよね。それらに比べるとグーズベリーはまだまだ知名度が低い果物ですが、実は栄養価が満点で、知る人ぞ知るスーパーフルーツなんです!今回は、

  • グーズベリーの栽培地域
  • グーズベリーの味
  • グーズベリーの食べ方
についてご紹介させていただきます。今までグーズベリーを知らなかったという方でも、この記事を読めばグーズベリーが食べてみたくなるかもしれませんよ♪

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グーズベリーって何?

グーズベリーは、スグリ科スグリ属の落葉低木で、「グズベリー」・「セイヨウグスリ」とも呼ばれています。一言で「グーズベリー」と言っても、実は品種がいくつかあります。

グーズベリーとは

グーズベリーは北海道などの地域で栽培される果物で、ジャムやゼリーなどの加工に適しています。高さは1m前後の株なのでそれほど大きくはありませんが、栽培する際はとげがあるので要注意です。北海道で栽培されているとだけあって、耐寒性は非常に強いですが、暑さにはやや弱いです。グーズベリーの果実は青いうちは酸っぱいですが、熟すと酸味が抜けてくるので生食することもできます。そのため収穫時期によって、加工か生食か食べ方を変えるとよいでしょう。グーズベリーの種類は大きく分けて、欧州系のセイヨウスグリと米国系のアメリカスグリの2つに分けられます。

栽培方法や産地や旬

グースベリーは日本では、マルスグリやオオスグリとも呼ばれています。ヨーロッパから西アジア辺りが原産とされている低木の植物になる果実です。グーズベリーと似た植物で、レッドカラントやホワイトカラントなどがあります。しかしそれらは房状に実を付けますが、グースベリーは1個から2個の実が枝に沢山鈴なりにできます。そして、先ほども申し上げた通り枝に棘があるのも特徴の一つです。グーズベリーにはさまざまな品種があり、その実の大きさや色は品種によって緑や赤褐色など異なります。しかし大きく分けると西洋スグリとアメリカスグリの2つに分けられるのです。グースベリーという名前の由来は、アメリカの先住民が古くから、酸味の強いグーズベリーをダチョウ料理に使っていたことによるものです。グーズベリーの中でもセイヨウスグリという種類は、「うどんこ病」などの病気に弱いため、北海道や高冷地などの涼しい場所でないと栽培するのは難しいです。しかし、同じグーズベリーでも、アメリカスグリという種類は品種によっては暖かい地域でも栽培できます。グーズベリーを植える際は、午前中は日が当たり、午後は直射日光が遮られるような場所を選ぶとよいでしょう。

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グーズベリーはどんな味?

グーズベリーについていろいろなことがわかってきたと思いますが、実際に食べるにあたって1番気になるのは、その味や栄養素ですよね。以下に記載させていただきます。

グーズベリーの特徴

グーズベリーにはいくつもの品種がありますが、どの品種でも実の大きさは1cmくらいから、小さめのマスカットほどの大きさになります。そして中には小さな種が沢山入っています。

味は酸味が強く、葡萄に似ている

グーズベリーの果肉はジューシーで、実が青いうちはかなり酸っぱい味がします。しかしグーズベリーが赤く色付いて来る頃には、甘酸っぱい葡萄のような味わいになります。

栄養や効能

グーズベリーに含まれる栄養素や期待できる効果は以下になります。

  • クエン酸・・・みかんなどの柑橘類にも含まれている酸味成分で、血流の改善や疲労回復・さらには美肌効果まで、いろいろな効果があると言われています。
  • 葉酸・・・胎児の成長をサポートをしてくれたり女性に多い貧血を防いでくれたりと、妊活中の女性は積極的に取りたい栄養素の一つと言われています。
  • β-カロテン・・・老化の原因となる活性酸素の発生を抑え、しわ・やたるみなどの年齢とともに気になる肌トラブルを改善してくれると言われています。
  • カリウム・・・体内に含まれている余分な塩分を排出をしてくれるため、むくみ改善の効果があると言われています。

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グーズベリーを食べる

グーズベリーには、私たちの身体にとって嬉しい効果がたくさんあることがわかりましたね。そのため早速生活に取り入れていきたいグズベリーですが、そうなってくると気になるのはグーズベリーの食べ方ですよね。以下にご紹介させていただきますので、よろしければ参考にしてみてください。

主な用途

グーズベリーは皮が赤く色づいているものであれば熟していて酸味が弱くなっているため、そのまま生で食べてもおいしいです。しかし、まだ緑色の熟していないものは酸味が非常に強いため、生で食べることはおすすめしません。そのようなまだ熟していないグーズベリーの場合はジャムにするとよいでしょう。

おすすめレシピ

フランスではグーズベリーを魚料理と一緒に使うことが多いそうです。赤く色づいたグーズベリーは酸味が弱いため、生のままサラダやマリネの具材として使っても、料理の見栄えが綺麗になりますのでおすすめです。

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まとめ

この記事をまとめると

  • グーズベリーは日本では北海道などので栽培されている。
  • まだ熟していないグーズベリーは酸味が強いが、熟しているグーズベリーは甘酸っぱい葡萄のような味である。
  • 熟しているグーズベリーはそのまま生で食べることもできるし、まだ熟していないグーズベリーはジャムにして食べるのがおすすめ。